戦いが終わり、寛ぎの中で静かに過去を回想する 一つずつではあるが、着実に遅延案件を片付けつつある。当然のことながら、新規案件は常時増えている。延々と負荷がかかる生活は、どこで終息するのだろうか。やがていつか戦いが終わりを迎え、静かな空間で寛ぎながら過去を回想できる日が訪れたとしたら、贅沢で恵まれた人生だと思う。できれば自分の責任を果たし終えるまで、重荷が徐々に軽くなるのを感じながら、最後は肩の荷が消えていることを願っている。 まだ軽度で、コントロールしようと努力している程度だが、白内障だと診断されている。長時間のパソコンの電磁波の影響だろうか。少し離れると、衣服で性別は判断できるのだが、誰なのか識別できなくなっている。しかし不思議なもので、対面して表情を見ただけで、その人の人間としての生地が見えるように感じる。仕事も、概要を把握した時点で、その可能性の可否について、ほぼ判断できるように感じる。会社を創業して、今年で38年を迎えた。サラリーマン経験がないため、教えてくれる上司もなく、父も義父も早くして他界したので、自分の勘だけを頼りに試行錯誤するしかなかった。高い授業料を払い、年月を浪費し、ようやく自分の領分ともいうべき場を見出したように思う。 不幸にして、世界は混乱と不安、恐怖に溢れ、陰謀と謀略に満ちている。ここ日本では、人種差別、レイシストなどと鬼の首を取ったように声高に叫ぶ人たちがいる一方で、古代から血統を重視する世界もある。日本人は、その出自に対する関心がそんなに高くはないかもしれない。しかし、私は個人的に、日本の起源は古代イスラエルにつながると思えてならない。学術的検証は歴史家に任せればいいと思う。しかし、人格の主要な構成要素である正直さ、正義感、潔癖さ、慈悲深さ、信義・信念などの要素を嗅ぎ分けてみると、日本人にはそれらの大部分を有するという共通項を感じる。 私は個人的に、過去数十年の期間、世界中の様々な国籍の人たちと接触する機会があった。ひとくちにアメリカ人といっても、先祖は例外なくヨーロッパからの移民であり、思い出しただけでも、ドイツ、イギリス、アイルランド、フィンランドなど様々である。もちろん、国籍が一緒でも人間的個性は様々である。私が自分を無国籍人間だと自称するのは、国籍で判断せず、あくまでもその人の人格を見るからだ。 何ヶ月も前、たまたまある男性から、祖父の代に朝鮮半島から渡日して帰化したと打ち明けられた。何かの機会に、日韓有事の際の留意点として、戦時国際法、国防動員法、強制送還、強制隔離、外患罪などの主要項目について説明した。帰化しているつもりでも、韓国政府に国籍離脱を照会した際に、故意に離脱していることを否定される可能性についても言及した。可能なら、離脱証明書を確保するよう助言した。そこから先は彼自身の判断である。 話題を元に戻すが、この先、世界がどの程度混乱するか、明確な予測はできない。しかし、日に日に世界情勢が安定し、平安で友好的な、秩序ある環境に変貌するとはとても思えない、その真逆である。そのような危機感が、ずっと自分の原動力となって突き動かされてきたように思う。 日本人の気質は決して凶暴な狼ではない。逆に明らかに、もの言わぬ沈黙の羊の群れだと思う。しかし、その寡黙な羊の群れの中にも、ごく一部ではあるが、強い正義感を持ち、義憤に駆られて秘匿された実態を開示する人たちが出現している。羊たちは今や、窮羊狼を噛む気質に覚醒されつつある。しかし、決して性格が凶暴な状態に変貌したのではなく、一匹ずつが無理のないささやかな抵抗に出ている。 購入しない、購読しない、視聴しない・・・そして少し行動的になっても、官邸メール、外患罪集団訴訟、そして弁護士に対する懲戒請求程度である。その懲戒請求に対し、被請求者となった弁護士達が請求人に対し、恫喝的に訴訟を前面に出し、和解金の支払い・取り下げを迫っている。懲戒請求は法律で認められた国民固有の権利のはずだ。自治体の首長に対してリコール運動をした人たちを、その首長が告訴するのと同じなのではないだろうか。そのような論旨で、反論し、さらには新規に懲戒請求する動きも出ている。懲戒請求者の個人情報を漏洩したであろう弁護士会、あるいは担当委員会に対する、国政レベルでの調査も始まるという観測もある。 冷静な日本国民に対し、理不尽な行動をとり続けるなら、国籍とは別の意味での「人種」に対する反感が静かに拡がるだろうと予測している。静かな忌避感が地を覆い尽くし、それが時の政府への追い風になり、いわゆる国家レベルのカウンター・インテリジェンス行動が加速するのではないだろうか。 つい先刻、「昼寝ネコ情報部員」の方から投稿があった。 「日本列島と台湾、フィリピンでChina+(半島2国)の封じ込めの完成です。背後でアメリカや日本が動いていそうです。陸続きのベトナムはどう動くでしょうね?」 というコメントが添えられていた。一般人の目に見えない領域では、確実に事態は進展しているのだろうと感じる。 (参考資料) 【緊急速報】比外相が中国に警告「南シナ海レッドライン越えたら宣戦布告」―米華字メディア(2018年5月29日) - エキサイトニュース
by hirune-neko
| 2018-05-30 00:43
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・1951年
小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。 ・1969年 中央大学経済学部入学 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。 ・1974年 同大学卒業 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。 ・2006年 現在に至る プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。 ・2010年 宇宙の旅 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。 ・現在 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。 お気に入りブログ
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