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昼寝ネコの雑記帳

ギター教師の鋭い洞察? VS 図に乗るおサボリ生徒


Tango en skai

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相変わらずおサボリ生徒の私なのだが、
今日は少しだけ半音階のスケール練習をして、
指馴らしのための、アルペジオの練習曲も少し弾き、
かなり罪悪感を薄めて、ギター教室に行った。

前回の練習時間5分は、われながら大変申し訳ないと
思っていたので、今日はちゃんと上記の
スケール練習とアルペジオの練習曲を、弾かせていただいた。

前回、ピアソラのチキリン・デ・バチンを練習してみたら、
と先生から勧められていたので、ダウンロードして印刷した
国松竜次さん編曲の楽譜を持参した。
「あら、同じページが2枚ありますよ。先頭ページが
抜けてますよ」
といわれ、がっくり。

結局また、先生を質問攻めにしてしまった。
ギターを構える角度、姿勢、手首の角度などあれこれ。
ついにはフラメンコ特有の奏法にまで質問が及んだ。
しかし先生はちっとも厭がらず、ちゃんと説明してくださる。

で、最後に何をいわれたかというと、
「基礎練習だけしてないで、
ディアンスの『タンゴ・アン・スカイ』を目指しては?」
ご冗談でしょう。
かなり以前、あまりにも凄い演奏なので自分のブログで
紹介したことがある。
とてもとても、真似もできはしない。

でも、単純で素直な私は家に帰って、改めてその曲を聴いた。
村治佳織さんが、なかなか丁寧にいい演奏をしていた。
迷ったのだが、やはり作曲者自身の演奏を掲載することにした。
ロラン・ディアンスの風貌も、演奏同様なかなか迫力がある。

先生も冗談がきつい。
入門間もない初級者で、さらには札付きのおサボリ生徒の私が、
こんな曲を目指せる訳がない。

いや、きっとそうではない。
先生は鋭い洞察力で、私の中に眠る才能を直感したのだ。
なので、いつかはきっと人前でなんとか演奏できるように
なるのかもしれない。

まあ、どのように推測するのも自由だろうから、
ここは自分に都合良く解釈しておこう。

こんな年齢になって(3,016歳)、しかもほぼ40年ぶりに
ギターに触れてみたが、40年前に買っていたギターが
たまたまフラメンコギターだったということもあり、
浅からぬ因縁を感じている。

もともと無謀でアホな人間であることは
重々認識しているので、ここはもうこのまま
その路線で進んで行こうと思っている。

もし将来、間違って
人前でこの曲を演奏するようなことがあったら
ためらわずYouTubeにアップして、公開しようと思う。

われながら、なかなかいい趣味だと思っている。
こんなアホ生徒に付き合わなくてはいけない先生も、
気の毒といえば気の毒で、申し訳なく思っている。

帰り際に先生のお孫さんである男の子が、見送ってくれた。
「バイバイ、ぼく5歳」
いつも癒やされている。


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by hirune-neko | 2015-06-23 00:24 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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