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昼寝ネコの雑記帳

目的と手段は異なり、戦略と戦術も異なる


Astor Piazzolla - No quiero otro

いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。


多くの方は、その違いをよく理解されているかもしれない。
しかし、少々理屈っぽくなると思うが、自分自身への
自戒の言葉として残しておきたい。

目的を達成するための、一連の個々の行動が手段であり、
ある状況を達成するための方法論を戦略と位置づければ、
その一連のプロセスのひとつひとつが戦術である。

私が個人的に考えていることなので、もっと的確な表現が
あるだろうとは思っている。

ここ数年、一般の日本人の方が「知らされていなかった事実」
に触れることにより、危機感を持つようになった。
自らインターネットで調べ、驚き、反感を持ち、何か行動に
移せないだろうかと思案する・・・そのような方が増えていると
実感している。

そこに水を差すつもりは毛頭ない。
ただ、永年生きてきた人間として、自分自身の
自制心について自戒したいと思っている。

人間は感情的に高揚・興奮すると、理性が働きにくくなり、
自制心を失って、思わぬ行動に出てしまう。
衝動的に思いがけない行動に出てしまう。

次々と露見する一連の反日的あるいは売国的言動に接し、
怒りすら覚えるのは良く理解できる。
そしてまた、なんとかしなくてはという思いに駆られるのは
私とて同じだ。

しかし、手段が目的化してしまうと、おそらくは
空虚な虚脱感という反動に襲われるような気がしている。

つまり、まずは人間として大地に根を下ろし、根源的な
自己存在を見失わず、自分自身を生かすための行動の
一部として捉えることが大切だと思っている。

非常に分かりやすく説明してみたい。
正直にいうと、私は中国や韓国、北朝鮮に住みたいとは
思えない。
政治体制、経済環境、空気・土壌・水の汚染、日本と日本人への
憎悪教育などが主な理由だ。

しかし、もし機会があり、それらの国の方と知り合うことが
あったらできるだけ、友好的に接しようと思っている。
なので、その国民全体を毛嫌いし、非難中傷・排斥したり
相手国の苦難や危難を冷笑したりはしたくない。

もちろん、日本人が安全・平和に暮らせる環境は、
自らの手で守るべきだと思うので、国家安全保障の見地から
必要と思うことは行動に移したいと思う。

なので、感情が先行してしまい、特定国やその国の人たちを
一括りにして排斥するのは避けようと思う。

つい最近、中国政府が国内のキリスト教会が使用している
十字架の撤去をかなりの拠点で実行し、かつ数十ヶ所の
教会の建物を破壊したという記事を読んだ。
また、中国国内には一千万人以上のキリスト教徒が
存在し、地下で活動しているようなことが書かれていた。
チベット仏教の弾圧など、宗教を否定する国だと
認識していたので、この数字には驚いた。
詳細な実態は把握していないが、少し調べたら知人の
ブログで、2012年に中国政府が教会を破壊したという
記事があったので、今に始まったことではないのだろう。

私が住みたいと思わない国で、国家が信教の自由を認めず、
様々な不安と不自由に取り囲まれて、それでも
キリスト教を信仰している人たちが存在する・・・
改めて自分自身の無知を恥じている。

聖書を読むと、末の日にはイスラエルの失われた支族が
北からやってくる、という表現がある。
さっぱり意味がわからなかったが、もしかしたら
共産圏からなのだろうかと、稚拙な推測をしている。

人生はいつか終わるが、その時期は誰にも分からない。
人間が生きる上で、本質的に必要とすることは何か。
それは一生涯をかけて追究する哲学的テーマだ。

もう40年以上に読んだ本の一節を、今でも印象的に
覚えている。
伝統的形式論理学の基礎を説明した本だ。
言葉には「外延」という概念と「内包」という概念がある。
非常に乱暴に説明すると、「ジュースを飲もうか」といわれ
「うん」と答えた。このジュースが「外延」概念であり、
誰もがなんとなく共通認識を持つことができる。
で、ある人はオレンジジュースを思い浮かべ、ある人は
グレープジュースを思い浮かべた。
一歩踏み込んで確認したら差異がでてきた、
このジュースの種類が「内包」概念だ。

「日本を戦争のない平和な国にしよう」
これにはみんな賛成だ。ネトウヨの皆さんも
SEALDsだって、次世代の党から共産党まで、反対だ
という人はいないのではないだろうか。

しかし、その具体的な方法の検討に入ったとき
安全保障関連法案、集団的自衛権の必要性を主張する人たち、
逆にそれらによって徴兵制の復活、新たな戦争が始まる、と
真っ向から反対する人たちが存在する。

日本では自由に意見を述べることができる。
しかし問題は、本当に日本のことを考えているのか、あるいは
他国が侵略しやすい環境を作ることを優先しているのか。
私たちはその点を洞察しなくてはいけない。
その上で、あくまでも自分自身の人生全体を展望しながら、
その一部として、行動を選択する必要がある。

個人的には、新設の「余命三年時事日記」はどうやら
偽装サイトではなく、余名3代のもとで運営されているように
感じ始めている。
数日前に、このブログにコメントを入れてくれた方は、
旧「余命3年時事日記」の記事と、転載された
新「余命三年時事日記」の同一の記事を読みくらべ、
初代がわざとぼかした部分を、余名3代ははっきり記述しているので
内容が分かりやすくなった、と読みくらべることを勧めてくれた。

しかし重要なことは、正当なサイトか偽装サイトかという
検証判断とは別に、そこに書かれているいくつもの「危機」
に接し、共感したら集団通報をしたり官邸メールを送ったら
いいだろうと思う。

くどいようだが、忘れてはいけない。
最終的に一番大切なのは、自分自身が個人として
「主体的に充実した人生を送る」視点を持ち続けることだ。
これからの日本はおそらく、混乱の渦に巻き込まれるだろう。
そのときに、自分自身が人間としての座標軸を
ちゃんと維持することを忘れないことだと思っている。

今日ばかりは、自戒の内容だった。



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by hirune-neko | 2015-09-01 23:47 | インテリジェンス | Comments(0)
<< 自己改善のための自己分析、とい... 不思議なことが起きるものだ >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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