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昼寝ネコの雑記帳

ミスの連続〜自戒と自信喪失で現実を直視した人生の晩秋


Astor Piazzolla - Milonga tres (7 - CD3)

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ここ最近、短時間で簡単に処理できない案件が錯綜している。
即対応しなければならないメールや電話も、間断なく入ってくる。
やりかけの作業を中断し、急ぎの案件を処理した時点で、
さて何をしていたんだっけと、元に戻れないことが増えている。

管理しているサイトに掲載する挨拶文が送られて来た。
急に飛び込んできたため、やりかけの作業を中断して掲載した。
アメリカのある大学の学部長と、ディレクターからの
2通の挨拶状だったが、英語なので文面をちゃんと確認せず、
1通だと思い込み、しかもどういう訳か
途中からの半分を掲載してしまったようだ。
掲載案内の報告メールを関係者に送ったが、その数分後
1通しか掲載されていないと指摘するメールが届いた。
確認したら、なるほど1通分が丸々抜けていた。
慌てて掲載し、お詫びのメールを送ったところ、
また同じ方からメールが入った。
2通目の最初の1行が、1通目の最後の部分に食い込んでいるという。
ちゃんと文章を読まないで作業したのが原因だが、
自分で自分に呆れてしまったし、
あまりにも注意力散漫で自信を喪失してしまった。

夕方過ぎから外出の予定があり、シャワーを浴びようと思った。
風呂場に入って気が変わり、浴槽に入って追い炊きをした。
そのうち、いつの間にか寝入ってしまった。
途中で何度も、唇が水没しそうになるのを感じた。危なかった。
風呂から上がったが、どうも頭がすっきりしない。
念のため血圧を測ったら、普段120〜130で安定しているのに、
70そこそこの低血圧状態になっていた。
おそらく、熱いお風呂に浸かって血管が拡張したのだと思う。

体調に自信がなくなったので外出をキャンセルし、横になった。
しばらくして目が覚め、メールをチェックしたら、
製作物の重複チェックをお願いしている方からメールが入っていた。
開いて読んだら、いつもは直近3か月分だけを残して
それ以前の約5年分は削除してから送るのだが、
どうやらそのまま送ってしまったらしい。
送ってしまったものはもう仕方がないので、お詫びのメールを送った。

どうしてこんなに、うっかりミスが続くのだろうか。
本当はすでに、第一線を退くべき状態になっているのだろうか。
永年の構想を、ようやくスタートさせようとしているのに、
身の程知らずとは、私のことなのだろうか。
もしかして、もうすでに人生の晩秋を過ぎており、
俗世間とは距離を保ち、修道院にでも入るか出家でもして、
静かな余生を送りなさい、ということなのだろうか。
ここ数時間、心の中でそんな新たな葛藤と向き合っている。

だがしかし、今はまさに都知事選挙の真っ最中ではないか。
私の人間年齢は65歳。(ネコ年齢は約3,000歳だけれど)
これから4年間の、都知事という激務をこなそうという、
高い志を持つ人たちが、必死に戦っているではないか。
彼らは一体何歳なのだろうか、と興味をそそられた。

*主な都知事候補者(年齢順・敬称略)
・鳥越 俊太郎 76
・山口 敏夫 75
・マック 赤坂 67
・増田 寛也 64
・小池 百合子 64

おお、なんと。
私と同世代やもっと高齢の方が、高邁な理念と動機で
激務を厭わず、限界に挑戦するかの如く邁進しているではないか。

東京という大都市の知事職という激務を想像すれば、
私の仕事なんて、とても恥ずかしくて多忙などと言い訳はできない。
誰が当選するかは予測できないが、皆さんの気概を見習って、
もうしばらくは健康管理を含め、責任を全うすべく自覚を新たにしよう。
単純で素直な性格の私は、そのように改心した。

血圧も130程度に上昇し、なんとか気力も出てきたようだ。
それにしても、インターネットの発達というのは、
両刃の剣であり、功罪半ばすると実感している。
インターネットなかりせば、知ることのなかった秘められた情報が
巷間に溢れるようになった。
それまでは容易に秘匿し得た情報が、丸裸のように開示される。
判断材料が増えて、より正確な事象を把握できるようになった。
その反面、懸念材料や注視すべき対象が増えてしまった。

情報操作や印象操作に追随して、何ごともなく安穏に暮らし、
しかしながら、気がついたときには他国に支配され、自由を奪われ、
人権も何もなく、奴隷のような境遇に置かれるのと、
国家観、社会性、政治性、国際性などを身につけ、少しでも正確な
判断力を多くの人と共有し、国そのものを正しい方向に向ける力を
発揮するのと、どちらを望むだろうか。

私見だが、日本人は今はまさにそのような状況に置かれていると思う。
インターネット機能が、もし人智を超えた恵みだとの視点に立てば、
・・・もちろん悪用する人も多いのだが・・・永年にわたって
秘匿され続けてきた、奸智奸計、悪行、闇の業、虚偽・虚構の多くが
白日の下に曝され、彼らは恥じ入って姿を消すことになるだろう。

インターネット機能がなければ、猪瀬元知事の発言も、
明日、週刊文春に掲載される予定の記事も、握りつぶされて
闇に葬られたのではないだろうか。
この一連のアクシデントだけでなく、一般国民の率直な感想が、
瞬時にインターネットによって拡散され、結果として、
小池百合子候補や桜井誠候補に対する期待度が高まるだろうと思う。

まさか、小池都知事+桜井副知事なんていう組み合わせは
まずあり得ないと思うが、神奈川県民としては、野次馬的に
選挙結果に注目したいと思っている。

本当に政治の世界では、どのような力学が働いて、いつ何が起きるか
予測がつかないものだと実感している。


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by hirune-neko | 2016-07-20 23:53 | 現実的なお話し | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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