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昼寝ネコの雑記帳

連続して、ほほ12時間を要した


Out of Africa - John Barry
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 過去十数年間の価格据え置きを見直しての、値上げ交渉。それに伴う受注システムの見直しを経ての、新システム提案。

 最も受注量の多い2カ所の産婦人科と折衝しているが、ひとつの方が全面的に受け入れてくれた。7月1日から新システムでの稼働開始のため、患者さんに渡していただく「入院時お渡し封筒」と4ページの「ご案内チラシ」を大至急作成することになった。

 朝目が覚めて、基本的な構成のイメージが湧いたため、それを頼りに午前中から着手した。ほぼ12時間かかったが、両方をPDF化して担当者の方に送ることができた。そんなに簡単な内容ではないのだが、よくもまあ一気に仕上げられたものだと、我ながら驚いている。明日は印刷してゆうパックで送ることになる。

 長年にわたって利用している、申し込みフォーム作成のシステムがある。秋田県にある企業の運営だ。今日、久しぶりに「事前登録」のための、比較的簡単なフォームを作成したら、QRコードをダウンロードするメニューボタンが表示された。古いフォームでは無理だったので、かなり進化しているなと感心した。

 昨日、ぼんやりと考え事をしているとき、ふと多言語絵本出版の基本コンセプトが思い浮かんだ。こんな感じだった。

 「それは、世界中の人の心の中に、小さな種を蒔くようなことになる。心に伝わるメッセージを、短編作品に託してお届けする。それを読まれ哉方は心で何かを感じ取り、自分の中に心が存在することを実感することになる。結果として、鋭敏なな感性を育てていただくお手伝いをすることになる。登場人物の心の中の、目に見えない葛藤や苦悩、苦しみを疑似体験していただき、人の内面に対する洞察力、そして結果として寛容さと慈愛の心を養っていただくことになる。」

 ざっとこのようなイメージである。まるで昼寝ネコ教という名の、新興宗教のような雰囲気だ。

 多言語絵本出版に必要なチーム編成を進めている。英語への翻訳はなんとかなりそうだ。スペイン語については、最終調整局面である。作画と装丁について、慎重に考えているところだ。

 実務的には、英語が公用語の国のリスト、スペイン語が公用語の国のリストを作成し、それぞれの在日本大使館を特定する。そして、それらの国々の基本情報を収集し、マーケティングの基本構造を構築する。公開情報収集・分析のための有能なチームメンバーは、すでに確保できている。

 AmazonのKindle本を中心とする、電子書籍のフォーマット方式は以前から勉強しようと思いつつ、手を付けられていない。自分でそこまで掌握するのは無理だと判断し、チームスタッフに依頼することにした。

 とにかく、もうすでに私が自分一人で全てをこなせるような面積の仕事ではなくなっている。いかに、チームの動きを効率的に掌握・統制できるかが、私の役割になっている。

 一般的に言うなら、技術力のある人は多いはずだ。しかし、私なりの構想とこだわりがあるため、基本的な理念・哲学を共有できる人、信念を持って生きている人、というのが最重要な選定基準となっている。だから、時間がかかるわけだ。

 ちょっと見た目には、かなり壮大な構想だろうと思う。実際に、未知の要素が多いと感じる。しかし、高校生の頃から文章を書くのが好きで、それが昂じて1981年に出版社を創業した。別会社で海外の書籍・雑誌を扱ったため、欧米の出版関連企業を何度も訪問する機会があった。

 結果的にずいぶん辛酸を舐めたが、出版業界の囲いの中に留まってきた。何事も外注する予算が無かったので、独学で学び少しずつ技術を習得してきた。まだまだ基本レベルのことが多いが、それでも広範囲の要素に横断的に取り組んできたので、組み合わせ方はかなり見えているように感じる。

 自分の年齢を客観的に意識すると、ついつい萎縮してしまうが、他者への委任の原則を上手に活用し、有能な分身を増やして生きたいと考えている。

 戸籍上は晩年を迎えているが、心意気だけは、まだまだ青年の志を抱き続けたいと、強がってる。

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by hirune-neko | 2020-06-23 01:36 | 心の中のできごと | Comments(0)
<< 今日もしんどい一日だった 早めに始めたのだが、今までかか... >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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