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昼寝ネコの雑記帳

後顧の憂い無く営業行脚ができるよう、遺言書もどきを作り始めた

Astor Piazzolla - Soledad

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 今日のような心理状態の時は、ピアソラの曲が一番だ。

 以前から、長男が兄弟を代表しての申し入れがある。私が病気や事故で何かあったとき、残された者が何をどうすればいいかを、家族会議を開いてみんなに分かるよう説明してほしい、という要請だ。

 現実的に考えるなら、いつ、どこでそのような状態になるか、あるいは肉体的に機能停止しても意思力や判断力が残されているかなど、いろいろなバリエーションが想定されるので、具体的なアニュアルのようにまとめるのが難しかった。

 今日は、複数の産婦人科から絵本の申し込みセットの在庫が少なくなった、という連絡があった。2台のプリンターを同時使用して何時間も印刷作業をした。作業をしていても、脳内には空きがあったので、私にもしものことがあったときを想定し、仕事全体の流れを止めないためにはどのような優先順位で、何を伝えたらいいかを考えた。大きく分けて12項目になったが、まだ増えるだろう。その中には、直近の基本方針もあれば、長期的な方向性も含んでいる。自分が口出しできなくなった状況を想定した指示書を作るのは、なんとも不思議な心理状態である。

 改めて考えてみた。この世の何に未練を感じるだろうか、と。

 未練というより、心残りに思うだろうと感じるのは、思い描いていた構想が実現するのを見届けないまま、自分の人生が終わってしまうという、ある種の未達成感だろうと想像している。いずれにしても、最期の時まで悪あがきをして、前傾姿勢を保ちたいとは思っている。それ以外は案外クールなもので、この世に独りで訪れ、また独りになって去って行く、という感じだろうか。

 仕事が一段落し、日課となっているブログへ訪問した。いつもの「徒然なるままに」(http://mblg.tv/42411914/)である。そこで、不勉強な私には初めて目にする言葉があった。「米テックジャイアンツ」という言葉である。

 読み進むうちに理解できた。米テックジャイアンツ」とは、どうやらFacebook、Twitter、YouTube、Googleを総称する表現のようだ。これらの企業は、あたかも巨人ゴリアテのように、地球全体を俯瞰し世界中の人々の情報をほぼ独占しているかのように思える。

 破竹の勢いで疾走してきた、それら米テックジャイアンツ」企業の、思わぬ苦境を伝える記事だった。過日閲覧した動画で、これらの企業がトランプ大統領が主導する「国家反逆罪」に抵触するという表現が記憶に残っている。IT業界で世界的に台頭してきている中国企業との関連、これら米テックジャイアンツ」企業の赤化と中国政府との緊密さ、株価の暴落と社内スタッフの離反など、興味深い記事内容だった。

 Facebook、Twitter、YouTube、Googleが提供するどのサービスも、なかなか大したものだと思っている。私自身も便利に利用させてもらっている。

 結局は、米テックジャイアンツ」は、現代人にとってはトロイの木馬、あるいはゴリアテのような存在なのかもしれない。改めて、狡猾な闇の勢力の台頭と衰退というイメージが脳内に浮かんでいる。強大な巨人ゴリアテが、まだ年若いダビデが石投げ器で投じた、たったひとつの平べったい石に倒されたように、これからの時代は予測もできなかったような、まさかの衰亡を、至る所で見るようになるのだろうか。

 私自身は、これまでの方向をそのまま堅持し、脇目を振らずに進んで行きたいと、心を新たにしている。いつ、どこで倒れても、私の仕事上のDNAが、誰かによって引き継がれていけばいいな、と呑気に構えている。方向性さえ正しければ、良き知恵と促し、そして助け手が出現するだろうと、楽観的に考えている。

【引用元 ブログ・徒然なるままに】
米テックジャイアンツが悪戦苦闘中 : 日本や世界や宇宙の動向


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by hirune-neko | 2018-10-14 00:36 | 心の中のできごと | Comments(0)
<< 非常時に備えた具体的な備蓄をお... 無理せず、ハードルを下げることにした >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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