久しぶりに、夕方過ぎまで休日モードで過ごすことができたShirley Horn - "Where Do You Start? (Johnny Mandel, arrangement)” ずいぶん長いこと、毎日を仕事漬けで過ごしてきた。たまには仕事を離れようと思い、何をしようか思案した。結局は、ジャック・バウアーが活躍する24・TWENTY FOURを観ることにした。最後のシーズン8の途中でずっと中断していたが、久しぶりにエピソード5の途中から観ることができた。さすがにずるずると、エピソード24まで引きずられず、切り上げることができた。少しは大人になったようだ。 数日前、スーパーでシナモンを買ってきていたので、改めて本格的に「Maria de Buenos Aires(マリア・デ・ブエノス・アイレス)」という名前のパンケーキを作った。美味しく食べる秘訣は、オリーブオイルを使用せず、ナチュラルのココナツオイルをたっぷりめに使って焼くことだ。表面がこんがりと焼け、焼きたては表面が少しカリッとしているしほのかな甘みが漂って品がいい。・・・自分で褒めていれば世話はないが。マニュアル通りに、タンゴ・オペラ「マリア・デ・ブエノス・アイレス」の脚本家であるオラシオ・フェレールの劇中ナレーション「アレバーレ(Alevare)」を聴きながら調理した。これも、おいしいパンケーキを焼く秘伝である。 集中力が回復したので、夕方からサイト内に納品書と請求書の作成マニュアルを作り始めた。とても一日でできる作業量ではないが、千里の道も一歩からである。 そんな最中に、ネコネット経由のスクランブルフォンに着信があった。珍しく安倍総理からだった。開口一番、世論調査の支持率が危険水域だと報道されていることに、自ら言及された。そんな大変な時期に、一体私ごときになんの用だろうと不思議に思った。結局は詰め将棋ソフト「詰めパラ」もレベル6になると、さすがにぐんと難解になり、次の一手がなかなか読めないなど、他愛のない会話だった。しかし言外に、詰め将棋になぞらえて、抽象的な表現ではあるものの、一国の総理の苦渋の心理状態を表現されていた。東アジア情勢の混迷状態にアメリカ、ロシア、中国の思惑が絡み、しかも金正恩氏の主導による南北朝鮮の統一の可能性、さらには統一後の日朝関係が悪化の際の、日本に深く根を下ろしている同国人の扱いなど、ため息混じりに難解な次の一手を見出しかねる心痛が伝わってきた。 総理、いや安倍ちゃん、いやいや晋ちゃん。森友問題で声高に叫ぶ野党やメディアに影響を受ける人たちは少なからず存在するだろうけれど、冷静・客観的に広い視野で判断し、現下の国家の困難な舵取りを任せられるのは誰なのか、的確に判断している大勢の人たちの、静かな声を聞いていただきたい。紀元前600年当時、古代イスラエルの支族が世界中に散乱したとき、日本には有能な支族が渡来して、今日に至るまで、その血を連綿と引き継いで来ていることは、3000年間生きてきた私自身が生き証人である。 奴隷の境遇を耐え忍び、他国からの支配や侵略の危難を乗り越え、人間としての崇高な徳性を失わずに存続している希有な、そして屠り場に引かれる、もの言わぬ羊のように寡黙だが、固い信念と正義漢、慈悲の心を持ち続けている民は、重大な岐路に立つ時に賢明で最善の選択をする・・・私はそのような信頼を置いている。 まさにこれからの時代に、失われたイスラエルの支族が北から現れる、という古代の預言が成就するように、日本という国および日本人の崇高な使命が、地底からその姿を現すことだろう。・・・ちょっと古代の預言者もどきの表現になってしまったが、今日ばかりは昼寝ネコの箴言だと思ってお許しいただきたい。
by hirune-neko
| 2018-03-22 01:28
| 心の中のできごと
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・1951年
小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。 ・1969年 中央大学経済学部入学 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。 ・1974年 同大学卒業 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。 ・2006年 現在に至る プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。 ・2010年 宇宙の旅 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。 ・現在 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。 お気に入りブログ
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