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昼寝ネコの雑記帳

脳内に心地よい睡魔が拡がっている


『QUIETLY THERE』by THE GREAT! ~SHIRLEY HORN~

いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。

別に、睡眠薬や睡眠導入剤を使用しているわけではない。
朝、いつもよりは早く起きた・・・何時かは質問しないでほしい。
つまり、夜が明けきらぬ早朝という意味ではない。
仕事も朝から夜まで、一気に駆け抜けた。
iMacちゃんのご機嫌が悪くなり、またサポートを受けた。
旧iMacちゃんも、48時間以上電源を入れずにおくと、
拗ねたように異常動作が起きて、素直に立ち上がらない。

やはり、それぞれのiMacに名前をつけて、ときどき
名前で呼んで、ご機嫌を取ろうかと思い始めている。
男性名前は違和感があるので、アメリカ流に倣い、
台風には女性の名前をつけるのと同じように、
女性の名前にしようかと思う。

ジュヌヴィエーブとかカトリーヌだと、どうも甘ったるいし、
長すぎて声に出すのが億劫だ。
ヘレンとかアリスはどうだろうか。
すっきり短くて、いい感じがする。

夜になって、久しぶりに歩きに出た。
約45分、ずっとシャーリー・ホーンの歌を聴きながら
歩いていた。

そんなこんなで、今日ばかりは健康的な疲労感を感じる。

そういえば今日、岩手県の岩手阿部製粉という会社に電話した。
芽吹き屋という店名で、和菓子を製造販売している会社だ。
頑固一徹の会社で、一切の添加物を使用せず、
地元で確保した穀類で、団子やまんじゅうなどを作っている。
当時は全国の生協に卸していたが、今はどうなのだろうか。

盛んに交流していたのは、かれこれ30年以上昔のことだ。
当時の社長は、息子さんに経営を譲り、相談役という
肩書きになっている。
永年、年賀状のやりとりだけだったが、今年公開予定の
「みるとす」会員向けに、貯蔵食を提供したいと思っており、
安心・信頼できる、岩手阿部製粉に相談しようと考えた。

前社長の相談役は、数十年経っても声は変わっていなかった。
簡単に挨拶し、会員制「みるとす」の主旨説明を終えて、
保存性の高い商品がないか質問してみた。

「穀クッキー」という商品がいいのではないか、といわれた。
現在、全日空の機内食として採用されているそうだ。
そういえば、当時はすでに、金属探知機を製造ラインに
設置して、金属片の購入を防ぐほど、徹底していたメーカーだ。

会社が頑固一徹なのは、この前社長・現相談役が
とても頑固な方だからに他ならない。
しかし、理念・哲学を強固に持ち、一切の妥協を許さないような
企業でなければ、安心して食品企画提携の相談などできない。

サイトも拝見したが、すっきりした、なかなかいいデザインだった。
早速ネットショップで、その「穀クッキー」を試食用に、
ひと箱購入した。

初対面だったら、かなり警戒されただろうと思う。
数十年経っても、ある程度気心が知れていると、
いきなり本筋の話ができるので助かる。

当時は「良い食品を作る会」とかいう名前の団体があり、
いわゆる、こだわりのある食品メーカーが集まっていた。
岩手阿部製粉もその一員で、いろいろなことを教えていただいた。

人生、どこでどういうご縁が復活するか、分からないものだ。
住友家の家訓に「古き川、水絶えず」というのがあると、
当時の、住友銀行の支店長から教えてもらったことを思い出した。
まさに、一時的には交流が途絶えても、過去に良好な関係があれば
清流が再び流れてくるのだろうと思う。

会員数がそれなりになったら、「みるとす」ブランドの
安全で安心して食べていただけて、栄養価もある
長期保存用の雑穀クッキーでも開発してほしいものだ。
そのときは、私自身が名前を考えようと思っている。

岩手阿部製粉から無添加の小麦粉を仕入れさせてもらい、
当時、日本橋三越本店で洋菓子を販売していた、
親戚の会社を、数年手伝ったことがある。
経営者が急逝したためだ。

スタンダールの作品から人名や地名を選び、さらには
ショパンの作品から曲名をを使用して「雨だれ」とか
「子犬のワルツ」という名前の洋菓子を創作した。
三越の社内報で話題になったとか、三笠宮殿下ご自身が
買ってくださったとか、あれこれ話題になったことがある。

仕事柄、国内でも海外でも、珍しいお菓子を見ると、
ためらわず購入して試食したのが、今日の甘党の遠因だと思う。
三越食品部主催の、食品見本市ツアーで、ウィーンに滞在したとき、
洋菓子店に入って、試食用に6種類のケーキを注文した。
テーブルに運んできたウェートレスが、テーブルに
私一人しかいないのを見て、眼を見開き唇を半開きにして
驚いた表情を浮かべたのを、今でも憶えている。
大きなケーキ6個を、すべて食べるわけがない。
勿体ない話だが、一口ずつ食べてそのまま残してきた。
ケーキ職人の人は、気分を害したかもしれないが、
今更弁解してもお詫びしても始まるまい。

安心して食べられる和菓子に興味がおありになる方は、
以下に岩手阿部製粉のサイトを記載するので、ご覧いただきたい。

【岩手阿部製粉〜芽吹き屋】公式サイト
 http://www.mebukiya.co.jp/


いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。

by hirune-neko | 2017-01-10 23:41 | Comments(6)
Commented by 日本晴れ at 2017-01-11 00:22 x
お疲れ様です。

芽吹き屋さんのHP、クリックしてみたところ、色鮮やかな三色だんごの画像が視界に飛び込んできました。 新発売の「彩りだんご」という商品らしく、紫芋あん、かぼちゃあん、ゆずあん、の三種からなる串だんごみたいです。 いいお店をご紹介くださり、ありがとうございます。 さっそく通販で注文してみようと思います。 他にも「やさいの大福」という商品も気になりました。

ところで、今年は世界中で本格的に波乱が拡大しそうですね。 自然環境にも様々な異変が観測されているようです。
何か起きたときには、食糧や飲料水も大事でしょうが、インプットと同様にアウトプットも考えると、やはり簡易トイレとかも重宝するのかなと感じます。
先日、長距離運転していて渋滞に遭い、痛感しました(苦笑) いずれにせよ「備えあれば憂い無し」ということでしょうか。
Commented by hirune-neko at 2017-01-11 16:08
日本晴れさん

コメントを有難うございます。

芽吹き屋の製品は、素朴ですが品質の良さを感じていただけると思います。
是非一度、お試しください。

インプットあれば、必然的にアウトプットもあるわけですね。
なるほど、確かにそうですね。
両方の準備を勧めるようしましょう。

異常気象もさることながら、最近は近隣国の動静が気になるところです。
決して対岸の火事ではなく、日本への影響が懸念されますね。
やれやれの時代ですね。

Commented by 千波矢 at 2017-01-11 23:20 x
昼寝ネコ様

【岩手阿部製粉〜芽吹き屋】の御紹介をありがとうございます。

『頑固一徹の会社で、一切の添加物を使用せず』

採算度を外視しろとは言えませんので、易きに流れるのも止む終えないとは思いますが、
そんな中でも頑なに食の安全と信用を大切にしてくださっている会社を応援したいと思い、
全文ブログ転載させていただきました。

               千波矢
 
Commented by hirune-neko at 2017-01-12 00:30
千波矢さん

コメントを有難うございます。
また、転載をしてくださるとのこと、お礼申し上げます。

今の時代には、なかなか希有な経営者だと思います。
岩手阿部製粉と、みるとす会員向けの製品を
共同開発できるようになればいいなと希望しています。

いつも有難う語遭います。
Commented by 千波矢 at 2017-01-12 01:57 x
昼寝ネコ様

『岩手阿部製粉と、みるとす会員向けの製品を
共同開発できるようになればいいなと希望しています』

    ↑
大変望ましいお考えだと思います。
その方向で進めていただければと思いますし、協力できることがあれば協力させていただきたいと思います。
いっそのこと、雇っていただきましょうか(笑)


みるとすの再開を心待ちにしております。
でも、急がず根を詰めすぎないよう、ご自愛ください。

              千波矢

追記
先のコメントの誤り
『採算度を外視しろ→採算を度外視』
失礼致しました。
 
Commented by hirune-neko at 2017-01-12 12:25
千波矢さん

コメントをありがとうございました。

利益幅や売上高に幻惑されず、文字通り信頼できて理念を共有できる方々との
仕事の話が広がれば一番理想だと思います。

わが社は、高給優遇などではなく、低給冷遇の零細企業ですが、
それでもよければ視野に入れておいてください。

いつもありがとうございます。
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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