表紙ページの数行を考えるのに、数時間をかけてしまった 納得のいく表現に、なかなか到達しない。少しずつ閃き、なんとか序章の骨格までは到達した。そこで頭の覚醒のため、という屁理屈をこねて、24・TWENTY-FOURの最終シーズン10(Legacy・12話)を、どこまで観たか確認したくなった。 24・TWENTY-FOURの困るのは、見始めると途中で中断するのがなかなかできない点だ。どうしても次の展開が気になってしまい、ついつい次に進んでしまう。 しかし今夜は、三男家族から夕食の招待を受けていたので、夕方過ぎには電車を乗り継いで、目的の駅に向かった。到着すると、三男が駅前まで車で迎えに来てくれていた。車を降りると、松葉杖は使っていないものの、まだアキレス腱を切断した右足を引きずっていた。 食前、上の孫娘がカラオケで歌ったという録音を聞かされた。なかなかどうして、小5とは思えない声量で、しっかりと歌っている。声質から判断すると、ミュージカルの舞台に向いていると思った。 食後は、その孫娘に将棋に興味があるか再度確認したら、あるという。そこで持参していたiPadプロをリュックから取り出し、将棋ソフトの「将皇」を開いた。 駒の種類と動かし方をざっと教え、ソフトを10枚落ちに設定して、相手玉を詰めるという意味を実体験させた。孫に将棋を教えるのは初めてだったが、いずれインターネットの対局道場で対戦するのが楽しみである。 馴れない電車での外出で疲れたのか、電車内で居眠りをしてしまい、危なく乗り過ごすところだった。 帰宅して、よせばいいのに 24・TWENTY-FOURがどのように展開しているかが、どうしても気になってしまった。1話だけと思って観たのだが、実に巧妙な予想外のストーリー展開なので、そのまま連続して観たい誘惑に駆られる。しかし、全てを見終えるには、あと7時間はかかってしまうので、いくらなんでも自制し、今夜はブログを最後に閉店させていただく。 改めて思った。 24・TWENTY-FOURやNIKITA、COVERT AFFAIRS、その他諜報機関の映画やドラマばかりを観ているせいか、外国人を見たらまずはスパイを疑う体質になってしまったようだ。 同時に、本当に信頼できる人間関係は、実に貴重な存在だという思いが骨身にしみている。 赤ん坊の頃から一緒に暮らし、育てた子どもたちの家族と一緒に過ごしていると、安心して心から寛ぐことができることを実感できる。 三男家族は、小5の女の子と幼稚園年長の女の子が二人だ。二人とも実によくおしゃべりをする。ステレオ二重同時放送だね、というと三男夫婦は声を上げて笑った。ここまで生きてきて良かった、と思えるひとときを与えられ、有難く思っている。 三男は、後期研修期間に入り、精神科の専門医を目指している。任意入院、強制入院などの種類があることを初めて知った。鬱病、統合失調症などの患者さんに接しているが、楽しいという言葉を聞き、少し驚いた。精神科医を目指すだけあり、やはりどこか違った精神構造なのではないかと思ったりもした。 しかし、私の血を引いた子どもである。そういえば私自身、人から疎まれて孤立している人に近づき、親しくなるのは得意だし、楽しくも思っている。やはり血は争えないのだろうと、妙に納得した次第だ。
by hirune-neko
| 2019-05-04 01:15
| 心の中のできごと
|
Comments(0)
|
検索
ライフログ
最新の記事
最新のコメント
記事ランキング
以前の記事
2024年 03月
2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 昼寝ネコのプロフィール
・1951年
小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。 ・1969年 中央大学経済学部入学 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。 ・1974年 同大学卒業 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。 ・2006年 現在に至る プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。 ・2010年 宇宙の旅 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。 ・現在 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。 お気に入りブログ
ファン
ブログパーツ
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||