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昼寝ネコの雑記帳

2011年 06月 27日 ( 1 )

いたちごっこ



「紙に印刷された本」と「電子書籍」の行方について
現場からちょっと考えてみました。

「紙に印刷された本」の注文が書店さんから来た場合、
もちろんそれなりの規模の出版社でしたら
倉庫業者に納品から返品引き取りまで委託しますので
出版社内での作業といっても、そんなではないはずです。
でも、わが社のような零細な出版社だと、そうはいかない。
何枚か複写になった納品伝票に、出版社名、取引コード、
注文区分、書名、本体価格、正味などなどを記入し、
注文品をまとめて、取次会社に納品します。
誰かに頼もうと思っても、少人数ですので
みんな顔つき険しく、それぞれの仕事をしています。
で、諦めて自分で納品作業をするはめになります。
でも、せっかく送り出しても、キャンセルになったので
返品したいとかいわれると、はいどうぞ、となってしまい
返品送料まで負担しなければなりません。
ときに、空しくなることもあります。

電子書籍は、最近のニュースを読む限りでは
思ったほど売れてはいないようです。
端末が違っても、機能が一緒ならいいんでしょうけど
それぞれ方式が異なり、商品購入方法もそれぞれ。
で、SonyのReaderやAmazonのKindle、そして
SharpのGalapagosなどは
文字を読むための端末に特化していますが
個人的には苦戦中ではないかと見ています。
私自身は、AppleのiPadを使用していますが
「何かと便利」に活用できています。
Google系のAndroid端末も同様に
文字、画像、動画、音声まで対応しており
応用範囲は広いと考えています。

電子書籍市場を目指して、雨後のタケノコのように
にょきにょきと、いくつもの販売会社が誕生しています。
しからば、圧倒的に資本力のないわが社は
電子書籍の出版を諦めたのか?
いえいえとんでもありません。
あれこれ考えているだけです。
でもね、最初はまず考えなくてはいけません。
次いで、感性力でインスピレーションを受ける。
次に、周りを見渡して、ああナレーションは
理恵ちゃんに頼もう、音楽のアレンジは智子ちゃん、
写真が必要なら玲子ちゃん、イラストは友子ちゃんかな?
とまあ、どういう訳かみんな女性なのですが
大体こんな電子書籍だろうな、という構想は
ほぼ固まってきているんです。

もう少し時間的な余裕ができてきたら
一歩前進できると思いますので、乞うご期待。



(昼寝ネコの日記「おはこんばんちは」から転載)
by hirune-neko | 2011-06-27 17:24 | 現実的なお話し | Comments(0)



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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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