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昼寝ネコの雑記帳

2019年 02月 07日 ( 1 )

落ちこぼれ人間が、半世紀かけて脱皮を試みている

Villa-Lobos : Bachianas Brasileiras No.5 "Cantilena" / vocal:Yoshie Kubota
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 どうにも時間が取れなくなってしまい、しばらくギターの個人レッスンをお休みしている。昨年、先生が体調を崩されたとブログに書かれていたので、案じていた。いろいろな演奏活動を再開されているようなので、快復されたのだなと思い、お見舞いメールを送った。その返信メールに、以下のよう一節があった。

 「ネコ様、話は変わりますが、ギターと歌の曲で、ブラジル風バッハはご存知でいらっしゃいますか? ヴィラ・ロボス作曲 ブラジル風バッハ第5番です。 きっとご存知だと思いますが、もし宜しければお聴きになってみて下さい。」

 YouTubeで探したのだが、ギターとボーカルの演奏がとても少なく、ようやく見つけた演奏を冒頭に掲載した。どうやら日本人の演奏のようだ。

 印象的なメロディーで、聞き覚えがあった。ブラジル風バッハだなんて、興味深いタイトルだ。ちょうど昨日、南米に縁ある福岡貞夫さんと高場将美先生について触れたが、最近は立て続けにペルー人、コスタリカ人と中南米の方々との出会いもあり、ぼんやりと彼の地の情景を思い浮かべていた。

 海外旅行など、まったく不可能な状況なので、せめて旅行動画でも眺め、雰囲気だけでも味わいたいと思い出している。もともと関心は北欧と東欧にも向いているが、考えてみたら高校時代、世界史や日本史、地理の授業が退屈でたまらず・・・と書くと、英語や数学は熱心に勉強したように誤解されそうなので、あからさまに書くと、とにかく授業が退屈で仕方がなかった。とても無味乾燥に思え、知識に対する吸収意欲が失せてしまっていた。英語だけには関心が高かった。

 学校を抜け出し、毎日ジャズ喫茶に通う落第高校生だったのだが、先生達は、こんな生徒が留年して学校に居座られるのは勘弁してほしい、という心境だったのだろう。なんとか 卒業はさせてもらえた。

 感性の嗅覚に素直だったようで、現在も直感的な判断を優先することが多い。我ながら扱いににくい人間だと思っている。おそらく、私ほど籠絡しにくい人間も珍しいのではないだろうか。お金に困った経験が豊富だが、困らなかった時期もあり、結局は自分の良心や理念をお金で売り渡すという選択が、できない体質になってしまっている。

 金銭、社会的地位や名誉を貪欲に追い求める体質ではなく、逆に使命感、理念、理想などの精神的充足感を最も大事に考えている。

 しかし、理念や理想を言葉で発信するだけで、満足してはいられない。現実世界で具体的な形あるものを構築することに、意義を感じている。そこが辛いところである。

 最近改めて感じているのだが、人の心を浄化するフィルターのような機能は、どのようにすれば作れるのだろうか。人に対する思いやり、正直さ、正義感、悪を忌避する潔癖さ、寛容さなど、人格を高めることの重要性を感じている。それらの特質が心の中で芽を出し、根を張り、幹が育って枝葉が生い茂るなら・・・そしてそのような人格の人たちが増えるなら、きっと住みよい街になり、次第次第に平和で安全な国になるのではないだろうか。

 落ちこぼれ高校生時代から、もうかれこれ半世紀になっている。やり直しのきかない、自分自身の失敗や経験をほろ苦く思い出しながら、悔悟と反省を込めて、反面教師としての役割を自分に課したいと考えるようになっている。

 金銭や社会的地位、名誉で籠絡されない自信はあるが、甘いお菓子の誘惑にはなかなか勝てそうもない、というのが最大の弱点である。困ったものだ。

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by hirune-neko | 2019-02-07 00:36 | 心の中のできごと | Comments(2)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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