人気ブログランキング | 話題のタグを見る

昼寝ネコの雑記帳

思い切って仕事を離れ、自宅入院してみた


Astor Piazzolla- Moderato Místico (Concierto para Bandoneón)

いつもクリックを有難うございます。励みになっています。


 花粉症が思ったより重症で、しかもなかなか治まらない。集中力も思考力も分断される状態が続いているので、今日は土曜日でもあることだし、思い切って自宅内入院してみることにした。入院といってもなんのことはない。布団から出ずに、じっと心身を休めようとするだけだ。投薬も手術もなく、見舞い客もない実に静かな入院生活だ。・・・そうだ、たまには肉体を休めるために断食しようと思い立ち、コップ1杯の水とクエン酸の顆粒1包みを飲み、あとは夕方まで断食した。そんなに空腹は感じなかった。

 しかし生来の貧乏性のせいで、布団の中で何もせずにじっとしていることが苦痛に感じられる。そこで久しぶりに、ジャック・バウワーと対面することにした。見始めるととなかなか止まらないという、厄介なTWENTY FOURである。シーズン1から夢中になって観ているのだが、途中で何度も中断しシーズン8のエピソード6からの再開となった。世界一の視聴数といわれるだけあって、脚本も俳優もなかなかできがいい。さすがプロの作品だと、いつも感心している。ストーリーだけでなく、国家安全保障に関わる各機関が登場し、ホワイトハウス、国際政治・外交など、疑似体験をすることができる。登場人物の個人的な過去の傷や葛藤などが、伏線として巧みに絡み合い、観る側を飽きさせず最後まで引っ張る力は大したものだ。敬服さえしている。

 テロリスト相手の緊迫したシーンが続くので、こちらも集中力が途切れずに、ついつい次々と観てしまう。現金なもので、夕方から宗教講話の動画を閲覧したのだが、気がついたら何度も眠りに落ちてしまっていた。

 視野全体が、連続する実務的な案件で埋め尽くされていると、自分自身や世の中のことを冷静・客観的に見るのが難しくなってしまうと感じる。長期構想や戦略的構想を視野に入れる余裕がなくなってしまう。何事も一朝一夕に局面を変えることはできないのは理解している。根気よく地道に努力していると、少しずついろいろな実務的な技術を習得し、スキルが身につくのだろうと、楽観的になり、気長に考えるしかない。

 あくまでも体感による印象でしかないのだが、年中仕事に追われ、頭と神経だけを酷使していると、代謝が落ちて内蔵機能も低下するような気がする。何かで読んだが、ビル・ゲイツやザッカーバーグなどの、いわゆる成功者たちは激務にも拘わらず、一日7〜8時間の睡眠時間を確保しているそうだ。なるほど、睡眠時間の長さも成功の鍵なのだ。目の前の仕事だけで脳内を占有されず、閃きを見逃さないためにも脳内の余力を大切にしなくてはいけないのだろう。

 今日の入院生活のおかげで、花粉症の症状が大幅に改善されたようだ。肉体だけでなく、ときには脳や神経も弛緩させることが必要なのだと、改めて実感している。


いつもクリックを有難うございます。励みになっています。


# by hirune-neko | 2018-04-08 00:15 | 心の中のできごと | Comments(0)

我が心の郷愁・・・と訳してもいいのではないだろうか


Bill Evans Trio - Haunted Heart

いつもクリックを有難うございます。励みになっています。


 ビル・エヴァンスが演奏するこの曲「Haunted Heart」は、最近初めて耳にした。何度聴いても心に残る演奏なのだが、Hauntの意味が分からず、Google翻訳で調べてみた。すると、「幽霊」という訳が表示された。幽霊の心?そんなはずはないと思い、もう少し調べてみた。新たに「出没」「旧遊の地」という訳を見つけた。遠い以前に旅行した場所、という意味のようだ。では、私の勝手な意訳だが、「我が心の郷愁」と訳してもいいのではないだろうか。

 昨日に引き続いて花粉症の症状が重篤だ。クシャミと鼻水が止まらない。こんなときは集中力だけでなく、自信や自制心も大きく損なわれることを実感している。記憶も大きく後退し・・・少なくとも数十年は後退し、周りから距離を保っていた頃の心情に戻っているのに気づいた。ある意味では懐かしい、文字通り我が心の郷愁である。

 こんな時にはさらに、目の前に現実を突きつけられた思いがする。つまり、自分がすでに若くはないこと、いつなんどき機能が停止してしまうかしれないこと。それらが漠然とした不安感を伴って忍び寄ってくる。

 考えても意味がないことだといわれればそれまでだ。しかし、ときどきこのようにして、自分の原点、スタートラインに戻り、自分を客観視することがある。これ以上前進することを止め、このまま足許の地中深くに埋もれた方がいいのかと感じることもある。これが一過性の花粉症だからまだいい。癌や内科系の重篤な病で、快復の見込みが薄いと宣告されたら、それでも戦闘意識を維持できるだろうか。かなりの精神力を要することであり、そのような状況に置かれてみないと、なんとも予測が立たない。

 弱り果てたときでも、このようにブログ上で心情を吐露することができて、とても有難いことだと思う。漠然としたイメージや心象を言葉に置き換えるには、脳内のどこかの部分を覚醒させなければならない。

 しかし、音楽を聴いていると、自然に心を開き受け入れることができる。選曲する演奏がその日によって異なるのは、自分自身の精神状態が日によって微妙に異なるからだと実感している。

 明日の私が、今日の私より成長していることを願っている。もっと寛容であり、自制心が増し、気力と集中力が増しているよう願っている。


いつもクリックを有難うございます。励みになっています。


# by hirune-neko | 2018-04-07 00:14 | 心の中のできごと | Comments(0)

特異な出版形態に移行し、なおも刊行を重ねる反逆の出版人


Piazzolla - Resurreccion del Angel - Resurrection of the Angel

いつもクリックを有難うございます。励みになっています。


 あらかたの出版社では、出版企画を検討する際に、売れるか売れないかという判断で出版の最終決定をしているのではないだろうか。売れない本を出し続けていたのでは、経営的に致命傷を負ってしまうのだから、それは理解できる。

 その一方で、社会がどのような書籍を必要としているか、という基準で企画を考え、販売に苦戦しそうな場合でも、営業努力でなんとか売ろうとする出版姿勢の出版社も存在する。ひと昔前の手法ではあるが、取次の仕入れ担当者の所に足を運び、販売力のありそうな書店を中心に、委託販売でそれなりの冊数を流してもらうようお願いする。また、主要な書店の仕入れ担当者や棚担当者に会い、平積みをお願いする。さらには、様々の新聞や雑誌に対し、書評掲載のお願いをするのが一般的だった。しかし昨今では、インターネットが圧倒的な情報発信力を持つため、さらにはAmazonに代表されるネット書店の販売力が増大しているため、出版営業の手法もそれなりに変化を遂げているようだ。

 一方、政治色の濃い出版物で、アンチ左翼の書籍だと、左翼勢力が書店に押しかけ販売妨害を行ったり、あるいは抗議行動、果てには訴訟に至る場合もある。かように、公の書籍としてISBNコードやJANコードを付して刊行する場合には、それなりの法律的な制約を受け、抗議や販売妨害などの実力行使を受ける可能性が高まる。

 最近の例だと、「余命三年時事日記―共謀罪と日韓断交」や「余命三年時事日記 外患誘致罪」をはじめ、一連の「余命三年時事日記」シリーズの出版元となった青林堂には、街宣抗議活動が行われたり、雇用状態に関連する訴訟も行われたりしたようだ。

 そこで、余命プロジェクトチームは、種々の制約を回避するため、書籍の公刊という路線を変更し、同人誌あるいは会員向けの会報誌という出版手法を選択した。すでに2冊が刊行されているが、このたびさらに、2冊の新刊書を発行することになったようだ。

 ブログ・余命三年時事日記は、目的ブログを自称している。余命初代かず先生から現在の余命ブログ主に至るまで、一貫して秘匿されてきた「事実・実態」の開示を行い、「日本を取り戻す」ことを目標に掲げて情報発信活動を続けてきている。そして出版活動の目的は、啓蒙と活動資金の確保だと主張している。つまり、リスクを負って出版活動を行い、情報を開示しつつ今後の継続的な活動資金を確保する、ということになるのだろう。

 なかなか読む時間を確保できていないが、これまでの余命関連書籍はすべて購入しているはずだ。以下にご紹介する最新刊2冊も、購入するつもりだ。

 文字通り、売れそうな書籍の刊行ではなく、今の日本人にとって、そして昨今の国内外および東アジア情勢を読み解く上で、参考書となる書籍だと考えている。試しに手に取られて一読されることをお勧めする次第だ。

   *   *   *   *   *

【最新刊・余命関連書籍2冊の紹介】
特異な出版形態に移行し、なおも刊行を重ねる反逆の出版人_c0115242_00070744.png
■■■Vol.8 五十六パパかく戦えり上■■■
余命プロジェクトチーム著
四六判 216頁

はじめに
【序 章】在日と反日の牙城と化した川崎で
・行動保守カレンダー
・ヘイトデモ
・テレビはヘイトデモと決めつけた 今川崎で何が起きているか

【第1章】デモに集結した反日勢力
・石橋学(神奈川新聞記者)がやってきた
・川崎デモに反応する在日・反日勢力
・神奈川県警はデモの道路使用を許可したが、暗躍する青丘社
・川崎デモはシナリオ通りの大成功
・デモと捏造報道と朝鮮人の蛮行
・在日反日が道路を占拠、国会議員もシットイン&乱入
・川崎デモ動画が映し出すもの

【第2章】川崎からの日本再生
・デモは正当、法的にも問題はない、ヘイト扱いはおかしい
・ヘイトという表現を糺す人、ヘイト対策法を振りかざす人
・五十六パパからのメッセージと川崎デモの分析
・日本を取り戻す「日本再生大作戦」
・法律家は「威力業務妨害・道交法違反」該当と判断する

【第3章】偏向報道と在日に甘い警察
・川崎デモ報道 マスコミは一律「ヘイトデモ」と報道した
・これが国民世論の力だ! 在日に肩入れした警察官
・川崎デモ報道 メディアへの不信感
・韓国、民団、在日、司法、立法、行政の連係プレー
・神奈川県警の弁明
・報道特集雑感 有田芳生参議院議員はまるで工作員
・規制法案は「ヘイトスピーチをしてはいけない」という理念法
・川崎デモの証拠
・川崎デモ媒体資料
【付録】アンケート調査と情報リテラシー
・アンケート調査
・余命の女性軍団アラカルトから
編集後記 「余命クラウド」の底力

特異な出版形態に移行し、なおも刊行を重ねる反逆の出版人_c0115242_00072266.jpg
■■■Vol.9 五十六パパかく戦えり下■■■
余命プロジェクトチーム著
四六判 216頁

【第4章】反日メディアと外国人の政治活動
・「ヘイトスピーチ解消法」に一定の効果、見ゆ by ヤフー
・川崎デモ/大臣記者会見
・人数は少ないが声が大きい反日勢力
・電通・共同・時事通信はメディア反日3兄弟
・デモ妨害は外国人による政治活動か
・ヘイトデモを止めた「ヘイトスピーチ対策法」効果 週刊金曜日

【第5章】警察の問題点と反ヘイトの動き
・警察がデモ隊の誘導に失敗し、結果としてデモの妨害に加担した
・日本国民は在日擁護の神奈川県警を擁護できるか
・在日・反日朝鮮人の騒乱事件で多くの警察官が負傷した
・警察が何もしないからなのか、日本でやりたい放題の外国人
・川崎デモ媒体資料 ツイッター資料
・川崎デモ英文媒体資料
・川崎デモ媒体資料
・公共施設の利用を制限せよ 東京弁護士会の意見書
・民団新聞のヘイトスピーチ規制法関連記事

【第6章】告発 日本国民の正当な権利
・ヘイトスピーチと騒ぐ人々への反論
・川崎デモから見えてきた問題、官邸メール、問い合わせ
・川崎デモ現地報告
・警察不祥事の根本原因は採用時に立ちはだかる個人情報保護法の壁
・告発 紛争状態 東京地検からの返戻
・日本国民の権利行使を妨害する行為は犯罪だ
・共謀罪成立と川崎デモ告発

【第7章】民事訴訟について
・原告団と委任状について
・(参考資料)地方検察庁の幹部名簿

あとがき
委任状

   *   *   *   *   *

【上記書籍の購入は以下の記事をご覧いただきたい】
■余命三年時事日記 「2445 注文用フォーマット」■


   *   *   *   *   *

【Amazon.comで購入できる余命関連書籍】


# by hirune-neko | 2018-04-06 00:12 | インテリジェンス | Comments(0)

Modern Jazz QuartetとManhattan Jazz Quartet

Manhattan Jazz Quartett - Summertime - feat. Debby Davis

いつもクリックを有難うございます。励みになっています。


 読者のcausalさんから紹介していただいた、Manhattan Jazz Quartetと女性ヴォーカルの協演アルバム。一瞬、MJQとして知られたModern Jazz Quartetだと思い込んでしまった。まだ演奏活動をしていたのかと驚いたが、よく見たらModernではなくManhattanだった。Vocal Jazz Classicsというタイトルのとおおり、ジャズのスタンダードナンバー+ボサノヴァばかりを収録しているようだ。音楽的な偏食傾向が強い私にとって、causalさんのような音楽的趣味のいい方は、心強い味方である。ちなみにこのアルバムは、YouTubeでの再生回数が500万回を超えている。本でいえば、ミリオンセラーである。

 私がいかに身の程知らずで、アホで単細胞かを告白したいと思う。

 昨日、Amazonで何かラテン語の教材でいKindle版書籍がないか、探してみた。
全部で4冊を選びダウンロードした。そのうちの2冊のタイトルは、「ラテン語バイエル第1巻」と「ラテン語バイエル第2巻」で、ラテン語教育の大家らしいAlecxander H. Monteithという方の著作物を読み込んだ、梅谷武さんという方が日本のラテン語初学者向けに出版したものだ。歴史的背景から説き起こし、とても参考になっている。とはいっても、まだ10ページも読んでいないのだが、この先が楽しみである。

 現在の私は、まるで子どものように手当たり次第のオモチャを玩具箱に集めているようなものである。いうなれば、ミニ図書館の書架にありとあらゆる書籍を陳列することに情熱を傾けている。一体いつになったら読み始められるのか、という視点もなしに、とにかく突っ走っている。おめでたいことに、書架が本でいっぱいになったのを見て、あたかも自分にかなりの知識が具わったかのような錯覚に陥いる性格でもある。

 でもまあ、高額な絵画や美術品を買い漁っているのではなく、あくまでも純粋に知識欲を満たすための書籍購入なので、まだ可愛いものではないかと思ってはいる。あとは、寸暇を惜しんで読書時間を確保することが課題である。そのためにも、毎日8千歩を歩き、週に少なくとも2回はジムに通い、身体の代謝を上て集中力が持続するよう努力しなくてはいけないことは自覚している。自覚しているけれどなかなかできないのがまた、私らしいところでもある。

 それと、私には私なりの居直りがある。私の専門知識が何かと問われれば、迷うことなく、私には専門知識がありません、と答えるだろう。例えば、QuarkExpressのインストラクターは、あらゆる問い合わせ内容に備え、専門知識を構築している。しかし、通常の出版製作に使用する機能は限られており、QuarkExpressのインストラクターほどの知識量がなくても、単行本の入稿データを作成することはできる。逆に、知識が豊富なインストラクターが、その知識だけで有益性の高い出版企画を作れるだろうか。明らかにそれは別問題である。

 つまり、ある領域の深い専門知識がなくても、できるだけ広範囲な分野の、そこそこの理解と洞察によって、独創的な企画を立案し形あるものを構築するスキルを目指しているのだと思っている。それが私なりの居直りである。もちろん専門的な助言を得ることは不可欠なので、プロジェクトに参画をお願いすることになる。

 一人の人間に与えられた1日の時間は、どんなに頑張っても24時間でしかない。今後は、私自身が「自分独自のスキル」を高めつつ、いかにしてスタッフの教育訓練を効果的に行うかが、次のステップの課題になると思っている。いわゆる、情報組織でいうところの、情報分析官の育成である。あくまでも、個人や家庭のための情報提供機能なので、国家の情報機関とは手法とベクトルがまったく異なるのはいうまでもない。先例・前例が存在しないというのは、まさにその部分である。

 こんな年齢になってから新規案件に取り組むのは、無謀だといわれるかもしれない。しかし、ある程度の長い期間を生きてきての結論というか、絞り込まれた人生観や価値観が根底にあるので、それらは自分なりに大事に育てて行きたいと思っている。従って、人付き合いが悪く、ゴルフ、麻雀、カラオケ、温泉などが苦手なのはお許しいただきたい。


いつもクリックを有難うございます。励みになっています。

# by hirune-neko | 2018-04-04 23:38 | インテリジェンス | Comments(0)

まるで映画のストーリーのように想像力をかきたてられる


Bill Evans - Alice In Wonderland (The Complete Village Vanguard Recordings, 1961 - take 1)

いつもクリックを有難うございます。励みになっています。


 最近のインターネット情報は国際的に多岐にわたっており、想像力をかきたてられる。北朝鮮を挟み対峙するアメリカ、韓国、中国、ロシア、日本。いくつもの断片をつなぎ合わせると、スケールの大きな国際映画の大作ができるのではないだろうか。

 夕方といえど、気温の上がった一日だったので、外を歩き回ってすっかり消耗し、1時間ほど仮眠してしまった。明日までに請求書と納品書を作成しなければならないのだが、無理してこの時間から始めると、半徹夜になってしまうので、ブログを書き終えたらそのまま休むことにしたい。

 ちゃんとメモせず、記憶に頼った表現なので正確さに欠けるかもしれないが、気になった情報を箇条書きにしてみると・・・

1.北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、狡猾な「延命工作」を続けている。電撃訪中に続き、先月30日には、IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長と、平壌(ピョンヤン)で会談したのだ。平和友好ムードを演出しているが、北朝鮮は「核・ミサイル開発」放棄を一切進めておらず、国際社会をダマしている。

2.ドナルド・トランプ米大統領は魂胆を見抜き、「戦争内閣」を立ち上げた。レックス・ティラーソン国務長官を更迭し、後任にマイク・ポンペオCIA(中央情報局)長官を指名した。続いて、ハーバート・マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も解任し、後任にジョン・ボルトン元国連大使を内定した。

3.ボルトン氏は、対北先制攻撃を公言している。イラク戦争(2003年~11年)時にも、北朝鮮とイランへの攻撃を強硬に主張した。正恩氏の父、金正日(キム・ジョンイル)総書記は2週間も地下に隠れて震えていた。『ボルトン』という言葉は、北朝鮮では「死神」と同じだ。

4.トランプ氏は「戦争内閣」を構築した。ポンペオ、ボルトン両氏を信頼し、対北朝鮮政策の最終形を組み立てている。米国が要求する『核・ミサイル開発』放棄は、ボルトン氏がいう「リビア方式」だ。米国の要求を飲まなければ、5月の米朝首脳会談は、正恩氏への『死刑宣告=宣戦布告の場になる。

5.リビア方式とは、「アラブの狂犬」こと、リビアの独裁者、カダフィ大佐が03年、核放棄に合意し、査察団を受け入れ、06年に国交正常化した方法だ。「北朝鮮が先にすべての核兵器と核物質などを放棄し、その後に制裁解除などの補償を行う」というもの。ちなみに、カダフィ氏は11年、「ジャスミン革命」で、反政府勢力に捕まり、命乞いをするも、射殺された。

6.中朝首脳会談(3月26日)は、ボルトン氏起用に慌てた正恩氏が、習近平国家主席に泣きついた結果だ。習氏に、リビア方式を否定してもらった。さらに、「韓米の平和・安定雰囲気の醸成=米韓合同軍事演習の中止・在韓米軍撤退」などを主張した。だが、手は震え、顔は哀れなほど、強張っていた。当たり前だ。正恩氏は最近まで「中国は千年の敵」と公言していた。屈辱的な命乞いといえる。

7.北朝鮮は水面下で、5月の米朝首脳会談の開催場所としてフィンランドを提示している。2つ理由がある。1つは、ロシアの領空だけを飛んでいける。安心だ。もう1つは、亡命準備だ。フィンランド滞在中、万が一、北朝鮮国内でクーデターが起きたら、正恩氏はロシアに亡命するという情報がある。

 以上は、ジャーナリスト・加賀孝英(かが・こうえい)氏の記事の転載である。(ZAKZAKhttps://www.zakzak.co.jp/soc/news/180403/soc1804030003-n1.html

 さて、折しもロシアのプーチン大統領はEU諸国の反発を受けている。中国はトランプ大統領に経済戦争を仕掛けられ、東南アジア諸国からは鉄道などのインフラ工事の大幅な遅延で不信感を持たれている。自国内に重要な課題が山積し、北朝鮮どころの問題ではないものの、地政学上は朝鮮半島における影響力を失いたくない。悩ましいところだが、一国の統治者なので冷徹な判断をすることになるのだろう。

また、アメリカCIAの工作が奏功し、金正恩氏の側近が協力者として金氏の動静を正確にアメリカ側に伝えているという。さらには、北朝鮮国民の中にも反金正恩氏の意識が高揚しており、飢えに疲弊した軍部によるクーデターも画策されているらしい。おそらくはCIAの工作員が説得し、何らかの見返りを提示しているのではないだろうか。

 トランプ大統領が北朝鮮に対する先制攻撃を命じたとすると、当然、習近平氏とプーチン氏にはそれなりの見返りを提示し、事前に北朝鮮攻撃を黙認するよう交渉しているだろう。

 しかし日本にとっては対岸の火事とはならないだろう。米朝有事の際に、韓国の文在寅大統領が北朝鮮に寝返り、反米・反日の動きに出る可能性が高まるだろう。日本にとって、かなり厄介な展開になるのではないだろうか。まず間違いなく、日本に潜伏している北朝鮮工作員が破壊工作を行うだろうし、安倍政権は韓国に対し、竹島案件を口実に有事適用を宣言するのではないだろうか。そうなると、韓国の国防動員法の発動となり、戦時国際法の適用という流れが加速するようだ。同国人の強制送還や強制隔離、それに反発する同国人および一部の政治家とマスコミ。大混乱になるのではないだろうか。親韓・親中の政治家やマスメディアにとっては、間違いなく果敢な判断を下すであろう安倍晋三総理が率いる内閣は、なんとしても打倒しておかなければならない。それが、昨年来の執拗な森友問題追及の最大の理由なのではないだろうか。

 少しだけ書くつもりだったのだが、どうにも止まらなくなってしまった。

 何を言いたかったかというと、交通、通信、流通などの破綻、物資の欠乏、治安状態の悪化、無差別破壊テロ活動の頻発などの非常事態を想定し、想像力を働かせて必要な物資を備蓄することをお勧めしたい。とくに食料品、飲料水、基本医薬品、燃料、通信手段、予備電源、防寒具などである。FXや投資で得た多額の現金を持っていても、アメックスのゴールドカードを持っていても、店舗には買えるものが何も無くなってしまっている、という異常な状況は、もはや想像の世界のシーンなのではなく、現実的に直面する可能性が高いという認識と想像力を持つべき時代に、私たちは生きているのだと、改めてお伝えしたい。

 常々、私は自分のことを妄想家だと公言している。確かに私は妄想を原動力として生きている。しかし同時に、理想家でもあり、かつリアリストでもあると自認している。どうか、足許に忍び寄ってきている危機的状況を、是非とも視野の中にいれておいていただきたい。重ねてのお願いである。


いつもクリックを有難うございます。励みになっています。


# by hirune-neko | 2018-04-04 01:16 | インテリジェンス | Comments(3)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
検索
ライフログ
最新の記事
最新のコメント
ちはやさん コメン..
by hirune-neko at 00:17
昼寝ネコ様 お早う..
by ちはや at 08:10
ちはやさん コメン..
by hirune-neko at 00:24
昼寝ネコ様 お早う..
by ちはや at 08:54
ちはやさん コメン..
by hirune-neko at 22:52
記事ランキング
以前の記事
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
お気に入りブログ
ファン
ブログパーツ