昼寝ネコの雑記帳

2018年 08月 06日 ( 1 )

Apple Musicで1枚のアルバムをダウンロードした

愛と哀しみの果て(Out of Africa)

いつもクリックを有難うございます。励みになっています。
 

 数日前の記事の冒頭に掲載した映画「おもい出の夏」を、また聴きたくなった。これまで、映画のサウンドトラックは1枚も所有していなかった。だが、どういう訳か、脳内疲労に優しい感じがしたので、Apple Musicで検索してみた。

 最初は、見つけたこの1曲だけをダウンロードしようと思ったのだが、映画のサウンドトラックを特集したアルバムが見つかり、その中に収録されていることが分かったので、アルバムごとダウンロードすることにした。

 リピート機能を使い、「おもい出の夏」だけを何度も繰り返し聴いた。やがて、アルバムに収録されている全曲を聴いてみたいと思い、リピート機能を解除した、

 耳馴れた曲が次々と流れたが、やがて初めて耳にする曲が流れ始めた。スケールの雄大さを感じさせる曲想で、不思議と懐かしさと郷愁感で惹きつけられた。なんの映画だろうと思い確認したところ「愛と哀しみの果て(Out of Africa)」だった。観てはいないが、見覚えのあるタイトルだった。念のため、Amazonのウォッチリストを開いたら、すでに登録されており、いつでも観られるようになっていた。それ以外のほとんどは、スパイ映画、戦争映画、ハードボイルド映画作品で占められており、そんな中で「愛と哀しみの果て(Out of Africa)」だけが、居心地悪そうにポツンと存在していた。

 何かで短評を読み、興味を持ったのではないだろうか。まだ観ていないので、この映画のストーリーは全く知らない。しかし、純粋な魂を持つが故に現代社会で生きることを拒絶し、大自然と共存する人間の原始的な素朴さを求めて、アフリカの大地に渡った女性が、そこで同じような生き方の男性に出会った・・・と、勝手にストーリーを想像している。最後はおそらく、その男性が非業の死を遂げることになり、掴みかけた夢は破れ、再び現実と向き合うことになる・・・そんな女性の切ない哀しみのストーリーが、この曲を聴きながら思い浮かんだ。

 私自身の内部のどこかに、現実社会に存在しつつも、そこに埋没することを拒絶する感性が存在するのだろう。当面は日本国内で、自分自身のためでなく、自分自身の使命感と達成感のために、時間と労力を惜しまずに働きたいと思う。

 しかしやがていずれ、局面がほぼ実務的なレベルに到達したら、理念と方向性だけを置き土産にして、現実社会に別れを告げ、非現実な世界に現実性を求めるようになるだろうと予感してる。いろいろな人生と登場人物の痕跡を探しに、異国の地に足を踏み入れる自分自身の姿が思い浮かぶ。

 今から40年近く前になるが、かなり頻繁にアメリカの主要都市を訪れた時期がある。やがていつしか、成田からニューヨークまで飛び、そのままJFK空港で乗り換えてロンドンに飛ぶという、かなり無茶な旅を繰り返していた。感覚的には、アメリカよりは英国やフランス、ドイツなど欧州の国々の方が、創作イメージを豊富に有していると感じる。

 今では、一度も訪れたことのない、東欧、北欧、南米、ロシアに興味を持っている。アフリカは全く視野に入っていないのだが、いつかこの「愛と哀しみの果て(Out of Africa)」を観ることがあったら、アフリカも候補に入るのかもしれない。

 異国に関しては、その国の歴史や思想・哲学、音楽、文学、政治・経済までを深く識ることにより、ストーリーの精度が増し、登場人物にもリアルな生命を吹き込むことができると思っている。

 さて、そのような私の構想が実現するのは、果たして何年後のことだろうか。そして、その時の私には、取材旅行のための多少の資力とある程度の語学力は具わっているとは思うが、肝心の視力、脚力、体力のみならず、記憶力、思考力、想像力に至っては、全くの未知数である。

 そんな、まるで高校生が抱くような荒唐無稽な夢物語に、可能性と希望を持ち続けられるのは、偏に読者の皆さんの存在であることは間違いない。ときどき政治的な、あるいは社会的な問題について触れることがあるものの、このブログは決して政治ブログではない。ある意味では、私の内面が文字化された記録である。

 人生について、生き方について考え続けるのが私自身の原点だと思っている。どれだけ時間をかけ続けたとしても、人間は完成を究めることはできないだろうと思う。しかし、最後の最後まで自分らしく生き続けるという求道の姿勢が、私が残せる唯一の遺産だと思っている。相続税の対象にはならない遺産なので、子や孫たち、そして未だ見ぬひ孫たちだけでなく、不特定多数の読者の皆さんにも、作品を通して、私の無形の遺産を受け取っていただきたいと希望している。

 まるで遺言書のような文章になってしまったが、まだまだ生きる意欲はあるので、いつか振り返ったときのために、今現在の心象風景として記録しておきたいと思う。

 ・・・実は、今日書き残したかったのは他にあった。いつの間にか長い前書きになってしまった。

 夕方、ある知人から電話があった。父親達の団体があり、彼は、「親子で一緒に旅行することを、父親達に勧める」担当係になったらしい。そこで、家族旅行が子どもに与えるいい影響をテーマに文章を書いてほしい、という依頼内容だった。書くには書いたが、採用されるかどうかは、相手次第である。

 そこで、せっかく考えた文章なので、記録としてここに残したいと思う。それが本日の本題である。冒頭の映画「愛と哀しみの果て(Out of Africa)」のテーマ曲にすっかり影響されててしまい、あれこれ枝葉末節まで拡張してしまったが、それも私の偽らざる一部なのでお許しいただきたい。以下が、今日の宿題の文章である。
 

【子どもと親の心の旅路】

 どんな人にも、いつか自分の人生を振り返る時期が訪れます。その時に、いつも自分自身を優しく受け入れ、自分の心を温かく包み込んでくれた人たちとの日々が、とても大切で貴重な思い出として甦ってきます。

 無邪気な幼子や生意気盛りの子どもたち、そして少し反抗期を迎えた若人は皆、希望に満ちた眼差しで未来だけを視野に入れています。しかし、そんな子どもたちもいつか、世の荒波に揉まれ壁に突き当たり、落胆や失望を味わいます。ときには自信喪失し、自己嫌悪や人間不信に陥るかもしれません。

 そんな時に彼等の心の支えとなるのは、自分自身を優しく受け入れ、自分の心を温かく包み込んでくれたお父さんやお母さんとの佳き思い出です。日常生活を離れ、親子だけで楽しく過ごした時間と空間が、傷ついた彼等の心を癒し、新たな一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。

 家族だけの旅行は、生涯を通じて決して色褪せない鮮明な思い出として、いつまでも子どもたちの心のひだに残り続けます。長い人生の時間と較べれば、ほんの一瞬の出来事かもしれません。しかし、その小さな種は、やがて芽を出し、茎がたくましく成長し、空の鳥が舞い降りてその枝に宿るほどの木に成長することでしょう。

 親として、子どもに残すことのできる、しかもお金で買うことのできない、最も価値ある資産だと思います。


いつもクリックを有難うございます。励みになっています。

[PR]
by hirune-neko | 2018-08-06 00:14 | 心の中のできごと | Comments(0)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
検索
ライフログ
最新の記事
最新のコメント
通りすがりさん コ..
by hirune-neko at 13:00
「仕込み tv エキスト..
by 通りすがり at 12:21
羽賀さん 貴重な情..
by hirune-neko at 23:17
貴方が貼り付けている動画..
by 羽賀 at 21:02
羽賀さん コメント..
by hirune-neko at 15:55
記事ランキング
以前の記事
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
お気に入りブログ
ファン
ブログパーツ