昼寝ネコの雑記帳

久しぶりの外食は超高級レストランだった

Remembering the Rain -bill evans

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 月末はいつもひと区切りである。勝手に命名した「月越しの祭り」を、独り無言で祝うことがある。

 今年は夏からずっとハードな生活だったので、仕事以外では久しく外食していなかった。それで、今日は慰労を兼ねて外食することにした。

 選んだのは、イトーヨーカドーの3階にある「サイゼリア」というレストランだった。キノコのスープと、品切れのシェフサラダの代用のワカメサラダ、それとハンバーグステーキだったが、値段の割にはそこそこだった。超高級ではないものの、気分転換になった。

 今日は午前中から原始的に一件ずつ振込作業をした、先月は数字を見間違えて、6円少なく振り込んでしまった相手があり、今月の振込金額にその分を加算して振り込んだ。何度も確認しながらの作業なので、集中した反動で脳内血液量が低下し、頭が重くなってしまった感じだった。今度こそは、一括振込のやり方をマスターしようと、毎月、月末の度に思っている。

 食後、ふらつく頭と足で、なんとか合計8000歩を歩こうと、リュックサックを背負いながら歩いた。いつもそうなのだが、およそ20分程度を歩くと、脳内の圧迫感が消える。やはり歩くのは健康に寄与するというのは本当だと思う。歩くのはかなり習慣化してきたので、少し筋肉トレーニングをメニューに加えたら、さらにいいのだろうと思っているが、まだ思っているだけである。

 今日は改めて、自分がもしかしたらひょっとして、病的なのではないだろうかと思うことがあった。

 何年か前に、自分の書いた短編作品を多言語出版したいと思ったことがある。取り憑かれたように、多言語出版専用サイトまで作り上げたのだが、その後はそれどころではなくなり、放置状態だった。ところが、ふた月ほど前に世界中から短編作品を公募しているコンテストがあると聞き、すでに3作品を応募した。その中の2編を、ニュージーランド出身で日本語に堪能な女性に英訳してもらっていることは、先日ブログに書いている。

 コストとリスクを考えれば、紙の本の出版ではなく、Amazonが世界中で展開しているKindle本・電子書籍が最適だろう。つまり、海外の出版社を探して交渉し、何カ国語かで出版するのではなく、ここ日本で日本の出版社として、Kindle本を多言語出版するという構想を、突然身近に感じてしまった。

 伏線はあった。Facebook友だちで、昨年だったか他界してしまった日本人男性は、カルロス・ガルデルの熱狂的なファンで、ピアソラの大ファンでもあった。彼は、音楽的な強い影響を受けて南米に移住してしまい、晩年はコロンビアのボゴタで人生の最期を迎えた。最近、その彼のお嬢さんが私の記事にイイネの足跡を残してくれた。すぐにメッセージを送り、多言語出版の構想を説明し、意見をお願いした。すると、南米のスペイン語とヨーロッパのスペイン語の違いについて、説明してくれた。コロンビア生まれなのだが、子どもの頃から日本人学校に通っていたようで、いわゆるバイリンガルである。仕事も日本企業のために、日本語〜スペイン語の翻訳をしているという。

 翻訳のクォリティは別として、英語とスペイン語に関しては、心強い味方を確保できた気になってしまっている。しかし果たして、日本の出版社が世界に向けて、多言語でのKindle本の出版ができるのだろうか、という疑問に行き当たった。

 そこでAmazonに電話して質問してみた。すると、そのような案件は電話質問を受け付けていないので、kindle direct publishingという部署に、メールで問い合わせてほしいと言われた。早速、メールで質問を送ったが、まだ回答は無い。

 さて、もし可能性が開けたとして、多言語出版とは何カ国語になるのだろうか。インターネットが普及し、購買層がそれなりに存在している必要があるので、リサーチが必要だろうと思う。ただ、そのときに閃いたのは、「7」という数字だった。

 つまり、日本語、英語、スペイン語と、さらにもう4カ国語だ。

 現在の仕事とはなんの関係も無いのに、いきなり多言語でKindle出版するところに飛躍してしまっている。病的な妄想・閃きであることは重々承知している。しかし、その時に、濃い霧の彼方に仄かに見えたのは、現在日本国内だけで販売しているグリーティング絵本「大切なわが子へ」の多言語出版である。また妄想飛躍が始まったと思われるだろう。

 何年も前のことになるが、つくばの産婦人科クリニックの院長から相談があった。フランス人夫婦が出産し、絵本をプレゼントするのだが、日本語を理解しないので、概要だけでもフランス語で作ってくれないか、という依頼だった。そこで私はすぐに、フランス在住のある日本人女性に相談した。

 その女性が、仏訳した絵本の本文をフランス人男性に読ませたところ、その男性は感動して涙を流したという。同じようなケースで、英訳文を作ったことがあったが、文章のせいか、あるいは読んだ人の感性のせいか、反応が鈍かったケースもある。

 これまでのいろいろな経験が、一本の糸として紡がれ、名入り絵本の多言語出版が視野に飛び込んできたという訳だ。

 日本の製本職人の手による、工芸品レベルのオーダーメイド絵本である。技術的には、右閉じ・右開き、左綴じ・左開きという複数仕様のカバー、表紙、製本に対応しなければならないが、決して夢物語ではないような気がしている。

 こんな感じで、ちょっとしたことからでも、具体的なイメージが浮かんでしまう。本当に、もしかしたら私は病的な要素を持っているのではないかと、しばし考え込んでしまった。しかし、良く考えてみたら、創作ストーリーだって、ちょっとしたイメージ、一枚の画、一枚の画像、ひとつのメロディーからストーリーをイメージするのだから、そう考えたら、仕事上であれこれイメージが浮かんでも、自分にとってはごく自然なことだと居直ったりもしている。

 ・・・今日は、こんな展開になるとは思っていなかった。短い文章で終わらせるつもりだった。これも、何かの閃き・促しなのだろうと思う。

 おめでたいと思う反面、自分らしいとも思っている。


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by hirune-neko | 2018-09-29 01:17 | 創作への道 | Comments(2)
Commented by 千波矢 at 2018-09-29 07:13 x
昼寝ネコ様

『大切なわが子へ』の多言語出版を応援します!

何ヵ語にするのか参考に。

■世界の言語ランキング【決定版】!最強の言語【TOP10】を紹介します。 | 【e-student】

https://e-student-ph.com/worldwide-languages-ranking-1780.html


●世界で最も使用される言語ランキング
1 英語 15億人
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3 ヒンドゥー語 6億5000万人
4 スペイン語 4億2000万人
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6 アラビア語 3億人
7 ロシア語 2億7500万人
8 ポルトガル語 2億3500万人
9 ベンガル語 2億3300万人
10 ドイツ語 1億8500万人

やはり植民地帝国言語は多いようですね。
宗教や社会通念、経済力なども考慮に入れる必要があるかもしれませんね。 千波矢

 
Commented by hirune-neko at 2018-09-29 09:50
千波矢さん

大変心強い応援メッセージと、資料ありがとうございました。千波矢さんの鋭い感性と聡明さ、情報収集能力にはいつも敬服しています。

私は、自分自身の発想や妄想と付き合うには、普通の人の2倍の長さの人生が必要なのではないかと思うことがあります。それは叶わぬことですので、せめて健康管理を口先だけでなく、きちんと実行しなくてはいけないと自覚しています。改めて、アンドリュー・マーシャルの長寿現役の秘訣を知りたいと思っています。おそらくは、そんなに特殊なことではなく適度な運動と、ナチュラルな食生活なのではないかと想像しています。それと、やたらに病院にかからず薬に飛びつかない人なのではないかな、と身勝手な想像をしています。

いつも的確な情報を提供してくださり、ありがとうございます。

昼寝ネコ
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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