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昼寝ネコの雑記帳

2019年 08月 08日 ( 1 )

自分の限界に直面し、少し弱気になってしまった


Astor Piazzolla - Oblivion
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 日韓情勢に関するA4で12ページの報告書をまとめ、関係者の皆さんに圧縮したPDFファイルで配信した。本来は公式サイトでも閲覧とダウンロードができるように仕上げて、ようやく完了なのだが、今からその作業をする気力が出ない。

 会社の夏期休業日を控え、日本を留守にする次男と、製作上の細かい打ち合わせをしたが、並行して請求書を作成し、発送した。紙に印刷した請求書を作成し、送れるうちは可愛いものだが、取引件数がこれ以上増えていくと、電子請求書に切り替えないと間違いなくパンクしてしまうのを実感している。でも、それぐらいの仕組みは自力でなんとか作れると思っている。

 時間と体力、気力に限界を感じる理由は、まず第一に加齢だろう。もうひとつの大きな理由は、自分の限界を視野に入れず、興味と関心のあることには、がむしゃらに立ち向かうという気質なので、案件を減らすとか身の丈に合わせて縮小するとかいう器用さがない。


 私自身はラインを使わないが、家内と子どもたち、それにそれぞれの伴侶たちが我が家のグループをライン上に作り、対話している。今日、娘と長男が何やらやりとりしているな、と横目で見ていた。娘が用事で都心に行った折、どういうわけか長男に連絡し、会社かどこかで会ったらしい。娘は次男や三男のことをファーストネームで呼ぶのだが、どういうわけか長男のことはちゃんと「お兄ちゃん」と呼んでいるようだ。

 そういえば、子どもたちが私を呼ぶときも、それぞれ言葉遣いが異なる。長男は「オヤジ」、次男はちゃんと「お父さん」。三男もちゃんと「お父さん」だ。それなのに一番下にあたる娘は「おじじ」と呼ぶ。

 子どもたち4人は、それぞれ異なった道を選び、前向きに生きている。共通していえるのは、割と独創的に我が道を切り拓いていることだろうか。薄情な父親なので、今日はラインのやりとりを目にして、久しぶりに子どもたちのことを考えた。企業人もいるが、どの場にいても自分独自の生き方を模索しているようだ。明らかに私の血を引いていると思う。父屋としては嬉しいことだ。


 そんなことより、ちょっとオーバーワーク状態が連続し、そろそろお迎えが来るのではないかと、弱気になってしまう瞬間がある。そんなときに聴ける音楽はどれだろうかと考えた。結局はピアソラのOblivion(オブリヴィオン・忘却)を選んだ。較べるまでもなく、この曲はピアソラの作品の中で、最も好きなものである。

 忘却・・・過ぎ去りし過去の、罪悪感という亡霊がときどき姿を現すことがある。しかし、過去は実際に存在した事実であるという点を除けば、いつまでも過去に縛られるのはあまり感心したことではない。過去を思い出したとしても、記憶に残っているだけで、それ以上の呵責や悔悟を感じない・・・それはおそらく悟りの境地なのではないだろうか。

 いつか、過去の重荷が記憶だけの軽さになり、現実を離れて創作と妄想の世界に浸りきる日が訪れることを、心から望んでいる。

 しかし、現実というのはそんな甘い物ではないだろうとも思っている。それでもせめて、やり残したことが極めて少ないと実感できる心境で、最期のときを迎えられたらいいなと、贅沢な希望を持っている。

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by hirune-neko | 2019-08-08 02:20 | 心の中のできごと | Comments(0)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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