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昼寝ネコの雑記帳

ああ、またやってしまった


J.S.Bach BWV 853 - Patricia Hase

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 今日、東横線の電車に乗り、横浜の少し手前の白楽まで往復した。駅からは勾配のきつい長い上り坂だった。脚力が少し心配だったが、なんとか目的の場所に着くことができた。

 帰りは自由が丘で大井町線に乗り換えた。ホームの椅子に空席があったので腰を下ろした。隣では1歳半ぐらいの女の子が、若いお父さんに抱っこされていた。目と目が合ったので、「こんにちは」と声をかけてしまった。どうも小さな子どもを見ると、黙っていられない。
 お父さんは何やら携帯に夢中だったが、私の声を聞いて驚いたように私に視線を移した。私は女の子の目を見ながら「なんだ、こいつという目で見てるね」というと、お父さんは声を出して笑った。「私は仕事で、赤ちゃんの名前を入れる絵本を作っているものですから、小さいお子さんを見るとつい声をかけてしまうんです」というと、お父さんは納得したように笑顔になった。

 本当に、純粋無垢で無邪気な子どもはかわいい。純粋無垢で無邪気な大人もかわいいと思うが、さすがにほとんど見かけない。

 ちょっと前まで、受注データの整理をしていた。ある産婦人科は、最初の出産と2番目の出産で、絵本の絵柄を変えるよう指定してきている。そのため、過去の全データを検索して、何番目かを特定する作業がある。また、週末から溜まったデータを、病院毎・日付け順に並べなくてはならない。終わったのは深夜0時を過ぎていた。月曜日は処理する作業量が多いため、製作を担当している次男は深夜2時半頃に出社してくる。あと1時間ちょっとだ。それまでにデータの整理を終える必要があるため、・・・あっ、いけない。納品状況をサイトに掲載する作業が抜けていた。3カ所の産婦人科から、絵本を一カ月健診で渡せるかどうかの状況を、サイトに掲載するよう依頼されており、週末に集計してもらったデータを掲載するのを失念していた。これから作業にとりかからなければいけない。

 こんな感じで、来る日も来る日も何かに追いまくられている。でもまあ、何もすることがない生活よりは充実していると思っている。体力や気力の維持のために、健康管理の動機付けにもなっている。

 産婦人科はどこも年中無休・24時間態勢である。わが社はそこまでいかないものの、それに少し近い。この連休も製本所への納品と引き取りは、いつもと同じカレンダー通りである。

 さて、愚痴話になってしまったが、これから抜けてしまっていた作業に取りかかるので、これで失礼させていただく。

 脳内の酸素欠乏なのか、アルツハイマーなのか私には分からないが、最近は固有名詞が出てこないことがある。もっと詰め将棋に時間を割かなくては。今日お会いした、私より年長の方が、最近は記憶力が落ちてきたと仰ったので、詰め将棋の3手詰めの本を注文している。プレゼントするつもりだ。師匠が推薦する本で、3手詰めといっても、簡単に解けず、かなり考えさせられる問題が多い。
ああ、またやってしまった_c0115242_01435529.jpg

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by hirune-neko | 2018-04-30 01:44 | 心の中のできごと | Comments(2)
Commented by causal at 2018-04-30 07:52 x
子供の声は天使の声
>本当に、純粋無垢で無邪気な子どもはかわいい。
天使そのままなのだと思います。
近所に子供の泣き叫ぶ声と母親の叱責の声が頻繁に聞こえてくる家がありました。
その母親は町内会の役員を仰せつかったのでしょう。町内会費の徴収に我が家を訪れた際、開口一番、
「子供の声が五月蠅くてご迷惑をお掛けしてすみません。」と。 「いえいえ、子供の声は天使の声です。」と私。
その意味は「無暗に叱りつけるのは止めなさい。その声を聴きなさい、理解しなさい。相手は天使なのですから」。
しばらくして全く聞こえなくなりましたが…
丁度、山尾某が「保育園落ちたのは私だ! 日本死ね」の投稿を国会で取り上げた時期と重なります。
保育園の待機児童問題がクローズアップされた時によくニュースで取り上げられたのは、「子供の声が五月蠅い!」との
保育園建設反対派の声でした。「自分が子供の頃は家の近所で遊ぶ時、大声を出さなかったのか ? 」と言いたくなります。
 反対派は朝昼晩家にいる高齢者でしょう。
若い勤労者は不在ですし、専業主婦も保育園建設に反対するとは思えませんので。
「純粋無垢で無邪気な子ども」が何時からこんなエゴ剥き出しの醜い老人になったのか。
保育園建設反対運動は、とても日本の風景とは思えませんね。

Commented by hirune-neko at 2018-04-30 14:43
Causalさん

コメントをありがとうございます。
おっしゃるように、日本らしからぬ手法で声高に声を張り上げ、
なんでも政局に結びつけようとする動きには違和感を感じています。
いつ、どのようなプロセスでかはわかりませんが、
いずれにしても大きな転換点が、差し迫っているような印象を持っています。
でも、ぐうたらな私ですので、あくまでもマイペースで
進めていきたいと思っています。

せっかくのゴールデンウィークですので、ゆっくりお過ごしください。
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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