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昼寝ネコの雑記帳

歩きながら、自己との対話の夜だった


Reflections in D • Bill Evans
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 今朝、月末の振り込みに着手したのだが、トークンの6桁の数字を読み取るのが容易でななく愕然とした。両眼を酵素でケアしているのだが、まだ顕著な効果が出ていない。

 海外出版の仲介会社の1社に、また電話した。具体的な数字でシミュレーションしたいと思ったからだ。大体のことは理解できた。間に仲介会社を入れて版権の譲渡だけだと、数字は思ったよりずっと良くなかった。

 億劫だったが、夜になって歩きに出た。歩きながら、多言語出版のマーケティング手法を、仲介会社に全面依存するべきか、あるいは国際的な出版ネットワークを自力で構築するべきか、ずっと考えていた。

 「一体、何のために多言語出版をするのか」。原点をしっかり見据える必要があると思った。

 世界中、どの出版社も売れそうな本を出版する。売れそうもないものを作るわけがない。

 しかし然らば、販売部数を伸ばし、売上金額を増大させることが、最優先の課題なのだろうか。他に異なる優先事項はないのだろうか。

 著者としては、できるだけ多くの読者に読んでもらいたい、という希望はある。販売部数を伸ばすこととは矛盾しないと考えた。

 そのとき、脳内にあるイメージが浮かんだ。まだ見ぬ国の、会ったこともない出版社の皆さんの存在だ。具体的な性別や年齢、容姿が思い浮かんだわけではない。おそらくは、どこの国の出版社も、良書を普及しようという志を持って出版活動をしているはずだ。

 しかし、アマゾンに代表されるようなインターネット書店の出現、それに伴い、電子書籍の普及、活字離れなど、逆風の中で努力している出版社が多いのではないだろうか。書店も然りである。

 書籍の命はコンテンツだと思う。「売れる」本を出版し続けるのは容易ではないと思う。しかし、ある作家に固定読者が増えることは、出版業の継続を背面から援護することになるのではないだろうか。

 さて、私の作品には、固定読者を確保するだけの魅力があるのだろうか。それはやってみなければ分からないことだ。

 しかし、3千年生き続けてきたネコが、長年の現実や妄想の中で出会った、様々な人たちの生き方を作品の中で再現する、という設定は、なかなかユニークな方なのではないだろうか。そして、3千年の眠りから目覚め、現代人の皆さんの心に届くメッセージとして、短編作品を書き始めた・・・そんなに悪くないのではないだろうか。

 結果として、まずまずの固定読者を確保できれば、とくに零細な規模の出版社にとっては、経営的にプラス要因になり、出版活動の継続を後押しできることになるのではないだろうか。

 こんな感じで、今日は初めて海外の出版社の立場というものが視野に入った。良心的で、理念や哲学を大切にしている出版社であれば、規模の大小は問わない。

 ・・・とまあ、そのようなことをぼんやりと考えた。それで?では、現実的にどのようなマーケティング戦略になるのか?と問われても、具体的な案はまだ決めかねている。

 しかし現実的には、海外出版の仲介会社に全面依存するか、あるいは時間をかけても、独自の国際的な出版ネットワークを創出するかの、二者択一でることは言うまでもない。

 ところで、私は何歳になったのか?そのような現実的な制約がなかなか視野に入ってこない。余命期間を意識せず、ただひたすらに脳内妄想の実現を推進するのは、ある意味では恐ろしくもあり、また無責任なことでもあるのではないだろうか。

 毎日、血糖値、血圧、立ちくらみ、よろけ、視界の曇りなどを認識しながら、今日も脳天気に妄想の現実化という病と戦っている。

 ただ幸いなことに、こんな私の、もしかしたら無謀かもしれない構想に共鳴し、手伝おうとしてくれる人が、何人か存在しているのは、本当に嬉しく有難く、また心強い限りだ。

 あと2分で午前1時である。なかなか朝型には至らない、腑抜けネコである。

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by hirune-neko | 2020-07-01 01:13 | 創作への道 | Comments(0)
<< 忙しさが毎日加速しているようだ 少しだが、全体像が見えてきた >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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