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昼寝ネコの雑記帳

2012年 04月 19日 ( 1 )

レアケース〜出産直前の父親の死

I Know My Father Loves Me


グリーティング絵本「大切なわが子へ」は
95%以上が、産婦人科の院長先生から
プレゼントとして、赤ちゃんを出産された
ご家族に贈られています。
最初の絵本が誕生してから集計したら
20,000以上のご家庭にお届けしていることが分かりました。

専門用語では、正常分娩とか異常分娩とか表現されますが
出産は母親にとっては、まさに命がけであり
出産の前後には、様々なドラマがあります。

今朝、製作担当者から相談がありました。
ある産婦人科クリニックからの製作依頼に、
どの文章にも当てはまらない事例が発生している
というのです。詳しく聞くと、
出産の1ヶ月前に、生まれてくる赤ちゃんの
お父さんが亡くなっているというのです。

絵本の本文には、両親版、シングルマザー版、
天使版、先天性障がいを持つお子さま版、
津軽弁の両親版と天使版、昨年は
東日本大震災で親を亡くしたお子さま版、
子どもを亡くしたご両親版、被災地で出産し
子育て中のご家庭応援版、三陸海岸方言による
親を亡くしたお子さま版、子どもを亡くしたご両親版と、
10種類を作成しています。

お子さんが生まれてからすぐに、お父さんが亡くなった
というケースは、数年前に経験していますが
赤ちゃんの出産直前に、お父さんが亡くなったというのは
初めての事例でした。
もちろん、お子さんの顔を見てから亡くなる場合と
出産前に亡くなられた場合とでは
表現が微妙に異なりますので
朝から、両親版の文章を読み返して
どういう内容にしようか、考えていました。

ようやく、納得できる文章ができましたので
クリニックに送ったところです。
結局は、全ページに手を入れることになりましたが、
でも、この絵本の文章を読まれたお母さんが
心に何か、肯定的、建設的な印象を持ってくだされば
私としては、それで十分なのです。
もちろん、追加料金は発生しません。

「大切なわが子へ」カスタマイズ版

・著者 お父さんの名前
    お母さんの名前

----------------------------------
大好きな ●● 
お父さんだよ
「はじめまして」 そして 
「悲しいけど さようなら」

大切な ●●
お母さんよ
「ようこそ わがやへ」

お父さんはね 
おなかの大きいお母さんといっしょに
●●が生まれるのを
ずっと楽しみに待ってたの


----------------------------------
●●はまだおぼえていますか?
生まれる前の遠い世界のことを

●●は 小鳥さんやどうぶつたちと
いつもたのしく お話しをしていたんですよ

大きな木の枝から流れる
ふしぎなメロディーを聞きながら

この地上に生まれてくる順番を
今か今かと楽しみに待っていたの


----------------------------------
●●がやってきた
□□□□□クリニックの
2012年X月XX日

お母さんのおなかが 風船みたいに
どんどん大きくなるから
どんなに大きな赤ちゃんが
生まれるのかなって心配したけど
とってもとっても ちいちゃなおてての
赤ちゃんだったの

先生と看護師さんが
生まれたばかりの ●●を
大切に守ってくれたんですよ

お父さんとお母さんには
すごく大きな うれしいプレゼント

身長XX・Xセンチ 体重XXXXグラム


----------------------------------
●●もいつか もう少し大きくなったら
お家をはなれて幼稚園に行くのかな

最初はお母さんも心配でドキドキ
●●も心細くて 何度も振り向いて
お母さんを探すんでしょうね

でも 幼稚園はとても楽しいんですよ
たくさんのお友だちといっしょに
うたったり おゆうぎをしたり
絵をかいたり 紙ねんどで工作もするの

園長先生と やさしいお姉さん先生が
●●がくるのを 楽しみに待っていますよ


----------------------------------
この地上のたくさんの人の中から
お父さんとお母さんは
おたがいを選びあったの

たったひとりの愛する人を
信頼と勇気をもって選び
結婚したんですよ

●●
あなたは お父さんとお母さんの
神聖な愛の力によって
この地上に迎えられたんですよ


----------------------------------
●● あなたはすべてを忘れて
この地上に生まれてきたのね

初めて聞いたお母さんのやさしい声

お父さんも 遠くから
●●を見守っているのが わかるでしょう?

お父さんとお母さん二人の 心からの愛が
●●を 優しく包んでいるんですよ

お母さんのうでにだかれ
気持ちよさそうに すやすや眠っている ●●は
お父さんとお母さんの かわいい子ども


----------------------------------
●● 
あなたは 愛という言葉を憶えていますか?

あの遠い世界では
愛はいつでも味わうことができたけれど

この地上では
本当の愛を見つけることがとても大変なんですよ
人を愛し信じる勇気をもつ人が少ないの

お父さんの姿は 
見えなくなってしまったけど
でも お父さんとお母さんは
今でも おたがいに愛し 信じあい
特別の絆で結ばれているんですよ


----------------------------------
●● 
お母さんはね
次の世界に行ってしまった
お父さんと一緒に
あなたの成長をいつも見守っていますよ

あっ くしゃみをした
しゃっくりをしている
にこっと笑った
ハイハイした

お父さんとお母さんは
どんなときだって 
●●のことを 大切に考えていますからね


----------------------------------
●●がやがて大きくなったとき
自分の心がどこにあるか探してほしい

なにかに感動したときや
とっても悲しいと感じたとき
そこに手をおいてみてほしい
あなたの心は そこにあるのだから

お父さんとお母さんがもっているのと同じ心が
●●の中にもあるんですからね


----------------------------------
お父さんとお母さんは
●●が心身ともに
すこやかに成長することを
心から願っていますよ

悲しいこともつらいことも
すべてを乗り越えて
たくましく成長することを望んでいるんです

●●
お母さんは
遠くから守ってくれる お父さんと一緒に
どんなときでも 
あなたを愛し 受け入れる覚悟があるんですよ

●●は お父さんとお母さんの
大切な子どもなんですから


----------------------------------
お母さんは 
●●のためには どんなことだって惜しまないですよ

もし本当に必要なら
自分の命をさしだしたっていいほどの
純粋で強い愛を
あなたに対して抱いています

●● 
お父さん お母さんと あなたとの絆は
この地上から永遠に続く架け橋となって
いつまでもきみの心に
光を与え続けることを信じてほしいの

お父さんも 遠い世界から
いつも ●●のことを見守っていることを
いつまでも忘れないでね

お母さんと一緒に 仲良く生きていこうね
by hirune-neko | 2012-04-19 13:41 | 心の中のできごと | Comments(0)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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