直感力、感性力、洞察力によって醸成される判断力Eliane Elias - That's All いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。 何ごとにも的確な判断が必要な時代になった。 便利な時代なので、インターネットで検索をすれば、 かなりの情報を得られるようになっている。 しかし逆に、情報過多・情報洪水と表現される時代でもある。 おまけに恣意的に、一般国民を誤った方向に導こうとする 情報発信者も多く存在する。 饒舌で能弁な話者の話を繰り返し聞いていれば、そうかなと 思ってしまうのは、ある意味では仕方がないことなのだろうか。 ここ数年、都合の悪い情報を秘匿し、拡散を必死に防ごうとする勢力と、 一方で、身の危険を冒しながらも、その秘匿されてきた事実を 開示しようとする人たちが存在する。 それはおそらく、正義感が根底にあるのだろうと思う。 やがて自然と、対立関係が生まれ、敵対関係に発展する。 スポーツ競技のように、お互いに敵味方に分かれ、贔屓チームの 勝ち負けを応援するようなレベルのことなら、実に微笑ましいと思う。 しかし実社会では、利害が絡み、国益が絡み、既得権が絡み、 場合によっては金銭や命が絡むこともあるだろう。 事実を隠蔽し、闇の中で種々の工作をしている人たちにとっては、 全てを白日の下に曝されることは、 ある意味では死の宣告を意味するのかもしれない。 なので、不正や不公正なことがらに手を染めている人たちは、 正義感から、闇の中に隠されていた事実を開示する人たちとは 対立関係を通り越し、明らかに敵対関係となってしまう。 いずれの側も、必死になって行動する。 なんの予備知識も持たない人が、相反する主張を耳にしたとき、 最終的な判断をどのように下すのだろうか。 今の社会は、まさにそのような混乱した渦に取り巻かれている。 テーマがひとつであれば、いくつかの情報源を照合し、ある程度の 判断はできるかもしれない。 しかし実際には、実に多くの争点があり、対立軸がある。 実社会での対立あるいは敵対は、下手をすると国家転覆に至る。 したがって、もしかすると、それまで謳歌していた自由や安全が 大きく損なわれ、生命・財産が収奪されるに至る危険性もあるだろう。 対立・敵対関係の延長線上にあるのが、果たしてハードランディングなのか、 あるいはソフトランディングなのか、予測は難しいだろう。 一人でも多くの国民が、的確な判断力を持つことは、国の安全を脅かす 勢力に対する抑止力になることは、自明の理ではないだろうか。 しかし残念なことに、的確な判断力というのは本を一冊読めば 習得できるというような、容易なことではない。 情報の断片、理論、知識はあるに越したことはないだろう。 しかし、最も有効で効果的な資質は、情報や理論、知識などを 超越したところにあるのではないだろうか。 目に見えない抽象的な領域の話になってしまうが、 人間であれば誰にでも生まれながらに具わっている、 直感力、感性力、洞察力が鍵なのではないかと思っている。 私の子どもたち家族、親しい知人の多くが子育ての最中だ。 忙しい生活の中で、社会事象を客観的に捉え、分析するのは 至難の業だろうと思う。 救いは、実に多くの良心的な人たちが、正義感によって奮い立ち、 国家のため、国民のためと、有益な情報開示をする動きを 加速していることだ。 同時に、そのような動きを封じようとする、闇の業も加速している。 私自身が、情報の収集と分析を少ないマンパワーで行っており、 とてもではないが、誇らしげに量と質が充実した情報を 提供できるなどと声高に宣言できる立場にはない。 しかし、最も重要視しているのは、一個人あるいは家族として、 さまざまに予測される緊急事態を視野に入れること、そして 判断力の源泉である、直感力、感性力、洞察力を意識的に醸成して いただけるようお手伝いすることだ。 信頼できる知識、情報、理論を得られるソースを増やしながら、 直感力、感性力、洞察力を醸成するならば、悪意の人たちに 欺かれない、賢明な判断力を育てていけると考えている。 国家インテリジェンスと並存させる位置づけで、個人や家族のための インテリジェンス手法を持つ人の輪が拡がれば、 安全で平和な、そして安心して暮らせる国家の継続に 大きく寄与することになると考えている。 まだまだ能書きを述べる段階だが、具体的な提案・提言ができるよう、 病み上がりの身体に無理のない程度でだが、前進していきたいと 決意を新たにしている。 いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。
by hirune-neko
| 2016-01-14 00:33
| インテリジェンス
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Comments(2)
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薔薇姫s
at 2016-01-14 10:42
x
おはようございます。
取り急ぎご連絡まで。 ランキングのバナーをクリックすると以前とは違います。 点検を。 後ほどまた・・・。
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hirune-neko at 2016-01-14 12:02
薔薇姫sさん
いつもきちんと確認してくださり、有難うございます。 試してみましたが、ご指摘のように、ブログランキングの ページに正常に反映されませんでした。 1週間程度遡り、修正しましたので正常に戻りました。 今後は投稿の都度、動作確認をするようにいたします。 せっかくクリック応援してくださる方に、申し訳ないことをしました。 いつも有難うございます。
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・1951年
小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。 ・1969年 中央大学経済学部入学 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。 ・1974年 同大学卒業 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。 ・2006年 現在に至る プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。 ・2010年 宇宙の旅 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。 ・現在 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。 お気に入りブログ
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