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昼寝ネコの雑記帳

自分自身に「おい、大丈夫か?」と声をかけている

Oblivion / Astor Piazzolla

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 最近は悪い癖が再発し、トイレにiPadを持ち込んで詰将棋を解いている。しばらく詰将棋をする時間がなかったので、レベル1から再スタートし、何とかレベル3まで解いた。一体、レベルの最高はいくつかと思ってみたら、30だった。

 では、そのレベル30の問題というのは、どれぐらい難しいのかと興味がわいた。問題を開いてみたのだが、とっかかりの最初の一手目がなかなか読めない。異なる王手を何度も繰り返すうちに、最初の一手がようやくわかった。その繰り返しで何十回もやり直し、最終的にはなんとか詰め終えたが、なんと47手詰めだった。根気の要る問題だった。・・・仕事の頭安めにと思って始めたのだが、かなり集中したものの、逆ショック療法で、頭がスッキリした。

 今日は午前中から夕方過ぎにかけて、まるで笑い話のように、次々と即対応の案件が発生した。電話による問い合わせが何件も連続した。メールによる申し込みもかなりの件数が着信し、画像も何人もの方から送られてきた。その合間合間に、企画書を考えたり提案書を考えたり、何とか自分の仕事をしようとするのだが、まるで下手なコメディードラマのように、その都度無残に中断され、振り出しに戻るばかりだった。

 わが社には、郵便局や宅配会社の集荷以外は、まず人が来社しない。つまり、ほぼ完璧に対人非接触型の仕事形態である。目下問題になっているウィルス感染による影響は、おそらく最小限なのではないだろうか。

 とても能天気な話だが、現在の主力商品である赤ちゃんの名入絵本「大切なわが子へ」は、創刊してから17年目になるのだが、一度も値上げをしたことがない。そればかりでなく、当初、新規開業の院長先生には特別価格を提供し、かつ開業リスクを負われるので、さらに大幅な値引きまでさせていただいた時期があった。

 当時の新規開業のクリニックは、今では増築に次ぐ増築で、手広く守備範囲を広げている。本当に呑気な話だと思うのだが、最近になって、もう経営も安定しただろうから、通常価格に値上げをさせていただく交渉しようと思うに至った。その2種類のクリニックとも、開業以来既に10数年が経過している。

 数日前に、片方のクリニックの絵本担当者の方に電話をした。17年前の創刊以来、何度も用紙や資材費の値上がりがあり、さらに製本や加工工賃の値上がりもあったが、これまで一度も値上げのお願いをせず、今日まで来てしまった、と説明した。

 その方は、わが社の担当をされてからまだ数年なのだが、17年間一度も値上げのお願いをしていないという説明を聞き、とても驚かれた。

 私はとことん人が好いのかどうかわからないが、値上げ分の費用を経費的に削減できるよう、クラウドサービスその他を活用して、実質的には新たな負担が発生しないような提案を考えている。つまり、1ヶ月検診で手渡しできれば、個別にレターパックなどで発送する費用が発生せず、なおかつ事務手数料もかからない。あらかじめ患者さんに登録してもらい、Dropbox内に患者さんと共有するフォルダーを作っておけば、画像のやり取りもスムーズに行くので、経費節減になる。

 つまり、値上げをさせてくださいよ、で終わらせるのでなく、その分はこのような工夫で補填できるではないですか、という提案になる。もちろん、私たちに多少の手間は増えることになるが、ある意味では単純作業が増えるだけなので、そんなに人件費の負担にはならない。

 今日は、その値上げのお願いをする趣意書に着手した。それ以外にも、あれやこれや同時進行の形で案件を抱え込んでいる。そんな状態なので、ここ二日間、歩くことができていない。本来は今日は歩くべきなのだが、朝からすっかり消耗してしまい、おまけにどうやら大粒の雨が降っているので、このままズルズルと無精な1日で終わらせるのではないだろうか。

 これまでの人生で、こんなに入り組んだ忙しさは経験していないのではないように思う。それなりにハードに仕事をしてきたつもりだが、いくつもの案件を同時並行して考え、形にするというのは経験していないように思う。

 脳内の左側では企画書の文章を考え、同時に脳内の右側で複雑な計算を暗算で行う・ ・ ・私にはそのような芸当はとてもできない。しかし、それに近いことをしなくてはならない。正直言って、過酷な日々が続いている。

 そんな状態なので、せめて黒糖饅頭か何か、脳内を癒す甘い食べ物が欲しくなる、という誘惑にさらされている。

 ああそれなのにそれなのに、奥歯の1本が2つに割れて痛みだし、下の歯の裏側の歯茎が少しめくれて食べ物が当たると痛いし、かつての虫歯が疼きだしている。ダブルパンチ?いや、トリプルパンチの状態である。

 もうじき、免許証の更新期限が切れてしまう。おそらく視力検査は不合格だろう。あらかじめ警察署に電話で相談したら、更新期限後、半年以内であれば二俣川の試験場に行って、視力検査と講習だけで大丈夫だと言われた。少し安堵した。

 そういえば、私も人並みに1年に1歳は年齢を重ねる人間なのだ。つまり、年数が経過しても体も頭も老化しない、などという事はありえない・・・それをすっかり忘れてしまっている。自分に都合の悪い事は視野に入れない、という利己的な習慣がすっかり身に付いているようだ。

 さて、私にしてはずいぶん早い時間にブログの文章を書いている。ブログアップ後に、傘を差しながら冷たい雨の中、とぼとぼとウォーキングに出るかどうか、毎日が試練の生涯である。

 ついでながら、ずっと使用しているブラウザのFirefoxで、某銀行の口座にログインしようとすると、パスワードを入力していないのにもかかわらず、いきなりログイン動作に移行するものだから、エラーが連続してしまい、パスワードの再設定を2回もするはめになってしまった。

 しからば、Safariに変更しようと考えたのだが、どういう訳かSafariでは、自分のブログにログインしても、管理者画面に切り替わらない。アップルの方に長時間サポートしてもらったのだが、最終結論としては、2醜類のブラウザの使い分けとなってしまた。最後の望みは、Google Chromeでの動作確認である。銀行とブログの両方に対応できれば、この際だからGoogle Chrome1本に統一することになるかもしれない。

 どうしてこんなにも、邪魔がはいるのだろうか。良きことの起こる前兆であれば嬉しいのだが・・・そう思い込んで前進するしかないだろう。


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by hirune-neko | 2020-04-13 22:38 | 心の中のできごと | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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