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昼寝ネコの雑記帳

情報収集の後に直面する情報分析の限界


Astor Piazzolla - Moderato Mistico

いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。

いくつかの政治ブログを閲覧していて、
安倍首相が真珠湾で、オバマ大統領と会談する、
という記事が目に留まった。

試しにgoogleで「安倍首相 真珠湾 オバマ」で検索したら、
数ページにわたって、びっしりと埋まっていた。

長年の親しい友だち同士が、たまたま同じ時期にハワイに行くので、
じゃあ現地で合流し、久しぶりに食事しながら、話そうか・・・
というノリであるはずがない。
一方はアメリカの大統領、片や日本の首相である。
どのような意図と考えで、しかもワシントンDCではなく、
ハワイの真珠湾で会談することになったのか。

情報分析に関する格言のような言葉を思い出す。

「誰も、国家元首の頭の中を覗き見ることはできない」

会談目的を、できるだけもっともらしく、
差し障りのない理由で発表するものの、
誰も額面通りに受け取る人はいないだろう。

何か政治的メッセージがあるのではないだろうか。
クリスマスの時季に、わざわざハワイで二人が会談する、
その目的は何か。
オバマ大統領は最近、安倍首相がプーチン大統領と
接近していることに疑心暗鬼になっており、
安倍首相を牽制する場を設けたのか、
対中強硬方針に転ずる上での、セレモニーなのか。
つまり、オバマ大統領は米軍が原爆を投下した広島を訪問し
慰霊したので、今度は日本軍が奇襲攻撃をした真珠湾で、
安倍首相が慰霊する。
そのことで、日米間の戦後のわだかまりを一掃し、
絆と信頼を強化し、覇権主義で台頭している中国に対抗する、と
牽制する考えなのか。

私ごときが自分の個人ブログで、あれこれ推測を述べることは
自由なことだと思うし、実際にこの安倍=オバマ会談に対する
推測意見を述べているブログが複数ある。
それなりの見識を持つブログ主の皆さんではあるが、
分析内容は必ずしも一致していない。
安倍首相はアメリカの罠にはまった、と刺激的に表現する人もいる。
ブログは個人的な意見の発信の場なので、
ある意味では責任をとらされることなく、自由に論評できる。

これがもし、中国、韓国、ロシアの情報部の分析官なら、
個人的な推測なので責任は持てません、では済まされない。
日本あるいはアメリカの関係筋に接触し、何か情報を
得ようと努力するだろう。(Humint情報)
あるいは日米関係者の通話やメールのやりとりを傍受し、
手がかりをつかもうとするだろう。(SIGINT、COMINT情報)

私たちのように、本格的な情報収集の設備機器を持たず、
情報収集・分析の専従スタッフを持たない場合は、
もっぱら種々の公開情報に頼るしかない。(OSINT情報)
多くの公開情報で共通している客観情報を、確定値として
発信するところまでが、厳密にいうと限界だと思っている。

しかし情報発信者が、明らかに反日プロパガンダにまみれ、
世論誘導、情報操作、印象操作の意図が見えると判断する場合は、
フィルターをかけて除去する程度のことは、させていただく。
たとえば極端な例だが、以下のような表現の場合である。

「現職として初訪問 真珠湾に渦巻く安倍首相のドス黒い思惑」
「世紀の無能首相が歴代最長を目指す悪夢」

上記はいずれも、今日の日刊ゲンダイの電子版の見出しである。
以前、国会の何かの委員会で、政府の放送法に対する規制案に対し、
野党議員がマスコミを萎縮させている、と政府を非難したのに対し、
答弁に立った安倍総理が
「帰りにでも日刊ゲンダイを買って読んでみてください、
全然萎縮なんかしていませんよ」
と答えた。思わず吹き出してしまった。

同じ事実を対象に分析しても、それぞれ見解が異なる。
以下に、政治ブログランキングの上位から、いくつか紹介する。
比較してお読みになると、分析内容の違いが興味深いと思う。
また、関連情報として触れられている内容で視野も広がると思う。

複数のブログ参照(2016.12.06/23:21時点)
■遠藤健太郎オフィシャルブログ
 「真珠湾日米首脳会談の真相」
  http://endokentaro.shinhoshu.com/japan/post4517/

■反日勢力を斬る
 「安倍首相の真珠湾訪問に反対する」
  http://ponko69.blog118.fc2.com/blog-entry-4175.html
 「安倍首相の真珠湾訪問を喜ぶパヨクたち」
  http://ponko69.blog118.fc2.com/blog-entry-4176.html

■和女子の戯言
 「安倍総理は真珠湾を訪問すべきでない!「パールハーバー」はアメリカが仕組んだ罠だった!?」
  http://yamatonadeshiko-style.hatenablog.com/entry/2016/06/20/211613


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by hirune-neko | 2016-12-06 23:57 | インテリジェンス | Comments(3)
Commented by causal at 2016-12-07 10:51 x
お久しぶりです。真珠湾慰霊と首脳会談の意味と言うか背景については全く解かりませんが大賛成です。この後残ったものは靖国参拝ですね。安部首相がトランプ大統領と共に靖国参拝。
その時には総選挙でミンシンは惨敗するでしょうから、如何にマスコミが騒ぎ立てた処で国内世論は賛成多数。戦後政治の総決算ですね。https://www.youtube.com/watch?v=QZWox1J9PFo ジャネット・サイデル JANET SEIDEL-オーストラリアの歌手兼ピアニストのLove your magic spell is everywhere 良いです。
Commented by causal at 2016-12-07 11:19 x
>その時には  は「その時までには」の間違いでした。
ジャネット・サイデルのこの曲の入ったアルバムには
鈴懸の道も英語歌詞で録音されていますが、本当は日本語で歌いたいと言ったのを日本の関係者が止めたそうです。
両方の歌詞でやってもらえば良かったのにと、私は憤慨しています。
you-tubeにはこのピアニスト・ヴォーカリストの曲が130曲も投稿されていますが、鈴懸の道はありませんでした。
Commented by hirune-neko at 2016-12-07 23:28
causalさん

こちらこそご無沙汰しております。

コメントを有難うございました。
安倍首相+トランプ大統領の靖国参拝が実現したら、近隣国が発狂するでしょうね。
でも、ありえる話ですね。

直近の参院選の時、地方都市の全市議会議長と電話で話しましたが、
労組が推薦する候補が、ミンシンの名前を隠して立候補したそうです。
でも、有権者の目は節穴ではないようで、落選だったようです。

JANET SEIDEL-オーストラリアの歌手兼ピアニストのLove your magic spell is everywhereを
有難うございます。聴きながら書いていますが、なかなか魅力的な声ですね。

今年も最後の月になりました。
お風邪を召しませんよう、健康でお過ごしください。

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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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