果たして大地が揺れ動くことになるだろうかAstor Piazzolla: Milonga del Angel (arr. Per-Olov Kindgren) いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。 昨晩から早朝にかけて、久しぶりにリアルな夢を見た。 早朝から朝にかけては熟睡し、今ではもうワンシーンしか 記憶に残っていない。淡雪が手のひらで解けたしまったような感じだ。 何度か紹介した、「みるとす」という名前の、 子育て中の家庭を対象として、情報提供する仕組みがある。 漠然とした構想から始まり、イメージだけの時期もあったが、 ようやく具体的な方向性が見えてきている。 ここまでに何年かかっただろうか。 情報提供のエンジンとなる機能を、名前だけは勇ましく、 ファミリー・インテリジェンス研究所と決めた。 あまりにも金属的でぬくもりがない感じがしたので、 サブタイトルではないのだが、あれこれ考えた末、 「陶器師の小さな家」に決めた。 英語だと、Potter's Little Houseとなる。 数年前の時点で、google検索でファミリー・インテリジェンス なんて1件もヒットしなかった。 政治新聞の見出しとかはあったが、世界中の誰にとっても 個人や家族のためのインテリジェンスなんて、眼中になかったのだろう。 いや、おそらくは今でも、国家インテリジェンスの影に隠れたまま、 浮上することは考えにくいと思う。 元ある都市銀行の支店長だった方は、商売上の実績が豊富だ。 今から十数年前に、文章中に指定する名前を印刷した プレゼント用の絵本を見せてくれた。そして、どうですか、 もっといいものができるんではないですか、といってくれた。 絵本と一緒に受領葉書を渡し、感想とお礼の文章を書いて、 贈答主である、産婦人科クリニックの院長先生に 送られる仕組みも提案してくれた。 その葉書は、どの院長先生も専用ファイルを用意して 一枚一枚、大切に保管している。 出産された若夫婦が絵本をもらって感動する様子が、 よほど嬉しいらしく、大切に保管している。 中には、とってもいいことが書いてあるから、コピーして 持って行きなさいという先生も、一人や二人ではない。 たった一枚の葉書が、私の書いた文章の絵本を、 院長先生たちと、しっかりつなぎ止めてくれている。 さすが商売を究めた銀行家の提言だと、今さらながら感心している。 私は、産婦人科クリニックの営業担当もしている。 しかし、実にひどいもので、数年間一度も顔を出していない なんていう産婦人科がざらにある。 元銀行支店長の相談役は、すっかりあきれ顔でため息をついている。 その相談役に、ファミリー・インテリジェンス・センターの 構想を話したのは、もう2年か3年前になる。 今でも憶えているが、聞いた途端に視線を横にそらし、 「将来に向けての長期構想ですね、それは」 といわれ、全然相手にされなかった。まあ、そうなんだろう。 風向きが大きく変わったのは、半分ギャグで書いた記事が、 ブログ・余命三年時事日記に報告され、さらにその後には、 記事の全文が余命ブログに掲載されて、多くの余命読者の方が わざわざここまで足を運んでくれることになったからだ。 丹念に過去記事を読んでくださり、正式公開前なのに すでにある程度の方が会員制の「みるとす」に登録してくれた。 本当は産婦人科クリニックの各院長先生に説明し、 出産された家庭が自動的に登録するよう、一気に公開する予定だった。 ごく最近では、ファミリー・インテリジェンス研究所の 手伝いをしたい、という奇特な方、複数から申し出があった。 まったっく収益を生み出さない無料の会員組織。 報酬をあてにせず、これからの世代の両親や子どもたちのために ボランティアで申し出てくれる方が存在することに、 正直いって驚いた。 それよりも、細々と主張し続けてきた考え方に賛同し、 同じ目的を共有しようという輪が拡がるのではないかという 兆しが出てきたことが、まったく嬉しい誤算だった。 一応はインテリジェンスの基礎を学んでいるので、 どんな方がどのような目的で、研究所の研究者として 登録申請をしてくるか、見極めをしなくてはいけない。 しかし、現時点ではなんの影響力もない、小さな種のような 組織なので、懸念はしていないし見抜く自信はある。 それにしても、各種の情報を扱うサイトになるので、 セキュリティのしっかりした構造にしなければいけない。 昨日、入口だけを紹介したサイトだが、2014年から放置されていた。 それを半日かけて、命を吹き込む作業に没頭した。 全ページ認証が必要な作りで、研究員として招待する方だけに 認証を必要としない隠しページを知らせ、そこに 運営主旨や規約を掲載して、最終判断をしていただくつもりだった。 ところが、どこにミスがあるのか分からないが、認証不要の ページの筈なのに、開こうとすると認証画面になってしまう。 ウェブデザインの専門家ではないので、と言い訳をさせていただく。 明日に持ち越すことにしたので、ちょっと徒労感はある。 しかし、これからいろいろな政治信条の人たち、様々な宗教の人たち、 職業もいろいろで、国籍も異なる多くの方をお迎えすることを考えると、 人道的で寛容な視点を持ち、なおかつ国家安全保障の見地からは 冷徹に現実を分析して直視する、という一見相矛盾する要素を バランス良く維持しなくてはならない。 不思議なもので、見えなかったことが少し見える。 まだまだ見えていないことも、もう少し前進すると また少し見えるのだろう。 冷静に考えれば、会費を徴収するわけでもなく、商品を売るわけでもない。 「頭を冷やして、しっかり商売をやんなはれ」と、関西方面から声が 聞こえるような気がする。 今年がハードランディングの始まりの年になるのか、あるいは 嘘のように、日・中・南北朝鮮がまるで永年の親友のように 親密な関係になるのか・・・そんなことは私ごときに分かるはずがない。 しかし、ごく普通の生活が永続するという考えは 捨てた方がいいのではないかと、直感的にはそのように感じている。 私はかなり理屈をいうが、それ以上に自分の直感を重要視する。 商売に長けた皆さんからは笑われ、呆れられても一向に気にしない。 研究所が正式に稼働し、みるとすが一般公開されたら、 改めて、近況を報告させていただこうと思う。 産婦人科クリニックや市町村への営業を強化し、絵本の納入先が増えれば 数年以内に、自然に数万人の登録会員数を確保できる見込みだ。 しかし、インターネットの世界は、いつどこでどのように情報が拡散されるか まったく予測がつかない。 研究所に研究員登録をされる方が増え、基本的な運営方針に共感する人が 大地を揺るがすほどたくさん集まってくることなど、絶対にあり得ないとは 誰にもいえないと思っている。 去年の大学院の面接試験で、試験官の女性教授から、 「会員数は何十万、何百万になるんですか?」と質問された。 そんなこと、分かるわけがないだろうに。 でも、多ければ多いほど、より正しく有益な情報を共有する人が 増えて行くことになるので、日本という国、日本人にとっては 多少は健全な環境になるのではないかと、まあ、 淡雪のような妄想をし続けようと思っている。 いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。
by hirune-neko
| 2016-02-09 01:26
| インテリジェンス
|
Comments(2)
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kuma
at 2016-02-09 18:26
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始めまして。昼寝猫さんの記事に共感しました。またちょこちょこ立ち寄らせてください^^
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hirune-neko at 2016-02-09 20:04
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・1951年
小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。 ・1969年 中央大学経済学部入学 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。 ・1974年 同大学卒業 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。 ・2006年 現在に至る プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。 ・2010年 宇宙の旅 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。 ・現在 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。 お気に入りブログ
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