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昼寝ネコの雑記帳

ようやく喪中葉書を投函してきた


Eliane Elias - “Tangerine”

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午前零時ちょっと前に、近くの郵便局まで行ってきた。
11月の予定が12月になってしまったが、喪中葉書を投函した。
そんなに物騒な地域ではないが、時間が時間だし、
近道の裏通りを通るので、用心のため、
マグライト社製の懐中電灯を脇に抱えた。
測ってみたら約48センチの長さで、十分に武器になる。
パトロール中のお巡りさんに見とがめられると
職務質問をされる可能性がある。
ある人は、夜釣り用なのでこのぐらい明るくないと・・・
と説明して放免してもらったそうだ。
こんな市街地で、夜釣り用だなんいったら、怪しまれるだろう。

「私は白内障が悪化していまして、足元の段差につまずいたり、
この間は、電柱にまともに頭をぶつけてしまったんですよ。
なので、普通の懐中電灯では明るさが十分ではないので、
夜の外出には、これぐらいの大きさのが必要なんです」

まさか本部に連絡して身元照会し、新千歳空港で
特殊警棒を所持して、軽犯罪法違反容疑で取り調べを受けた
前科があるだなんて、露見しないだろうとは思う。
夏に札幌の検事から電話があり、北海道へ行く機会がない
といったら、川崎の検事に回すので
そちらの検事が起訴か不起訴かを決めることになる、
といわれているが、一向に呼び出しはない。

まだ遅延案件に足止めを食っているが、さすがに
座りきりの生活は健康に良くないことを実感しており、
今日は1時間以上、歩き回った。
防寒武装したので、帰る頃には汗だくになってしまった。

でも、身体の底からパワーが湧き上がるのを感じた。
戦闘意欲が、ほんの少しだけではあるが、全身に行き渡った。
そうなると無謀なもので、以前のように二人組の男に
財布を盗られそうになっても、このマグライトを持っていれば、
撃退できる、という気分になってしまう。
郵便局の帰りに、セブンイレブンで牛乳を買うよういわれていた。

店内に入ると、ナイフで刺されたらしい
血だらけの店員さんが眼に入る。
現金をわしづかみした犯人の男が、入り口に向かって
逃げようとしているところだった。
入り口近くの私に対して威嚇し、走りすぎようとする顔面に、
マグライトで一撃を加え、ひるんでよろめいた犯人の
後頭部を連打して抵抗力を奪った。さらにはうつぶせにさせ、
両手をねじ上げて動けなくし、すぐに警察を呼ぶよう
他の店員さんに指示した。

・・・なんていうシーンを頭の中で思い描いて
行きつけのセブンイレブンに入ったが、店内は無事平穏そのものだった。
脳内イメージでは、犯人を撃退し捕獲するのだが、気力はあっても
そこまでの筋力が伴っていないことを自覚している。

何週間か前に観た「96時間」という、三部作の映画を思い出す。
主人公は元CIAの捜査官で、離婚した奥さん、そして
再婚した奥さんと一緒に暮らす娘さんを護る役柄だ。
とにかくタフでアクションもカーチェイスも射撃も、
なんでもこなしてしまう。
おまけに頭脳明晰と来ている
役どころは、推定年齢は五十代後半だろうか。

ある意味では見習いたいキャラクターだった。
そういえば、三十代の頃、夢中になって読んだのは
英国のブライアン・フリーマントルというスパイ小説作家の
チャーリー・マフィンシリーズだった。
すっかりファンになってしまい、全巻読破した。

主人公のチャーリー・マフィンは英国MI6の老スパイで、
もう記憶の彼方だが、モスクワやベルリン、
東京など世界を舞台に老獪な情報部員として活躍する。
あくまでもそれなりの高齢なのだが、なかなかの知恵者だ。
確か、映画化されていると記憶している。
懐かしい思い出だが、未だにスパイ映画や小説を好むなんて、
結局は三十代から全然進歩していないことになる。
まあ、それはそれでご愛敬だろう。

とうとう映画は一本も観ていないが、YouTubeで見つけた。
原作ブライアン・フリーマントルとなっているので、
チャーリー・マフィンシリーズに間違いはないはずだが、
残念ながら、邦題を調べることができなかった。
これは1時間50分近い作品だし字幕がないので、
間違っても最後まで観ることはお勧めしない。
しかし興味がある方には、作品の雰囲気だけでも
味わっていただきたい。


Charlie Muffin aka A Deadly Game spy thriller


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by hirune-neko | 2016-12-06 01:55 | 現実的なお話し | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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