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昼寝ネコの雑記帳

好きな音楽のある暮らし

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 先月、平成8年型の安い車を購入したが、カーナビが付いていなかった。yahooオークションでCDナビを・・・いまどきはDVDやHDDナビしか売っていないので貴重品なのだが・・・1万円そこそこで落札。自分で取り付けた。初めての所に行く機会が多いので、断然助かっている。

 さて、その車にはAM・FMラジオとカセットテープが聴けるデッキが付いていた。カセットテープは残念ながら持っていない。札幌のFM放送はNHKを含めて3局しかないが、民放の局はおしゃべりが多く感じるし、「自分たちだけで楽しんでんじゃないよ」・・・というノリだし、音楽がかかってもちょっぴり苦痛に感じる選曲が多いし・・・最初の頃は道路標識に神経が向いていたものの、ようやく土地勘が育ち始めた最近では、運転時間が長いせいか音楽に飢えだした。
 「ガレージ・アップ」という中古部品専門の店があり・・・知らなかったが、全国チェーンのようだ・・・あらかじめCDデッキの値段を調べておいたので、思い切って行ってみた。CDデッキでもCDやCD-R、CD-RW対応と、機種によって違いがあるらしく勉強になった。
 先日、次男がビル・エバンスの「I will say goodbye」と「パリ・コンサート」をCD-Rにコピーして送ってくれたので、CD-R対応の中古デッキを取り付けてもらった。今朝、早速「I will say goodbye」を車内で聴いてみたが、なかなか精神的に具合がいい。あともう1枚、「Bill Evans with Symphony」があったら申し分ないなと欲張ってみている。

 もし、仕事の都合で遠軽とか網走まで車を走らせることになったら・・・それも陽の落ちた暗い真っ直ぐの夜道を、後続車も対向車もなく、独りで運転することになったら・・・そして、方角は違うが「稚内」なんていう最果ての標識が出てきたら・・・そんな場合でも、ビル・エバンスの音楽があればある種の仮想世界に逃げ込むことができるので、閉所恐怖症のパニック状態になることはないだろうと想像できる。
 音楽は、それほどまでに人間の精神領域と密接不可分な存在なのではないだろうか。「彼または彼女と辛い別れをしてしまった」女性あるいは男性は、どんな音楽に癒されるだろうか。「北の宿」?それとも「別れの朝」?あるいはビリー・ホリデーが歌う「At the end of a love affair」?はたまたトスカの歌う「愛に生き、恋に生き」?だろうか・・・。
 体内に留めおきたくない感情があるとき、心が共鳴し心を開ける音楽を聴いていると、内壁にこびりついていたその感情が徐々に融解し、やがては気化して行くのを感じる。結果的に心が洗われ、心が軽くなる。それは映画や文学作品も同じように具え持つある種の機能だと思う。

 中古のCDデッキとはいえ、私には贅沢な出費だったが、好きな音楽のある暮らしはなかなか得難く、同時に手放しにくいものである。それもこれも、その人の感性によって違うだろうけど。

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昼寝ネコの文章がグリーティング絵本になりました

グリーティング絵本のコミュニティーもできています(mixiです)
by hirune-neko | 2007-11-22 12:58 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(6)
Commented by 君の名は at 2007-11-23 00:07 x
音楽を聴くとその時々の情景が浮かんできます・・

ビル・エバンス・・青春時代を彷彿として思い出されているのでしょうか?
Commented by hirune-neko at 2007-11-23 00:11
>君の名はさん

ビル・エバンスを最も聴いたのは、学生時代です。
ですから、最も時間を浪費した時代に聴いてました。
Commented by romarin at 2007-11-23 08:07 x
わたしも今の車は(中古ですが)CDデッキがついているというのが
購入した大きな理由のひとつです。
車になるのが楽しみになりましたよ。わたしもジャズを主に聴いています。昼寝ネコさんに教えていただいてからはビル・エヴァンスがよき伴侶となってくれています。

>体内に留めおきたくない感情があるとき、心が共鳴し心を開ける音楽を>聴いていると、内壁にこびりついていたその感情が徐々に融解し、や>がては気化して行くのを感じる。結果的に心が洗われ、心が軽くなる。

まったく同じことを感じています。文章のうまさに感動・・・・
Commented by hirune-neko at 2007-11-23 09:21
>romarinさん

やはり運転中は、クラシックのヴァイオリン曲は
お聴きにならないんでしょうね。
反射的に耳と神経が仕事モードになってしまうんでしょうか。
ビル・エヴァンスがお好きと聞いて単純に嬉しく思います。
・・・文章をほめてくださり、ありがとうございます。
これも単純に喜んでいます。
文章は感覚で捉えるものですから、
共感していただくのが一番嬉しいです。
Commented by romarin at 2007-11-23 17:29 x
クラシックのヴァイオリン曲はほとんど聴きませんね。
車の中では細かい所がよく聞こえないので、音を聞こうとして
そっちのほうに集中してしまうので危ないです。

実はビル・エヴァンスもちょっとそんな感じで、昼間のうるさい時には
聞きません。
夜、外が静かな時に聞きますね。
車の中で聞くといっても、曲選びが結構難しいです。
Commented by hirune-neko at 2007-11-23 23:04
>romarinさん

なるほど、納得です。
ビル・エヴァンスも同感です。
静かな夜に合う演奏だと思います。
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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