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昼寝ネコの雑記帳

かなりオーバーワークの一日だった

Bill Evans Trio - My Foolish Heart
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 今日から消費税が上がった。それに伴い、郵便料金にも変更があった。わが社は、料金後納郵便を利用しているため、郵便局の方に集荷に来ていただいた際、後納差し出し表という書式を作成し提出している。

 ゆうパックには60サイズ、80サイズ、100サイズの3種類がある。60サイズには5地域、それ以外には4地域の区分があり、それぞれ料金が細かく異なる。それ以外は、ゆうメール簡易書留が2種類、定型郵便が2種類、定形外郵便が3種類ありそれぞれに速達の区分もある。

 それらの項目を、新しい料金で作り直した。さらには、1ヵ月に25回差し出すという上限を設定し、そのシートを全部でブックに25枚コピー作成した。12月分までの3ヶ月分まで作った。単純作業ではあったが、細かい仕事なのでかなり頭がくたびれた。

 絵本を入れるパッケージを型抜きする、いわゆるビク抜き屋さんに1200枚をお願いしていたが、出来上がったというので、今日引き取りに行った。戻って郵便受けを見たら、そのビク抜き屋さんからの葉書が入っていた。読むと、今年の12月で廃業すると書かれていた。驚いてすぐに電話したら、何でも仕事場の建物が取り壊しになるが、新たに場所を探して継続する気力がないので廃業することにした、と言っていた。時代の流れで職人さんのする仕事が徐々に少なくなり、仕事の面積も狭まっていることを実感した。

 時代とともに紙に印刷された書籍の需要が減衰し、電子書籍が勢いを増している。様々な資料にしても、紙に印刷したものよりは電子ファイル化したものの方が、伝達や保存が容易である事は言うまでもない。

 出版業界を見たときに、書店、取次、出版社それぞれの業態の変化が顕著になってきている。書店廃業も年々増加している。

 もうかなり以前のことになるが、時間待ちをしていた車の中でニュースを聞いたとき、アマゾンが日本に上陸し、一般書籍だけではなく、電子書籍もネット販売で展開すると聞いた。その瞬間直感的に、比較的閉鎖的な環境を辞してきた出版業界にも、大きな変化が訪れると予測した。

 だからといって、長年親しんできた業態をそう簡単に変更する事はできない。すぐに電子出版をしたからといって、マーケットが成熟しているわけでもなく、まだまだ顧客を捉えるのも具体性のないような時代だった。

 そのような時期に、相談役から赤ちゃんの名前を入れて製作する絵本への進出を勧められた。その瞬間、親子の絆を強められるような文章の絵本を作りたいと考えた。それが今日のグリーティング絵本「大切な我が子会」の原点である。約16年前のことである。

 振り返ればこの16年間、様々な出産シーンを想定した本文の種類を増やし、製作上の改良を加えてきた。現在もなお、改良を加えつつある。何せ1冊ずつ全て名前が違う絵本なので、とても細かく集中力を要する手作業である。

 全体システムの改良は、手作業の手間を軽減し、誤字や脱字をを防ぐ意味もある。現時点でできる範囲の事は、ほぼ視野に入っており、今その構築を急いでいる。ずいぶん年数がかかっているが、逆に言うと現在の販売価格で競合相手が出てくる可能性は考えにくいと思っている。

 今日は、車を運転して荷物の積み下ろしをし、さらには細かい作業が続いたのでさすがに脳内がくたびれ果ててしまった。それでも、お客様からの問い合わせをデータ化し、社内共有用に使うことになったiPad Proのバーコフ・シニアで閲覧できるところまで仕組みを作り上げた。

 しかし、2台のiPad Proでは、相変わらずExcelデータが開けたり開けなかったりするので、今日はMicrosoftのサポートに何度も電話した。そこで発見したのは、電話サポートは24時間体制だということだ。驚いてしまった。とたも心強く思う。

 ほぼ無数と思えるほどの細かい願望が前途に立ちふさがってはいるが、一つ一つ丹念に取り組み、何とか乗り越えていきたいと思っている。

 改めて心身の機能低下を実感している。もう走ることはできないまでも、歩く時間をしっかり確保し、筋肉のトレーニングを行い、まだまだしゃきっと仕事をしたいものだ。

 今日はまだ早い時間ではあるが、限界である。

 My Foolish Heart・・・愚かなりし我が心・・・私のことなのかもしれない。敢えて詩的に表現すれば、人生の最期までロマンを追い続け、自らの老醜を鏡に映して見ることを拒み続けている、愚かな人間なのかもしれない。しかし、そんなことは一向に歯牙にかけず、我が道を行く図々しさはしっかりと根付いているので、もうこのまま突き進むしかないのである。

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by hirune-neko | 2019-10-01 23:31 | 心の中のできごと | Comments(0)
<< 現実的視点の必要性を、強く認識... 三日坊主にも至らないグータラ人... >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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