昼寝ネコの雑記帳

2018年 06月 21日 ( 1 )

キリがないので、今日はここまでにしよう。

Léo Ferré - Avec le temps (enregistrement TRS)

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 ここ最近の苦闘のせいで、脳内に企画書作成回路が復元されてきたように思う。企画提案書を手がけるのが、苦にならなくなってきた。あたかも舞台脚本を書くように、どのような筋書きでラストシーンに持って行こうかと、戦略思考パターンという、別の意味での創作意欲がかき立てられている。

 回転椅子に座っていたが、立ち上がろうと向きを変えた瞬間、グシャっという音がした。.水を入れておいたグラスが落ちて、壊れてしまった。幸いに、ほとんどの破片が鉄製のくずかごに入ってくれたので、危険性は少なくほっとした。これで2回目だ。味気ないが、今後はプラスチックの容器で水分を補給することにしようと思う。

 年月の経過と共に、人はそれぞれ異なる個性を形成するようになり、視線も言葉遣いも固定化されていく。自身の持つ価値観、人生観、興味と関心という目に見えない領域で形成される要素が、人間の内面を醸成し外見にも影響を与える。

 長い年月の経過と共に、人はそれぞれ会話を交わし、ともに過ごす相手を無意識のうちに選別するようになる。自分自身も、周りの人たちからの選別の対象となる。忙しさに紛れ、意識することはないかもしれないが、長い時間の流れの中で人格・個性が変化するように、同じメカニズムによって交わる人たちの質と量も変化している。

 富と名声・権勢のみを誇った人の周りには。目先の得失に目を奪われた人たちが群がる。しかしやがていつか、その富と名声・権勢を失ったときには、当然のように群がっていた人たちも離散する。

 逆に、富も名声も権勢も持ち合わせず、ひっそりと独り静かに思索を重ね、知恵を得ることに心血を注ぎ、周りの人たちに真摯に接して生きた人の周りには、その人が発する、心に感動と平安、癒しと慰め、励ましを与える言葉を求める人たちが群がってくる。

 ゆっくりと時間をかけ、時の流れに身を任せながら、ときには苦渋の過去を懐かしみ、心の浄化という長い旅路を歩み続ける・・・そんな旅人に、私はなりたいと思っている。

 久しぶりに、レオ・フェレの「Avec le temps」(アヴェク・ル・タン=時の流れに身を任せ/昼寝ネコ訳)を聴いているが、苦渋に満ちた、過ぎ去りし人生の遠い過去に思いを馳せ、今はすべてに寛容になった人格を感じる。憎悪、恨み、非難、嫉妬、所有欲、支配欲などの感情を超越し、穏やかに時の流れに身を任せている平安さを感じる。


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by hirune-neko | 2018-06-21 01:06 | 心の中のできごと | Comments(0)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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