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昼寝ネコの雑記帳

いつの間にか、現実世界と距離感を保っているようだ


Milonga for Three - Astor Piazzolla


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 あまり自分を客観的に見たことはない。現実を直視しているつもりだが、さりとて、目に見える現実だけを追い求めていても、真相の時間経過による変化を、的確に捉えることは難しいのではないだろうか。

 現実社会を透視し、その背後に横たわる目に見えない世界の動きをとらえることは、なかなか困難だと思っている。結局は、いくつもの断片をつなぎ合わせ、想像を巡らして推測を重ねるしかない。

 近い将来、日本が有事の状況になったことを想定し、改めて近隣国の国防総動員法の実態を確認しようと考えた。同様に、戦時国際法によるテロリストや便衣兵の扱い、隔離や強制送還等の根拠について確認しようと考えた。なぜならば、そう遠くない将来に英語を公用語とするミーティングに出席し、日本有事の際に日本人、韓国人、中国人などが、法的にどのような立場になるのかを説明する機会が訪れるような気がしているからだ。まさに既視感である。

 同様に、入管通報、官邸メールに続いて外患罪集団告発という流れが勢いづいている。今はまさに、共謀罪に対する議論が沸騰している。一連の流れを冷静に見つめ、そこにどのようなリスクが発生するかを予測しなければならない。

 実際には、何年も前からブログ・余命3年時事日記、そして現在の余命三年時事日記を閲覧し、そこからの貴重な情報を得て全体像を構築している。かなり精度の高い情報だと思っているが、ミーティングの出席者からは、何らかの法的な根拠や出典・公的確証を問われる可能性がある。それに備えていくつかの公開情報から、補強できるようにするべきだと考えている。

 「国防総動員法・中国」、で検索すると、中国語で書かれたサイトに行き着いた。中国共産党政府による公式サイトだとは思うのだが、中国語が全然理解できない私にとっては、まだ心もとない。一方、「国防総動員法・韓国」で検索しても、それらしいサイトを見つけることができなかった。もしかしたら、民団の公式サイトには何らかの情報が掲示されているのだろうか。以前、余命ブログに記述があった記憶があるが、まだそこまでは調べきれていない。

 個人の資格でアメリカのCIA、英国のMI6やイスラエルのモサドなどに自由に出入りし、現場の生の状況を見学できるはずがない。したがって、これらの情報機関を舞台に制作された、映画やテレビドラマを観て、その断片から推測を重ねるしかない。それらは作品として現実を捉えるので、どうしても必要以上にドラマチックになったり、意外性を追求して奇をてらうこともあるだろう。しかし、丹念に取材や調査をすることで、かなり現実的な展開をベースにして脚本を作り上げていると思う。その意味では、ストーリー展開の先を必死になって推測し、あらゆる可能性を脳内で検証している。しかし、さすがにプロの皆さんが制作しているだけあって、予想がそう簡単には当たらない。

 現在の、北朝鮮を挟む日本とアメリカ、韓国、中国、ロシアが、近未来にどのような動きに出るのか。いろいろな視点から予測する人たちは多いが、あくまでも公開情報からの推測であり、極秘情報まで入手して、予測するのは困難だと思う。

 今日たまたま、ある宗教指導者の講演をインターネットで目にした。いや、正確にいうと耳にした。一国の大統領や軍事司令官と比較すると、宗教指導者の視点は非常に現実離れしているように感じられる。高高度から地上を俯瞰する偵察衛星がある。宗教指導者の説法を聞いていると、さらに上空の宇宙の果てから、地球を俯瞰し、しかもその時間軸たるや、5年、10年あるいは数十年先を見越した視点になっているように感じる。

 宗教的な視点の是非を述べるつもりはない。国家指導者や軍事当事者は、目の前の現実的な課題を、タイミングを見て確実に解決しようとしている。一方、宗教指導者の説法を聞いていると、悲惨な戦争が始まり、そして終結したさらにその後の、数十年もの先を見ているような印象だ。いや、印象なのではなく、現実にそのような長期的なスパンで物事を見ている。

 あくまでも想像だが、有能・優秀な政治家というのは、目の前の困難を自国の勝利によって解決するだけでなく、そこから派生する様々な国際問題にどのように対処するか、さらには自国民や敵国の国民の負うであろう様々な心身の傷を、どのように癒していくかをも視野に入れていると思う。

 何度も述べているように、私自身は何人かの奇特な方々の協力を得て、公開情報から情報を収集し、分析するというのが基本的なスタンスである。一般の情報機関は、最終的には国家元首に報告・提言し、場合によっては戦争や特定の人物の暗殺を決断することで、国益を守ろうとする。

 一方で、ファミリー・インテリジェンス・ ・ ・?なんだそれは?と思われるはずだ。大学院の試験を受けたときの面接官は、国際政治学の専門家だったが、国家インテリジェンスとファミリー・インテリジェンスはどう違うのか?と質問した。今まさに大学院の試験を受けている人間が、主任教授に対して偉そうに講義できるはずがない。国家インテリジェンスの場合の最終判断者は、いうまでもなく国家元首である。それに対し、ファミリー・インテリジェンスの手法で想定する最終判断者は、個人や個々の家庭である。

 いずれは・ ・ ・以前も述べた記憶があるが、「個人と家族が平和・安全・健康に過ごすためのファミリー・インテリジェンス入門」という、長ったらしいタイトルの書籍を刊行したいと思ってはいる。国家インテリジェンスの書籍には、絶対に出てこない個人の人生観や価値観、感性を育てる、なども重要テーマになる。

 さて、世界的に見てもどうやら先例のなさそうな、ファミリー・インテリジェンスという発想。このプロジェクトを進めようとする当人が言うのだから、まず間違いはない。現実を見るだけでなく、相当な想像力と妄想力を必要とする。それに加えて、洞察力、感性力、直感力、使命感、哲学・理念、さらにはまるで宗教家のように、耳に聞こえない声を聞き、目に見えない事象を認識する能力を必要とされている。

 いつもいつも、これらのハードルを越えようともがいている私が言うのだから、本当に間違いはない。なぜ、このような複雑で面倒な領域を開拓しようとするのか、その答えは私にもわからない。こうなるともう、ある種のパラノイア・偏執狂だろうとも思う。

 改めての決意表明のような文章になってしまったが、くたびれ果てた私を支え後押してくれるのは、もしかしたら宗教家の表現による、天啓のものなのかもしれない。あと10年経てば、答えを得ることができるだろうと思う。実に気の長い話だ。


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by hirune-neko | 2017-05-22 01:10 | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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