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昼寝ネコの雑記帳

上から目線でひとこと言わせていただく

Astor Piazzolla - Romance Del Diablo
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 様々な公開情報を目にして感じるのは、北朝鮮および韓国の、国としての存立基盤が崩壊しつつあるのではないか、といyう懸念である。ヴェトナムで行われた米朝会談は、決裂だったと見られている、また、渡米しトランプ大統領との会談に臨んだ文在寅・韓国大統領は、トランプ大統領を激怒させ、会談時間は2分だったと報じられている。

 中国に対する国際的な離反も進んでいるようで、一帯一路構想も頓挫し、最近ではアメリカが台湾との軍事を含む交流を活発化して、中国を牽制しているようだ。また、トランプ大統領が世銀総裁候補を推薦し、対中融資を大幅に見直す動きに出ている。中国が、世界各国への金融支援と引き替えに、軍事拠点作りを拡大しつつあることへの牽制だという人もいる。

 インターネットや各種メディアでは、評論家やジャーナリストの皆さんが、あれこれの論評と予測を繰り広げている。

 私自身は、評論家でもないしジャーナリストでもなく、専門知識は何もない。しかし、紀元前の時代から約3千年を生きている、と思い込んでいるネコ人間として、この終末期にあって、少々上から目線で言わせていただきたいことがある。

 どれぐらいの高さからか・・・数十センチでもなく、数メートルでも数キロメートルでもない。空の彼方のずっと上空の、宇宙空間からの目線である。

 まずは、私たちは一人の人間として、隣国の混乱およびその国に住む多くの善良な人達に対して、どのような印象を持っているだろうか。

 日韓関係は過去最悪だと言われている。改めて言うまでもなく、従軍慰安婦問題、徴用工への賠償判決、自衛隊機に対するレーザー照射事件、天皇陛下に対する謝罪要求などに対する国民的反感が高まり、日本政府も報復措置に出始めているようだ。

 一説によれば、文在寅韓国大統領は北主導の南北統一を画策してきた、とされている。北の核を手中に収め、今まで以上に日本に対して恫喝的な外交に出ると予測されていた。・・・過去形で書くのは、文在寅大統領はすでに、金正恩委員長からの信頼を失い、孤立しているからだ。米朝の仲介役を自認していたが、アメリカ側の信頼も失っている。

 とても興味深く、目の離せない情報が連日報じられている。私たちは、ともすればまるで競技場の観客席に座り、喚声を上げて敵チームの敗戦を願っているような立場にあるのではないだろうか。

 国際機関の発表によると、北朝鮮の国民の4割が栄誉失調状態にあるそうだ。軍人ですら食糧事情が悪く飢餓状態とも言われている。占いをしたという理由だけで、公開銃殺刑にされた女性達も存在する。日本から拉致された人達も存在する。

 そのような状況を俯瞰したときに、圧政で暴虐の限りを尽くす為政者の動向だけでなく、虐げられ、不安と不満に押し潰されそうになっている、多くの一般国民の姿が目に浮かび、心が痛む。

 北朝鮮の地下には、豊富な地下資源が眠る、などという目先の利益ではなく、苦難と苦痛に苛まれている多くの人達が、その環境から解放される手立てがないのだろうかと、心が痛む。

 外交、経済、軍事などの視点から、各国政府はいろいろな戦略を立てていると思う。しかし、私は別の視点から、活路を見出せないだろうかと考えている。

 大方の人達からは笑われ、相手にされないと思う。しかし、今こそ、この病める地球全体を、神学的見地から見てみる必要があるのではないか、と思い始めている。

 私自身は宗教研究家ではないので、仏教、神道、キリスト教、イスラム工、ユダヤ教などを網羅的に説明することはできない。しかし、旧約聖書の時代の預言者の言葉が、現代の私たちにも向けられたものだという解釈を聞くと、改めて有神論的な視点から、ひとつの神学的な仮説が浮かび上がってくる。

 過去に何度もご紹介しているが、ピアソラの作品には、天使の組曲と悪魔の組曲とがある。冒頭の曲は「悪魔のロマンス」と訳すことのできる、悪魔の組曲の1曲だ。

 民の命をなんとも思わず、人々の飢えや寒さ、苦しみを軽視して、軍拡や他国支配に狂奔する国家指導者たち。その悪政の犠牲になって、平安や安息、感動、癒し、歓び、希望、夢という言葉の意味を体感しないまま生涯を閉じる人達の、なんと多いことだろうか。

 最近公開された秘密結社・イルミナティのプロトコルを読んでも、そこには明らかに神と悪魔の対立構造が記載されている。神学的に解釈すれば、世界の現在は、まさに神の軍勢と悪魔の軍勢の、最終決戦直前だと考えている。悪魔にそそのかされ、名誉欲、権力欲、自己崇拝、利己心、残酷な心などに支配され、悪政と暴虐の限りを尽くした統治者の最期の時を迎えるのだという確信がある。

 私には、具体的な展開の予測はできない。しかし、暴虐の統治者は、いずれ民の足下で倒れ、民に踏み潰されて惨めな最期を遂げるだろう。

 一方で、個人としての私たちが試されるのは、悪人が滅びるのを見て喝采するのは自由だが、まるでもの言わぬ子羊のように、苦難と苦痛の果てに涙も涸れ果てて震える人達の存在を、視野に入れることができるかどうかだと思っている。

 国の治政環境が変わったときに、韓国人、朝鮮人などと、全体を一括りにして反感や蔑視の気持ちを持つことを捨て、彼等が破壊された環境から立ち上がれるよう、自分ができる支援を喜んで、自発的に行おうという慈愛の気持ち、人類愛で、自分自身の心を満たすことができるだろうか。

 日本がこのまま、平和で安全な環境を維持できたと実感したとき、私たちが人間としての成長、人格の涵養を果たし、心を平安と達成感、感動で満たせるかどうかは、私たち自身が偏見を捨て去り、異国の隣人に対して、心を込めて手を差し伸べられるかどうかにかかっている。そのような確信を持っている。

 神学的インテリジェンスという言葉は、英語ではTheological Intelligenceと表現されるが、文法的には正しいけれど、そのような言葉は存在しないそうだ。なので、私の発想は笑って読み流していただきたい。しかし私は大真面目である。ファミリー・インテリジェンスという概念も、世界的に存在していないようだ。Google検索しても、検索結果の上位5位までは、すべて私関連の記事である。

 誰からも認められず、賛意も得られていないが、私自身は強い確信を持っている。東日本大震災の数年前からの発想なので10年来の構想である。歩みはのろいものの、このまま貫徹したいと思っている。

 Googleで「サタン 終末」と複合検索で見つけた記事と、そこで使われていた画像を、以下にご紹介する。地上には膨大な数の宗教が存在するが、私個人は単純化して考えている。

 創造主たる神は存在するか・・・存在してなければ、宗教は私にとっては無意味である。
 創造主たる神が存在するならば、神の受け入れる宗教はただひとつである。矛盾する概念を有する複数の宗教を、神が受け入れるとは考えられないからである。

 ピアソラが、果たしてどのような神学的な視点で悪魔の組曲を作曲したのか、私は理解していない。しかし、この曲を聴く度にいつも、終末期の悪魔の徒労感、失望感をいたわるピアソラの人間性を感じる。

終末の時代に起こること 第9章サタンの起源と滅亡】
上から目線でひとこと言わせていただく_c0115242_01334034.jpg

サタンと戦う大天使ミカエルの像(米国テキサス州オースチン)

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by hirune-neko | 2019-04-19 01:36 | 心の中のできごと | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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