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昼寝ネコの雑記帳

久しぶりに、コンサートホールに行ってきた

Samba em Prelúdio - Vinicius de Moraes "La Fusa" con Maria Creuza y Toquinho
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 場所は築地市場駅から至近で、朝日新聞の本社ビルの中のようだ。

 先生達とは、おそらく約20年以上ぶりの再会だった。最初から最後まで聴いたが、改めて自身の音楽的嗜好が固まっていることを認識した。

 電車を乗り継いで帰宅したが、今日は1食しか食べていなかったので空腹を覚え、途中でファミレスに寄って遅い夕食を摂った。おかげで帰宅したときは、すでに深夜0時を回っていた。

 明日の午後一番のミーティングが、急遽午前中 に変更されたので、今晩は早仕舞いさせていただく。せっかくお越しくださったのに、拍子抜けされると思うが、ご了承いただきたい。

 声楽の恩師は楽壇生活65周年だそうで、ピアノ演奏もされる多才な方だ。息子さんとお嬢さんも声楽家として育ち、舞台上で協演した。

 終演後、出演者の皆さんがロビーで挨拶されていたので、列に並んだ。大先生は、一瞬、私が誰か判別できなかったようだったので名乗ると、おお、懐かしいと言われた。それほど昔の生徒なのである。

 お嬢さんには、「人妻の○○ちゃん」と声をかけた。まだ独身の頃の生徒だったが、もうすでに51歳だそうだ。

 息子さんは懐かしそうに応対してくれ「また一緒にやりましょう」と誘ってくれた。「もうボサノヴァぐらいしか歌う気力はないですよ」と答えた。ご夫婦とも長くウィーンに留学されており、ウィーンと姉妹都市だという、世田谷区の合唱団を指導されている。とても人間的にいい方なので、また機会があるといいなと思った。年齢を忘れて。

 今からまた、ステージ上でオペラのアリアを歌うような体力は残っていないと思う。しかし、声楽を習うのであれば、ロベルト・ゴジェネチェが歌っている、ピアソラの曲を歌ってみたいと思った。

 クラッシック音楽の世界では、声楽は往々にして声量や発声法、声質で評価されがちだが、となると、ゴジェネチェのだみ声を聞いたら、唖然とされるに違いない。

 しかし私はゴジェネチェのだみ声、というより、心に伝わってくる独特の世界が好きなので、それを真似て原語のスペイン語でピアソラの作品にチャレンジしてみたい。そう思うだけで、実際には時間を捻出することは不可能である。

 帰宅して説明を受けたのだが、当時は自宅内でクラシック音楽のサロンコンサートを定期的に行っていた。珍しくミュージカルのステージを作った。きっかけは、ロンドン出張時に知り合った女性が、現地のミュージカル「ミス・サイゴン」の主役キムを演じたと聞いた奇遇だった。いつか来日の機会があったら、一緒にやりましょうということになり、その後実現した。

 旧知の知人で、当時NHKのディレクターだった方に演出をお願いした。彼女の相手役男性歌手として、今日久しぶりに再会した恩師の息子さんにお願いし、協演していただいた。そんなことすら、すっかり忘れてしまっていた。

 短稿で失礼するといいながら、だらだらと書いてしまった。ここ数十年の音楽に関する思い出が、どっと甦ってきた感じだ。やはり私は本質的に、音楽と創作が好きなようだ。しかし、生活のためには、しっかり仕事の営業をしなければならない。それは十分に認識している。

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by hirune-neko | 2018-12-12 02:28 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(0)
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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