昼寝ネコの雑記帳

2017年 12月 02日 ( 1 )

少し今年一年の疲れが出てきたようだ

Stacey Kent - Double Rainbow (audio)

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 12月に突入した。押し出されるように、新しい月を迎えたような感じがする。

 少々マニアックな話題になってしまう。読者のcausalさんから、その存在を教えていただいたStacey Kentについてである。Apple Musicは、まだ無料お試し期間中なのだが、すでにStacey Kentのアルバム11枚をダウンロードしていた。なかなか個性的であり、しかも英語とフランス語を流暢に話すので、国籍不明の不思議な存在だと感じていた。

 今日、causalさんからメールをいただいた。Stacey Kentについての情報である。最新版の”I Know I Dream”というタイトルのアルバムが、10月25日にソニー・ミュージックから発売された。冒頭の"Double Rainbow”は、そのアルバムの最初の曲である。ずっと聴いていると、いきなり日本語で新幹線の車内アナウンスが流れる。一瞬、何が混線しているのかと驚いた。曲名は「新幹線」の意味の”Bullet Train”である。「東京から名古屋、そしてベルリンへ」という、不思議な歌詞だと思って聴いていた。

 causalさんからの資料を読むと、なんとその曲に歌詞を提供したのは、カズオ・イシグロ氏だそうだ。あの、ノーベル文学賞を受賞した「日の名残り」の著者のカズオ・イシグロ氏である。新鮮な驚きだった。2007年から歌詞を提供してくれていると、Stacey Kent自身が書いている。耳で聴くだけでは知り得ない「音楽の立体感」を感じることができた。Stacey Kentがカズオ・イシグロ氏と、こんなところで接点があっただなんて、本当に新鮮な驚きだった。

 音楽には、作曲家や演奏家にとっては、音楽理論などという論理性が存在するのだろう。しかし、純粋に音楽を楽しむ人間は、あくまでも感覚で音楽を捉える。しかし、その制作の舞台裏に存在する人間関係を知ることも、その曲に対する親近感をもたらすものだと思う。ちょうど、ビリー・ホリデーとマルウォルドロンのように。

 今日は深いうたた寝を、2回もしてしまった。周りも心配するぐらい、今の私は籠の中の鳥同然である。iMacの前に座っている時間が圧倒的に長く、それ以外は近所への買い物かウォーキングぐらいのものである。こんなときは、ぼんやりと水平線を見たくなる。逗子の海辺にデニーズがあり、湘南に行くと必ず立ち寄る。決まって窓際の席をお願いし、水平線を眺めながら神経と目を休める。

 しかし、もう少しで全ての遅延案件が視野に入りそうだ。さて、年内にどこまで追いつけるだろうか。こうしてStacey Kentの歌声に神経を癒やしてもらいながら、狭い鳥かごの中でネコが一匹、不機嫌な顔で考え事をしている。癒やしのの返礼に、もし私にも歌詞を提供してほしいと言ってきたら、なんとか希望に応えようと思っている。(笑)


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by hirune-neko | 2017-12-02 23:57 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(0)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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