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昼寝ネコの雑記帳

書きかけの遺言状

Never Let Me Go

 
 朝、目が覚めたら息苦しい。呼吸はしているのだが、酸素がほとんど供給されない感じで、全身に不安が拡がった。一体どうしたんだろう。
 
 何年も前に、高血圧の時期があった。トイレでイキんだら、意識が薄れていき、初めての経験で不安に思ったので、救急車を呼んでもらった。
 
 救急車が到着した頃には、少し落ち着いたので玄関先の救急車まで歩いて行くことができた。近くの大学病院に向かう途中、血圧を測ってくれたら218だった。救急隊員の方が驚いていた。
 
 そのことを思い出したので、何とか2階から1階に降り、血圧を測ってみた。178だった。ここ数年は全く薬を飲まずに、血圧は徐々に落ち着いてきて、逆に100を切ることもあり低血圧に近い状態になっていた。178という数字は、ここ数年見たことのない数字だった。
 
 すぐに、常飲している酸素水とフランスキクイモの粉末を飲んだ。するとすぐに、血圧は158、148、136と降下したので安堵した。夜になって測ってみたら、110といつもの値に戻っていた、
 
 原因について考えてみた。3日前に転倒してコンクリートの敷地に頭を打ったのが原因だろうか。それとも、寝る時間が徐々に遅くなり昨日は、早朝4時近くに布団に入った。そのような悪しき生活のリズムが原因なのだろうか。おそらくは後者だと思う。
 
 今朝の体調だと、いよいよこの地上での私の出番がなくなり、すべてに別れをつげなければならない時期が来たのだと、勝手に想像した。やり残している事はたくさんあるが、それが逆らえない運命なのであれば、下手に命乞いをせず天寿を全うしようと考えた。
 
 そういえば、何年にもわたって忙しさに追われ、遺言状に手をつけられないままになっている。仕事に関しては、ある意味で引き継ぎという視点から、分野別に整理して資料化し後継者たちに残そうと準備はしている。
 
 途中で終わってしまうと、それが心残りになってしまうだろうと思う。それ以外は、ほとんど執着を感じているものがないので、空身のままトコトコと次の世界に歩いていこうと、気楽に考えている。
 
 最近、どういうわけかステイシー・ケントの歌が聴きたくなっている。過去にどのような曲をブログに掲載したか調べようと思い、検索してみた。すると、最も古いのは2017年だった。その当時の記事に以下のような記述があった。
 
 「過日、ブログ読者のcausalさんから教えていただいた、Stacey KentのアルバムをApple Musicで探したら見つかったので、ダウンロードしてみた。」
 
 causalさんは、そんなにも前から訪問してくださっていたのだと、認識し感謝の気持ちを感じている。causalさんには改めてお礼を申し上げる。
 
 今日は普通の速度で規定の歩数を歩くことができた。ステイシー・ケントの歌を聴きながら、改めて仕事の組み立ての基本についてあれこれ思いめぐらした。
 
 ずっと以前から、サイトの制作やいろいろなアプリケーションは独学でこなしてきた。しかし、全てが高度化し、かつ不定期だが更新されている状況では、何もかも自分で対応しようとするのは実質的に不可能になっている。それぞれの分野の専門家の方に相談し、ポイントを教えてもらったほうが時間の節約になるので、方針を変更しようと考えている。
 
 そんなこんなで、慌てふためいて遺言状を書こうとしても、さして意味のある内容にはならないと思うので、書きかけの遺言状はとりあえず保留し、しばらくは実務を優先したいと考えるようになっている。
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by hirune-neko | 2021-04-18 23:32 | 心の中のできごと | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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