昼寝ネコの雑記帳

シロのそっくりさん


シロの没後6ヶ月。
ときどき腕枕をして、頭をナデナデする様を想像し、
年甲斐もなく独りで悲しみをかみ殺している。

なんでも、物干し台に時々、灰色縞模様のネコが
ひそんでいると聞いてはいたが、
今朝、1階の居間の窓越しに、低い塀の上で
じっとこちらを見つめている小さなネコがいた。
どうも、話題のネコらしい。
毛色は濃い灰色で縞模様。
純白のシロとは似ても似つかない。
でもよく観ると、顔の表情はシロに似ている。
家人に対し、絶対にエサは与えるなと厳命した。

で、その30分後のこと。
そのネコは2メートルほど移動して
まだ塀の上にいる。
ええい!とばかりに、冷蔵庫に行き
自家製チャーシューの薄味の部分を選び、
窓を開けて舌を鳴らし、合図する。
手を差し伸べると、嗅覚が鋭いのか
身を乗り出してくる。
塀までは手が届かないので、ホラ、といって
地面に投げ落とすと、俊敏にチャーシューを
口に入れ・・・たかと思うと、
一目散に物陰に走り去っていった。
ここがシロとの違いなのだなと思った。
シロは初対面のときから警戒心がなく
ドアを開けたら自分から車に飛び乗ってきた。

でも、こやつはずっと野良だったのだから
警戒心があって当たり前だろう。
数週間も親身にお付き合いしたら
シロのようにお利口なネコになるだろうか。
いやいや滅相もない。
生き物を飼うのは、もうよそう。
でも、表情がそっくりで、あれはもしかして
シロの生まれ変わりでは・・・なんて
決心が揺れに揺れている自分がいる。
それにしても、シロはいい友だちだった。
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# by hirune-neko | 2009-07-04 23:59 | 心の中のできごと | Comments(2)

アメリカ映画・My First Mister



深夜かなり遅い時間に、眠れないのでテレビの電源を入れた。
どれぐらい途中から観たのか、さっぱり分からないが
いつの間にか引き込まれ、最後まで観てしまった。
タイトルも分からず、出演している俳優さんたちで
知っている人は一人もいない・・・でも、いい作品だった。
見終わった後、せめてタイトルを知りたかったのだが、
すぐにコマーシャルに変わってしまい、
仕方なくインターネットで調べてみた。
My First Mister・・・やっと見つけた。
YouTubeで探すと、ちょうど昨晩見始めたシーンが
そのまま動画になっていたので、まあ観てくだされ。

この洋服屋さんは、雰囲気がBrooks Brothersに似ている。
デザインは違うので別物だが、でもモールの中の店舗のようで
ロスのセンチュリシティ・ショッピングモールによく似ている。
だから、舞台設定がどこかは分からないが
勝手にロス・アンゼルスだと思って観ていた。

このおじさんは47歳で、女性は17歳という設定。
お互いに、ひどく「孤独なメンタリティ」で
自分の殻を出られないのだが、なぜか意気投合してしまう。
意気投合といっても、人類愛的友情というか
エロスではなく、アガペ的愛情というか・・・
まあ、分かるなあというシンパシーを感じ、
彼らの世界を共有した気分になってしまった。
テーマは深刻だが、さらっとしていて、
脚本はなかなか見事なプロットだった。
たねあかしはまずいが、実はこのおじさん
過去に結婚して離婚している。
で、白血病の末期症状にある。
もしTsutayaで見つけたら、お薦めの作品である。
2001年か2002年の作品のようなので新作ではない。

これって、相当マイナーな作品だと思うのだが
もし、ご覧になった方がいらっしゃったら
是非、コメントをお願いしたい。
私自身が書きたいな、と思うような内容の
脱帽作品でござった。

・・・mixiからの手抜き転載です。
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# by hirune-neko | 2009-07-03 20:39 | Comments(6)

クルト・モルとエメーリアエンコ・ヒョードル

*YouTubeで見つけた唯一の貴重な動画です
 ・・・「魔笛」のザラストラのアリアですよ。

オペラといえば、なんといってもソプラノとテノールが花形で
クライマックスの独壇場であるに違いない。
ドミンゴ、パヴァロッティにカレーラス・・・。
オペラのアリアは移調して歌わないという決まりがあるらしく
テノールの曲をバス歌手が歌ったなど、聞いたことがない。
しかし歌曲は別で、ある作品をテノール歌手が歌ったり
アルト歌手が歌ったりということは、日常茶飯事であるようだ。

バリトンもそれなりに著名な歌手が存在する。
しかし、バス歌手ともなると、
かなり限定されるのではないだろうか。
個人的には、ドイツのクルト・モルの歌が好きである。
シューベルトの歌曲集「冬の旅」は、
フィッシャー・ディスカウなどのように
バリトン歌手が「さあ、聴かせてやるぞ」という感じで
レコーディングする方がポピュラーかもしれないが
バス歌手の演奏を探すのはちょっと骨が折れる。
その点、クルト・モルの歌唱には独特の
深みとマイルドさがあり、熟練された人間味もある・・・。
そう感じている。
割と声楽分野が好きなので、知らない歌手がいたら
好奇心でいろいろ聴いた時期があるが、
お金を出してCDを買うとなると、クルト・モールだ。

最近、改めてオペラの良さに脱帽している。
同じように、大変敬服している人物は
エメーリアエンコ・ヒョードルである。(どこが同じなんだ?)
エメーリアエンコ・ヒョードルとは、メトロポリタンや
パリ・オペラ座の専属歌手などではなく
ウクライナ出身の格闘技選手であり
柔道やサンボの名選手でもある。
プロレス、柔術、ボクシング、柔道など
あらゆる格闘家と対戦しているが、
そのファイティングスタイルに、私は魅せられている。
寡黙、ストイック、冷静沈着、秘めた闘魂。

クルト・モルとエメーリアエンコ・ヒョードルには
なんの接点も見いだせないが、私にとっては
敬愛・尊敬する偉大な存在である。

ついでながら、ウクライナについて調べるうちに
かつてのユーゴスラビアがスロベニア、クロアチア、
ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、マケドニアの
6カ国に分離独立していることを、つい最近知った。
恥ずかしいが、本当の話である。
いつか行ってみたい東欧である。
東京のポーランド大使館に行き、
ビザの発給を受けたものの結局は行かなかった。
悔やまれるが、いつかまた
もっと地理と歴史を勉強してから
改めて行きたいものだ・・・年齢不相応に
好奇心だけは、まったく衰えていないようだ。
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# by hirune-neko | 2009-06-19 21:58 | Comments(2)

強迫観念・・・たまには何か書かなくては

そう思ってはみたものの、本当にイメージが枯渇している。
最近は実務的な仕事が波状的に多く、
ちっとも妄想する時間がない生活になっている。

携帯電話・auの代理店が熱心に営業の電話をしてくる。
私もかなり営業電話をかける方だが、この佐藤さんという
男性は、なかなかうまいしゃべりだ。
将棋に例えると、連続して玉頭に歩を打たれ
取らざるを得ないのだが、徐々に相手の術中にはまり
気がついたら、すっかり危険な状態になっているような
そんな感じだ。
この理由で断ろう・・・決定打だと思ったのに
佐藤さんは、じゃあこうしましょう、と提案してくる。
なるほど、それじゃあ断れないなあ・・・。
かくして私はdocomoに電話して料金プランの
詳細と通話料金の単価を細かく調べ直している。
敵ながらあっぱれの営業マンだ。

大体が、営業の電話を門前払いすることはない。
なにがしかの新しい情報を得られるし
自分自身が素っ気ない対応をされて
落ち込んだ経験が非常に多いので
なるべく親身にお断りするようにしている。
先日は、大分のなんとかネクタイという会社から
営業の電話があった。若い女性で明らかに
慣れておらず、マニュアルを棒読みしている。
ユニクロが勢いを増しているのに、
ボタンダウンのワイシャツを通信販売しようとしている。
「何を見て電話してるの?」
「電話帳です」
は?そりゃ大変だろうなあ。
「一日に何軒電話してるの?」
「50軒ぐらいです」
そんなもんだろうな・・・。
実は私は、全国の保育科・幼児教育科のある
大学や短大、約430校の名簿をもとに
新刊書籍を学生の皆さんに紹介販売してもらおうと
二人でペアを組み、電話している最中なので
彼女の苦労が人ごととは思えない。
「買うとしたらLLだから、見本はLLにしてね」
生地はオックスフォード地ではなく
綿とポリエステルだそうだが、まあいいや
2枚ぐらい買ってやろう。ユニクロの値段の
半額程度だし、売り上げに協力してやろう。
・・・だが、待てど暮らせど見本が届く気配がない。
忘れた頃にやってくるのかもしれない。

こちらの電話営業の方は、見本を見てもらえる確率は
非常に高く、ほぼ100%近いのだが、実際にどの程度の
注文に結びつくかは、まだまだ結論が出ていない。
非常に原始的な営業方法だが、やるしかない。
電話は、1ヶ月かけ放題で645円。
見本とチラシは、全国翌日配達で
一律400円・・・コストカットの極限だろうと
その点だけは自画自賛している。
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# by hirune-neko | 2009-06-18 00:58 | 心の中のできごと | Comments(4)

ご無沙汰につき近況報告します

10日ほど前、高齢の愛車を廃車にしました。
札幌・新千歳空港近くの駐車場に
ずっと置きっぱなしの車を持ってくることになり
先週の土曜日に札幌を出発。
一気に函館まで走って、津軽海峡を
フェリーで渡りました。去年の冬の
時季外れの台風と並走したときとは大違いで
4時間ほどの快適な船旅でした。
日課のウォーキングを甲板で行いましたが
開放感があり、海の怖さは感じませんでした。
日が落ちて徐々に暗くなる景色に
いつもどんよりと重苦しい津軽の空を連想し
ちょっぴりノスタルジックな気分でした。
翌朝、青森を出発し、無理せずに
福島で一泊しました。
翌日はさしたる渋滞もなく
都心を悠々縦断して、月曜の夕刻に
無事帰宅しましたのでお知らせします。
ただ、アクシデントがひとつありました。
札幌で購入したウォーキングシューズが
堅すぎたため、両足の指の上側が6本ほど
ひどい靴擦れ状態でリンパ液や出血で
グチュグチュ・・・おまけにどうやら
爪も何本か死んでしまったようで
はがれてしまうと思います。
ドクターストップで風呂にも
入れなかったのですが
今晩、これからやっと入れるようです。
不潔な人生でしたが、慣れとは恐ろしいもので
一向に気にならない自分に呆れています。
シロが生きていたら、顔をそむけて
側に寄ってこなかったと思われます。
ずっと続けていたウォーキングは
1日休んだだけで再開しています。

6月は、仕事の環境が
「CHANGE」の月になります。
なると思います。
なったらいいなと思います。
なるような予感がしています。
静かな変革の序章が始まっています。
眠れるネコが起き出すのです。
サブプライムローンにも影響されず
深く潜航していた潜水艇・昼寝ネコ丸が
ようやく水面にその姿を現すのです。
乞うご期待。
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# by hirune-neko | 2009-05-30 00:50 | Comments(4)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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