昼寝ネコの雑記帳

心の中のできごと

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心の中のできごとは、人間にとって一番大切なことではないだろうか。思うようにいかないことが多い世の中で、鬱症状が出たり、自閉的になったり。心が晴れないと睡眠にも影響し、体調も崩れてしまう。それほどに、心の状態は重要だと思う。

この画は、カトリ〜ヌ・笠井さんが描いてくれたものだ。「心の中のできごと」に、それもおそらくは先が見通せない何か憂鬱なことに神経が向いてしまい、名前を呼ばれても全身で反応できない昼寝ネコ。耳だけが反応している、人間だって、そんなことがあるのではないだろうか。

今日、読んだ本に、こんな一節があった。

「神が人に記憶を与えられたのは、人生の12月に、6月のバラを思い出せるようにするためである。」

ピーターパンの作者、ジェームズ・バリーの言葉だそうだ。スタンダールの作品を読むと、深い恋愛経験なくしては書けない表現が随所にある、と言った人がいる。きっと、そうなのだろう。
で、この「人生の12月に、6月のバラを」という表現は、やはり苦難を真摯に受け止めた経験がなければ、書けないフレーズではないかと思う。そんな、作者の感性に思いが及び、感動する。そして共感する。

人はそれぞれに個性が違うが、同じ感性、同じ価値観の同じ人種との出会いを探し求めている自分がいる。お互いに通じ合える言語によって、苦労を軽くし、感動を深める、そんな作品を書くことが、生きる動機になりつつあるように思う。
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# by hirune-neko | 2007-02-24 23:38 | Comments(8)

クリアホルダーと、すっかり仲良し

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なんとも、思わせぶりな画でござろう。舌なめずりをしているところを見れば、おそらくねずみのジョセフィーヌの所有物なるドーナツを、虎視眈々と狙っているのだと解釈するのが妥当なのだと思う。描いてくれたカトリ〜ヌ・笠井さんに訊かないことには、その真偽は判然としないのだが・・・。

改めて思い出してみると、やはりドーナツの生地は「ケーキドーナツ」にとどめを刺すと思うのだが、どうだろうか。「揚げあんドーナツ」というのもあって、なかなかいける。そうそう、田園都市線の宮前平という駅の構内に・・・いや駅ビルというべきか・・・ハンス・ローゼンというなにやらプロレスラーのスタン・ハンセンの親戚みたいな名前のパン屋さんがある。あそこのは「揚げあんドーナツ」で、中がこしあん。形容詞が見つからないが、よく買いに行ったものだ。想像だけで唾液腺が弛んでしまう。そうそう、宮前平駅から坂を上り、途中を右に折れた所にある・・・たしかフジベーカリーという名前だっただろうか。あそこのあんパンはこしあんで、なかなか旨かものだ。
・・・いやはや、食べ物の話しになると、もうどうにも止まらないので、これぐらいにしよう。

さて、本題はなんであったか・・・そうそう、クリアホルダーの話しだった。パソコンのハードディスクは、今では100GB単位なのでかなりの量を保存できる。しかも検索ができるので、ものぐさ人間には大変重宝するものだと思う。だがしかし、問題は書類。次々と増えてきて、ファイルしてもどこに綴じたかわからなくなる。野口悠紀雄先生発案の「超整理法」を見よう見まねでやってみて、いいかなと思ってはいるが、書類は次々と増える。今でも机の上に25センチほど積み重なっている。で、最近はクリアホルダーを便利に使っている。色のつかない透明なものを業務用の100枚パックで買い、案件ごとにまとめている。どうすれば重ならないようにきちんと管理できるかが大きな課題で、いい方法があったら是非、ご教授いただきたい。切にお願いする。

ところで、今朝mixiから返信があった。結論は、mixiとしては特定の出版物を応援することはできかねるというのだ。まあある程度は予測していたことだが、ちょっぴり残念だ。どうにかしてネットの仕組みをうまく利用し、告知に努めなければと、心新たに考えている。う〜む・・・。
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# by hirune-neko | 2007-02-23 21:25 | Comments(2)

書店経営の実情

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この画は、これまたカトリ〜ヌ・笠井さんの手になるものだ。「昼寝ネコの雑記帳」には、映画や映画俳優について何編か書いている。その「映画、好きなんです」という章のとびらに使用する画を描いてもらった。

見間違いかもしれないが、十年ほど前と較べて書店軒数が半減しているようだ。2万7千軒ほどだったのが約1万3千軒になっている。ただ、大型書店は競って出店しているため、総営業面積はそんなに減っていないのかもしれない。

運転しながら電話で(もちろんハンズフリーで)、出版業界の方に様子を訊いたが、業界全体の売上はここ数年で、数千億円もダウンしているそうだ。

やれやれ、こんな大変な時期に出版するなんて、大丈夫なのかいなと、ふと弱気になる。結局、販売をすべて書店ルートに頼るのは危険だというアドバイスで、ひと頃と較べて、柔軟な営業活動を創出しなければならないというのが結論になった。
そんなわけで今日、mixiにメールを送って助力を求めてみた。どこを探しても電話番号が記載されていなかったからだ。果たしてどんな対応になるかが楽しみだ。近刊の「昼寝ネコの雑記帳」は。いうなれば奔放なエッセイで、何編かの創作小説や創作落語も収録されている。続刊で、大人まで読んでもらえるストーリーを考えているので、第一作をなんとかそこそこの販売部数に仕立て上げ、第2ステップに駒を進めたい。舞台のチケットを売る営業に近い心境だ。
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# by hirune-neko | 2007-02-23 00:03 | 創作への道 | Comments(4)

これが「発刊案内」というものです

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新刊書を出す約一ヶ月前に、書店や図書館向けに、新刊案内のチラシを配布します。取次・書店ルートの場合はB5サイズに指定されており、費用を支払って配布してもらうんです。このチラシを見て、「ヨシ、置いてみよう」と思った書店さんは、注文冊数を記入して、取次店が回収します。左端にある「注文スリップ」のことです。
でもまあ、最近は書店さんの廃業も増えているようで、本屋さんで売るためにはいろいろな戦略が必要なようです。

ずっと以前は、本は書店の棚にあるものを手にとって吟味し、買う。それぐらいしか手段がありませんでした。ですから、大手出版社は豊富な人材、資金、売れ筋の雑誌や話題の書籍を武器に、棚を占有することができました。したがって、新刊書は読者の目に触れる機会が多く、結果的によく売れたわけです。

ところが最近はすっかり様変わり。インターネットで話題になった本が、ネット書店でどんどん売れて、つまり「電車男」に代表されるようなベストセラーが、書店の棚の占有力とは無関係に生まれるようになったのです。本当に大きな変化です。

さて、わが「昼寝ネコの雑記帳」は、どのような方法・手段によって読者の皆さんとの出会いが実現するのでしょうか。それはまだ未知数です。でも、このように「ブログ」を通して、事前に不特定多数の方に発刊のお知らせをすることなんて、まるでSF映画の世界の出来事のように、わずか5年前でも考えられないことでした。当時はホームページこそ急伸していましたが、ブログそのものはアメリカで火がつき始めたばかりでした。

この「昼寝ネコの雑記帳」は、その意味で大いなる実験なんです。私のように力も資金もない人間が、果たして出版にこぎ着けられるのか、また出版できたとしても一定数の販売が実現するのか。期待と不安が入り交じっているというのが正直なところです。でもまあ、もうサイは投げられました。希望的な観点で推移を見守っていきたいと思っています。
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# by hirune-neko | 2007-02-22 00:07 | 創作への道 | Comments(4)

歌うとき、眼に映るものは

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一昨日のコンサートは渋谷近くの「青い部屋」だった。作家の戸川昌子さんがオーナーで、地下にシャンソニエ風のバーがある。空調ダクトがむき出しの青壁の部屋で、一番奥にステージがあり、グランドピアノがある。

1部と2部の2ステージで、知人はいずれもトップバッター。もともとクラシックの声楽家で、選曲はカンツォーネに焦点を当てていた。その後は二人の女性で、シャンソン、ブラジリアン、歌曲などを歌い、最後に戸川昌子さんが登場。

ふと思った。ヴォーカリストの方は、歌うとき自分の眼に何が見えるのだろうか。目の前の聴衆の顔を眺めていたのでは、イメージがふくらまず感情も移入できないだろう。しかし、数十人の聴衆を前にして緊張感を払拭し、自分だけの世界に没入するには、やはり相当数の場数を踏まなければ難しいのではないだろうか。

戸川さん一部の最後の曲はシャンソンで「人生哲学」という作品。ベッドの中で他の女性の名前を呼んでしまったときはどうするか。さあどうする・・・と、運悪く一番前列に座ってしまった私に迫ってくる。平気で曲を中断して、おしゃべりし、そして突然また曲に戻る。ピアニストは、よほど慣れていないと、戸惑うだろうな、というステージだった。途中で、次の曲はなんだっけ?と伴奏者に訊くのもご愛嬌だった。
2部の戸川さんは、ご自身の作詞になる「お貞・恨み節」という、阿部貞をモチーフにした壮絶なシーンを明るく歌う。小林亜星さんの作曲だそうだ。で、アズナブールを3曲歌いますとおっしゃったにもかかわらず、2曲でフィナーレ。挨拶の途中で1曲歌い忘れたのを思い出し、カーテンコールで後ろに並ぶ他の出演者を従えて、堂々と最後の1曲を歌った。
アズナブールの「ラ・ボエーム」が歌われ、涙腺が弛んでしまった。

で、標題に戻るが、戸川さんは歌っている最中、数々の・・・数え切れないエピソードをふくらませて、文字通り「歌は語れ」を地でいっている。ステージを観ていて、越路吹雪、淡谷のり子、深緑夏代のお三方がダブった。歌心のある、存在感のあるステージだった。

そうそう、この画もカトリ〜ヌ・笠井さんが描いてくれたもので、出版準備中の「昼寝ネコの雑記帳」には使用しないことになったのだが・・・線画ではなく色鉛筆で描いてくれた方に統一することにしたため・・・もったいないと思い、紹介させていただく。
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# by hirune-neko | 2007-02-21 11:51 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(4)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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