昼寝ネコの雑記帳

似て非なるもの ビル・エヴァンスとキース・ジャレット


Bill Evans - Young and Foolish

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 高校生の頃、最も頻繁に聴いたのはジョン・コルトレーンとビル・エヴァンスだった。ビル・エヴァンスのピアノ演奏には独特の緊張感があり、緻密で知性的でもあった。そんなある日、店内を流れたピアノ演奏を聴き、間違いなくビル・エヴァンスだと思った。確認したらキース・ジャレットだった。ちょっとした驚きだった。タッチと雰囲気ががとても良く似ていたので、混同してしまった。結局、キース・ジャレットはほとんど聴くことがなく、今でも最も好んで聴くジャズ・ピアニストはビル・エヴァンスである。

 ジャズ・ピアニストの聞きくらべなんて、誰も興味はないかもしれない。しかし私にとっては、音楽は対話と一緒のようなものであり、伝わってくるものが具体的であり、好き嫌いがはっきりしてしまう。

 つい最近まで知らなかった曲だが、Young and Foolishという作品を、ビル・エヴァンスもキース・ジャレットも演奏しているのを見つけた。上部に掲載したのがビル・エヴァンスの演奏で、下部に掲載したのがキース・ジャレットの演奏だ。同じ曲ではあるものの、テンポや雰囲気が大きく異なる。しかし、タッチやテンションに共通点があると思う。

 だからどうなんだ?とか、それがどうしたの?とか言われても返答に窮してしまう。自分で音楽の話題を提供しながら言うのも気が引けるが、今の私は音楽に耽溺していられるような立場ではなくなりつつある。データベースソフト・4Dの基本をマスターすること、サイト制作ソフトの大幅な更新内容をマスターすること、電子書籍のKindle本を自分で製作すること、ネイティブの人に対し英語で国家安全保障をテーマに意見を述べること・・・昼寝もままならず、これはもうすでに拷問なのではないだろうか。拷問は国際法で禁止されているのではなかっただろうか。

 やれやれの人生ではあるが、同時に目的の明確な人生でもあるので、本心では佳き人生だと思っている。

Keith Jarrett Trio - Young and Foolish


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by hirune-neko | 2018-01-26 00:28 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(5)
Commented by nekodaisukiyorgos at 2018-01-26 11:34
いつもあなたのブログで勉強させてもらっています。私は入門レベルですが、ジャズピアノの聴き比べ興味ありますよ、特に曲の後半で片方があるフレーズ弾くと「こんなのどうだ!」という感じでかえしていく、続けているうちに、聴衆が予想していない方向へ導くという感じ、こういうライブだいすきですし、ユニークな即興がなければジャズライブではないと思います。M.CamiloとC.Valdes異なる楽器ではG,BurtonとC.Coreaなどが私にとっては印象的です。これからもいい音楽どんどんアップお願いいたします。
Commented by hirune-neko at 2018-01-26 11:47
nekodaisukiyorgosさん

コメントを有難うございます。
ずいぶん音楽がお好きで詳しい方なんですね。
ネコも大好きなんですか?
ブログにお邪魔しましたが、ネコちゃんたちの
画像に圧倒されました。

ご紹介くださった
M.CamiloとC.ValdesもG,BurtonとC.Coreaも
なかなかマニアックのようで、私は
チック・コリアしか知りませんでしたので、
他を調べて聴いてみます。
佳き音楽や演奏家との出会いは,至福です。
教えてくださって有難うございました。
Commented by hirune-neko at 2018-01-26 12:06
追記

G,Burtonはゲーリー・バートンですね。
横文字で、一瞬判読できませんでした。
Commented by nekodaisukiyorgos at 2018-01-29 04:40
正確に記載せずにすみませんでした。鉄琴奏者はおっしゃるように"ゲーリー・バートン"、でスタジオアルバムでは私は'73"ニュー・クワルテット"気に入っています、キース・ジャレット作"コーラル"いいです。他にあげたのは:キューバの"チューチョ・ヴァルデス"ドミニカ出身の"ミシェル・カミロ"です、カミロは超絶テクニックだけでなく、アルバムも私にとっては聴きごたえありです、とくに'89「オン・ファイア」/ お忙しいところ私めのヘンテコブログをみていただき大感謝です!
Commented by hirune-neko at 2018-01-29 10:01
nekodaisukiyorgosさん

いえいえ、大丈夫です。

私は音楽的に偏食傾向が強いので、
このように、いろいろな名演を
紹介してくださると、有難いです。
有難うございました。
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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