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昼寝ネコの雑記帳

思い切って方針を変更することにした


ChamberJam Europe plays Piazzolla's Resurreccion del angel, live at Stiftfestival '12

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わが社のある商品は、
圧倒的に産婦人科クリニックからの受注が多く、
全体の98%に達すると思う。 

元銀行家の相談役にいわせると、
お医者さんに営業するのが最も難しいらしく、
以前から営業路線を変更するように助言されていた。

生来が不器用な私なので、そう簡単に変更はできない。

そうこうするうちに年月がどんどん経過し、
その商品が誕生してから、今年で13目だと思う。

似た構造の絵本は他にも数種類存在する。
この12年間、イラストは2種類のままだが
本文は両親版、シングルマザー版、天使版、
先天性障がい児版、さらに津軽方言版、気仙方言版と
レパートリーが増えてきている。

有料オプションも何種類か増やしてきた。
しかし、それでなくても多忙な院長先生に対し、
商品の機能や特長を説明したくても
なかなか時間を割いていただくことが難しい。

何年も前から、子育て中のご家庭が
緊急事態に備えられるよう手伝うべきだと
考え続けている。
理念は理解されるが、具体的な手法が
なかなか思い浮かばなかった。

ごく最近になって、産婦人科クリニックに対する
ウェブサポートを無料で提供することを思いついた。
経営的視点から見れば、歓迎される内容だ。

さらに、いろいろ迷った挙げ句、この際だから
ファミリー・インテリジェンス・サービス
という名称で、退院されたご家庭へ、
緊急事態に備えるための情報提供サービスを
スタートさせようと決めた。

従来の営業資料にその2種類のサービス機能をを加え、
昨日試作してみた。
デザイナーにデザイン面での監修をしてもえば
あとは印刷するばかりになる。

ビジネス的には収入ゼロの完全ボランティアだ。
零細な私企業としては、一見すると禁じ手だと思う。

でも、詰め将棋と一緒で、大駒を捨てても最終的に
寄せ切れればそれで勝ちだ。
最後に勝てればそれでいいことになる。

私は創業者であり、しかも先例のない独創的な
構想であることは間違いないので、誰かに相談して
教えてもらうような訳にはいかない。

アップルのスティーブ・ジョブズも創業から
しばらくは辛酸を舐めたと聞いている。
でも、諦めず自分独自の商品に到達した。

親しい仕事仲間を大勢増やして、それで
なんとかなる事業形態ではない。

なので、私のような人と群れるのを嫌う性格で
良かったのではないかと思う。
もし、仲間内の付き合いだけで完成するような
事業形態なら、連日のようにマージャンと
カラオケ、温泉巡りに時間を費やしたかもしれない。

新たなサービス機能というものの、
具体化するまでの道のりはまだ険しい。
でも、ここで踏ん切りをつけて、まずは
賽は投げられた環境を作り、その後はまた
自分にムチ打って前進しようと思っている。

新規プロジェクトのための予算がゼロなので、
新規にスタッフを雇うことはできない。
でもなんとかなりそうな予感があるので
ここは楽観的に構えようと思っている。


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by hirune-neko | 2015-03-23 00:07 | インテリジェンス | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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