人気ブログランキング |

昼寝ネコの雑記帳

邦題の訳が酷評されている映画だが、同意する


O que tinha de ser : Vinícius de Moares e Tom Jobim por Baden Powell

いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。


相変わらず、脳内疲労の緩和方法として、映画を観ている。
いくつもの無料動画サイトができており、こんな調子で
TSUTAYAなどのレンタルショップの経営が成り立つのだろうかと、
余計な心配をしている。

無料動画サイトにしても、月額いくらか払えば見放題だそうだ。
どんなに短くても1時間はある映画を、毎日何本も観る人なんて、
ごく僅かだと思うのだが、実態はどうなんだろうか。

いつもはamazonのプライムビデオなのだが、久しぶりに
GyaO!を覗いてみた。
「誰でもない女」というタイトルの、簡単な説明を読んで、
結局は数日間に分断して、ようやく最後まで観ることができた。

ドイツ=ノルウェイの合作映画のようだ。
舞台設定は、東西ドイツの壁が崩壊して10年ほど経ったノルウェイ。

敵国ドイツ兵との間に生まれ、虐げられた子どもたち。
東ドイツの施設に預けられ、そこで東独秘密警察によって
スパイとしての養成を受けた女性が、主人公だ。

例によって回想シーンがやたらと多いため、ストーリーが
なかなか理解できない。
終盤で、一気に過去と現在がつながるが、未来は閉ざされる。

彼女は永年離ればなれになっていた娘になりすまし、
その母親を訪ねて同居するようになる。
やがてある軍人から機密事項を聞き出すために、
東独秘密警察の計略でその軍人と結婚し、娘を設ける。

彼女の暗い記憶の中には、かつて東独の施設を脱出し、
ノルウェイの生母を訪ねてやってきた、実の娘を
秘密警察が殺害したという、口に出せない事実があった。

あまり説明すると完全にネタバレになってしまうので、
これ以上は止めておく。

荒唐無稽な場面設定のように思うかもしれないが、
事実を元に作られた映画作品だそうだ。
当時、東独秘密警察は施設でスカウトした、多数の子どもたちを、
養子などの方法で、ノルウェイの一般家庭に送り込んだと
記録されている。

最近、続けて観た映画から受けた印象だが、
ヨーロッパの国々では、今でもなお、かつてのユダヤ人虐殺の
トラウマが尾を引いているように感じる。

ふと思ったが、ここ日本では起こりえないできごとなのだろうか。
日本人に容貌が似た他国人が、いつのまにか知らないうちに
人知れず、日本人になりすまして生活している。
個人的には、かなりの数の「背乗り」が実在すると考えている。

明らかに特亜三国の人たちのケースが、圧倒的に多いと思うが、
特亜三国の影響支配を受けていると思われる
新聞社やテレビ局は、口が裂けても報道しないだろう。
長い年月、夢にも思わなかった事実が、インターネットの力で
少しずつ開示されてきている。
数年前から、インターネットで情報収集する人たちの間では、
「背乗り」は常識になっている。
拉致の元凶だとも指摘され、公安警察が強い関心を持っていると、
何かで読んだ記憶もある。

この映画の原題は、二重生活を意味する「Two Lives」だ。
邦題の「誰でもない女」は、さすがにちょっとセンスを疑ってしまう。

結末は、冷徹な情報機関らしい展開だった。
スパイという非情で冷徹な人生を、仮面をつけたまま
生きて続けてきた女性が、最後に見せた
人間らしい感情の動きが印象的であり、救いでもあった。

予告編1種類だけ見つけたので、雰囲気だけでも味わっていただきたい。

邦題「誰でもない女」
原題:Zwei Lieben/Two Lives
監督:ゲオルク・マース
2012年 ドイツ=ノルウェー映画 10分
キャスト:ユリアーネ・ケーラー/リヴ・ウルマン/ケン・デュケン
     スヴェーン・ノルディン




いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。

by hirune-neko | 2016-06-13 23:53 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(4)
Commented by causal at 2016-06-14 06:15 x
おはようございます。
レス違いと叱られそうですが。
「二重生活」と言う訳ではありませんが、武満徹氏がギターの為に民謡や映画音楽やビートルズの曲を集め編曲したものがあります。
武満徹編曲 ギターのための12の歌
https://www.amazon.co.jp/%E6%AD%A6%E6%BA%80%E5%BE%B9-%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE12%E3%81%AE%E6%AD%8C-%E6%AD%A6%E6%BA%80-%E5%BE%B9/dp/4890663959
1.ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)
2.オーバー・ザ・レインボー(アーレン)
3.サマータイム(ガーシュイン)
4.早春賦(中田章)
5.失われた恋(コスマ)
6.星の世界(コンバース)
7.シークレット・ラヴ(フェイン)
8.ヒア・アンド・エヴリウェア
9.ミッシェル
10.ヘイ・ジュード
11.イエスタディ(レノン&マッカートニー)
12.インターナショナル(ドジェイテール)
そのうちの一つ…を。
Kaori Muraji 村治佳織 Over The Rainbow
https://www.youtube.com/watch?v=9mKn2M99sRY

Commented by causal at 2016-06-14 06:44 x
続けて失礼致します。
ビートルズの作品では…。
・Michelle & Yesterday
https://www.youtube.com/watch?v=30Nm2mrDpQk
・Hey Jude
https://www.youtube.com/watch?v=eRfW8BLY_AM&spfreload=10
その他では
・ Secret Love
https://www.youtube.com/watch?v=ZNYhdHjj6rA&spfreload=10
以前紹介させて戴いたベネズェラ・ワルツの件ですが、
Ana Vidovicの演奏スピードが速すぎたものの様です。
こちらは普通のスピードでの演奏に。
Ana Vidovic plays Vals Venezolano No. 2 by Antonio Lauro
https://www.youtube.com/watch?v=STy8kjbkWAc
Ana Vidovic plays Vals Venezolano No. 3 by Antonio Lauro
https://www.youtube.com/watch?v=fXwtIIpHlUE


Commented by hirune-neko at 2016-06-14 22:42
causalさん

珍しい演奏を有難うございました。
虹の彼方にを、改めてギターソロで聴くと、
別の曲のような感じですね。
村治佳織さんは人気ギタリストらしいですね。
私は、自動車のコマーシャルで演奏されているのを
聴いたぐらいでしたので、ゆっくり鑑賞できました。
有難うございました。
Commented by hirune-neko at 2016-06-14 23:03
causalさん

連続投稿を有難うございました。
Ana Vidovicはビートルズの曲も演奏するんですね。
曲想的にはやはり、ベネズエラ・ワルツがいいですね。
知らなかったいい作品や演奏との出会いは
嬉しいものです。有難うございました。
<< 東五軒町〜感傷旅行ショートストーリー やりかけの作業の途中だが、中断... >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
検索
ライフログ
最新の記事
最新のコメント
ちはやさん コメン..
by hirune-neko at 02:55
昼寝ネコ様 Kor..
by ちはや at 00:14
名無しネコさん い..
by hirune-neko at 01:32
日本国内における10月実..
by 名無しネコ at 00:06
毎日、精力的な記事を楽し..
by 名無しネコ at 23:51
記事ランキング
以前の記事
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
お気に入りブログ
ファン
ブログパーツ