昼寝ネコの雑記帳

2008年 07月 17日 ( 1 )

昼寝ネコの「大人の恋愛講座」進入禁止編

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(これもカトリ〜ヌ・笠井さん作の画です。ちょっぴり世間ずれしたネコで、まあいうなれば世知に長けた存在であり、こういうのをアメリカではStreet Wiseというらしいです。ちょっとした規模の都会を縄張りに生きており、世の中の裏表や男女の・・・古今東西、あちこちで繰り広げられている恋愛ドラマにも、うんざりしながら聞き耳を立てる、そんなネコなんです。ちょっと、憎めない奴ですね)

「Just One of Those Things」という曲は
実に多くのジャズシンガーが歌っている。
直訳すれば、「たくさんのうちのひとつに過ぎない」
という意味になるのだと思うが・・・。

さて、「大人の恋愛講座」というタイトルで
たまには趣きを変え、
ちょっと私見を述べてみたいと思う。

講座名の後ろに「進入禁止編」という
副題があることに注意していただきたい。
結論を先にいってしまうと、大人の皆さんは
・・・既婚者の皆さんは、という意味だが、
こと恋愛に関しては、進入禁止の標識が見えたら
敢えてそれ以上進まない方がいい、
というのが私の持論である。
別に、倫理学や道徳論を振りかざすのではなく
現実を直視して、そう思うからである。
いや、それでも構わない、機会があったら
是非とも恋愛経験をしてみたい、という無謀な方は
このまま読み進んでいただきたい。
そうではなく、やはり大人になってからの恋愛は
慎むべきである、という良識派の方は・・・
そういう方も一応は読んでみていただきたい。
さらに決心を強めるためにも・・・である。

さて、告白するに、昼寝ネコは実に恋愛経験が多い。
実際の私をご存知の方も多いので、補足するが、
昼寝ネコの場合の恋愛というのは、実体験ではない。
なんのことはない。映画を観ては登場人物に成り代わり、
勝手なストーリーを頭の中で思いめぐらすだけなのだ。
小説しかり、オペラしかり・・・という、いわば
妄想恋愛に過ぎないのだが、これが結構疑似体験として
図々しく脳内消化してしまっている。

「カサ・ブランカ」だって、いつの間にか
ハンフリー・ボガードになりきって、
20年後に偶然、老人ホームで再会するシーンを想像する。
バーグマン:
「私たちのこと、もうすっかり昔の出来事になってしまったわね」
昼寝ネコ・ボガード:
「昨日のことなんて、ずいぶん昔のことで忘れてしまったけど、
君とのことは、どんなに昔のことでも、昨日のことのように
鮮やかに覚えているよ」
・・・ウゲゲ、なんて臭いセリフなんだろう。
しかし、脳内の妄想では、誰も咎めたりはしない。
いたって自由なものだ。

あらあら、まだ序論にも到達しないのに
こんなに字数をかけてしまった。
あまり長いと退屈されると思うので、
続きは次回ということで、お楽しみに。

ちなみに、「赤と黒」や「パルムの僧院」の作者、
スタンダールは、かなり熱烈な恋愛経験者だと
知人が評したが、同感だ。
恋愛は、その人間の感性と密接な関わりを持つものなので
その視点から、次回の講座を進めたいと思う。

本日はこれまで。
起立・・・礼。

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by hirune-neko | 2008-07-17 23:24 | 現実的なお話し | Comments(6)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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