少しずつだが、外堀を埋め始めている 昨晩は、しっかりと睡眠時間を確保したので、体調はかなり快復した。しかし、早朝目が覚めたとき、脳内に違和感を感じた。かなり以前も同じような感じがあったのを思いだし、血圧を測ってみた。通常は大体100前後で、以前の高血圧が嘘のように下がっている。低血圧かと思うこともある。もちろん薬は飲んでいないので、なぜ下がったかは不明だ。 血圧計の数値を見て、目を疑った。160台だった。私にしては、近年になく高い数値だった。何も思い当たる節はない。念のため、もう一度測ったら150台だった。少し安堵したが、再度測ってみた。今度は140台だった。一体なんなんだ。それ以降は脳内に違和感を感じないので、測っていない。 今朝、ある方から電話をいただいた。長い付き合いの方で、かれこれ40年ほど前からの良き理解者である。会話が終わって時計を見たら、約50分の長電話だった。女同士の電話は長いと相場が決まっているが、男同士で50分というのも、珍しいのではないだろか。 会話の内容はもちろん、ここには書けない。悪事を企てているわけではないのだが、それなりに機密を要するテーマだった。 「私は地位を求めず、名声や名誉も望まない。ただひたすら、自分の良心に従って行動するだけです」・・・これは別に著名な思想家や哲学者が言った言葉ではない。私が彼に伝えた言葉そのままである。そんな会話が遠慮なくできる相手なので、おそらくは先方も私に対しては、警戒や疑念を抱かずに理解してくれているのではないだろうか。 今日はお互いの年齢のことも話題になった。長年ずっと同年齢だと思っていたのだが、生年を聞いたら私の2歳上だった。お互いにある共通のプロジェクトにボランティアで関わっている。彼の方がずっと社会経験が豊富であり、おまけに私とは正反対で、エリートコースを歩んできた人物だ。大変な経歴と人脈を持っている。 いろいろな将来構想について意見交換をした。ほぼ共通認識であると思ってくれたようで、いろいろと賛意を示してくれた。 会話の最後に言われた言葉に当惑してしまった。「自分には時間も体力もそんなに残されていない。後を頼みます。」 一体、どのように返答すべきだったのだろうか。私はとっさに「はい、承知しました、と簡単にお答えできる内容ではないです。でも、できる限りのお手伝いはさせていただきます。」 なんて私は正直なんだろうか。いや、馬鹿正直なんだろうか。でも仕方がない。私は上手にお追従を言える性格ではない。 今日は幾分、脳内がスッキリ状態になったため、仕事上の視界を遮っていた霧も晴れた。データベースソフトの4Dジャパンに電話し、営業担当者の方に相談した。ある程度のスキルを身につける方が、後々を考えると有益だと思えたからだ。それに加え、大幅に更新されたらしい、サイト構築ソフトも習得したい。多少の時間をロスするが、急がば回れである。結果的に、業務の組み立てが円滑になるだろうと思う。営業に重心を移すための資料作成もあるので、煩雑な納品書や請求書のチェックを他の人間に委任し、時間を確保しようと考えた。先刻、簡単なマニュアルを作成し、委任相手に送ったところだ。 ようやく、基本構造が見えてきたような気がする。まだ、そんなレベルである。・・・私の方にこそ、果たしてあとどれぐらいの時間と体力が残されているのか、予断が許さないことも承知している。その点も踏まえ、次男とそのお嫁さんと一緒に、根幹情報を共有する仕組みを構築し始めている。 Facebook友だちの札幌の女性が、羊蹄山の頂上まで登ったと紹介記事を書いていた。母のケアマネージャーだった方だ。聞くと、私と旧知の間柄の女性と一緒だったという。足腰の負担は大きいだろうが、頂上から見下ろす眺望は見事なものだろうと想像している。もう、年齢的には手遅れだろうけれど、せめていつか、北海道の大自然の中に足を踏み入れてみたいと思っている。根室、網走、稚内など、まだまだ私にとっては未開の北海道がある。 雄大な大自然と向き合えば、改めて自分がちっぽけな存在であることを実感できるだろうと思う。そして、人間の人生には何が最も重要か、という問いに対する透徹した答えも、感じられるのではないだろうか。 全然話は変わるが、2年以上の長きにわたり、手足となって働いてくれている、iPadProのヴァーコフを、機種変更する可能性が高まった。iCloudドライブを2TBで契約しているが、mp3やmp4ファイルがどんどん増えており、容量不足に陥る可能性が高まって来たからだ。断腸の思いではあるが、犠牲になってもらうしか選択肢がなさそうだ。でも、下取ってくれるというので、機種変更しても、新しいiPadProは、再度ヴァーコフと命名したいと思う。第1世代なので256GBの容量だが、現在の第3世代は最大1TBなので、容量を気にせずに済むというのが、切実な変更理由である。 あまり必要以上に、周りの機器に感情移入せず、もう少しドライになればいいと思うのだが、ミスでコピー用紙1枚を無駄にしても、その紙1枚にひと言詫びる体質は変えられそうもない。やれやれだが、仲間が増えたような感じで、おかげで楽しく仕事をしている。
by hirune-neko
| 2019-09-17 23:58
| 心の中のできごと
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・1951年
小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。 ・1969年 中央大学経済学部入学 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。 ・1974年 同大学卒業 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。 ・2006年 現在に至る プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。 ・2010年 宇宙の旅 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。 ・現在 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。 お気に入りブログ
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