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昼寝ネコの雑記帳

TRUST NO ONEという教訓は正しいのだろうか


Astor Piazzolla - Largo tangabile

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3月18日の誕生日に次男からプレゼントされた映画を、
昨日ようやく観ることができた。

どの俳優がケヴィン・コスナーなのか、とうとう
判別できなかった。
それで今、Wikipediaで役柄を調べ、YouTubeに
公開されている予告編を観て、ようやく分かった。
数十年前の映画のイメージしかないので、
容姿が変わっていて当然の話だ。

映画のタイトルは「エージェント:ライアン」。
原題は「Jack Ryan: Shadow Recruit」だ。
原作はトム・クランシーとなっているが、実際には
脚本化する時点で、かなり手を加えているらしい。

その予告編の途中で大きなタイトルが目に付いた。
「TRUST NO ONE」(誰も信用してはいけない)。
かつて鳩山由紀夫元総理が、来日したオバマ大統領に
「TRUST ME」といって信用させ、結局は実行できず
話題になったことがある。一体何が実行できなかったのか
もうすでに記憶の彼方だ。

鳩山由紀夫元総理は
本当にユニークな発想をなさるようで、
政府の制止を押し切ってクリミアに訪問し、
美人女性検事との面会を希望して実現させた。
一昔前なら、島流しという刑があり、行ったきり戻れない
遠い島に幽閉されたようだが、今日では海上交通手段が
発達しているので、
単なる島流しだとリゾート気分だろう。

元総理という肩書きでの発言は、他国政府の
プロパガンダに容易に利用されてしまうと思うのだが、
何やら日本とクリミアの友好協会を創設し、自分自身が
日本の代表になり、その美人検事をクリミア代表にして
二人で共同代表を務める、という提案をしたらしい。
いやあ、おそれいる発想の持ち主だ。
誰かが皮肉っていっていた。
島流しではなく、どこか他の惑星に追放したらいいと。

鳩山由紀夫元総理のかつての選挙区は室蘭だった。
その会派に所属する市議の方には
お世話になっているし、
室蘭ゆかりの方とあっては、正直、親近感を持っている。
なのでもし実際にお会いする機会があったら、気軽に
「やあ、由起夫ちゃん」と、声をかけたいと思っている。

さて、「TRUST NO ONE」の件だが、自問してみた。
私自身は、このタイトル通り誰も信用していないのか、
あるいは誰に対しても
疑いの気持ちを持っていないのか、
はたまたそのどちらでもないのか。

この映画の主人公のジャック・ライアンは
大怪我を負い海兵隊除隊後、
大学院で博士号を取得した。
その後、CIAに分析官として雇われ、
モスクワに赴任する。
ネタバレになってしまうが、ロシアが仕掛けた
テロとドルの壊滅的大暴落を暴き、最後は
阻止するというまさにアメリカ的な大活躍をする。

映画評論雑誌の評価は、甲乙相半ばのようだ。
しかし、ストーリー展開としては娯楽性に富んでいるし
実際にあり得そうな謀略なので、疑似体験として
参考になった。

私の日常生活では、サイレンサー付きのピストルから
銃弾が発射されることはないし、
命を狙われることもない。・・・今のところだが。

私は自称ネコ人間なので、
それなりの用心深さは持っている。
電車のホームに立っていて、電車が入って来たら
必ず後ろを振り返って確認するし、万一突き飛ばされても
いいように、重心を低くして
ホーム側の足を踏ん張っている。

加工食品は必ず原産国を確認し、特定の国のものは
決して口にしない。

反日傾向が顕著な他国の新聞社やテレビ局が、
日本の新聞社やテレビ局の中に日本支社を置いている。
数年前の情報なので、今現在の状況は確認していない。
彼らはまるで申し合わせたかのように、同じ論調の
記事を同時期に掲載する。おまけに、それら
他国に不利になるような記事は報道しないか、あるいは
目立たないように、小さくしか報じない。
なので私は、それらの新聞社やテレビ局は
購読・視聴しないし、報道内容は最初からプロパガンダの
片棒を担いでいると見なして、決して鵜呑みにしない。

今日では、そんなことは一般常識になっているだろう。
公然と日本国および日本人を敵視している国に同調する
マスメディアは、確実に一般市民から見捨てられ、
衰退の途を辿る運命にあるだろうと予測している。

でも、一番複雑で厄介なのは人間関係だ。
書き出すのが億劫になるぐらい、私は人間関係が苦手だ。
音楽や映画ならば、好きな作品を聴いたり観たりすれば
それで済む話だ。
しかし、人間関係では同様の手法で、自分に合う感性の
人とだけ接触して、
それ以外の人とは一切関係しないなどということが
通用する訳がない。
少なくとも社会で生きようとするならばだ。

外国籍の方を紹介されると、まずは日本に潜入している
他国の工作員ではないかと疑ってしまい、
慎重に観察する。
日本名の人であっても、通名の在日外国人ではないかと
疑ってしまう。

病的という人がいるかもしれない。
しかしそれほど日本という国は無防備のまま
推移してきた。

かつて、日本のある国会議員が自分の立場を利用して、
自衛隊の重要機密を韓国に漏洩したという話がある。
当然それは中国の手に渡ってしまった。
当時の中国は、核兵器を後ろ盾にして日本に戦争を仕掛け
侵攻しようと考えていたらしい。
事前の軍事委員会で、入手した自衛隊の陸海空それぞれの
防衛能力を精査し検討した結果、とても勝ち目がない
という結果になり、しばらくは自国の装備の
レベルアップに専念することになったらしい。

通常の国家ならば、そのような重要機密を敵対国に
漏洩した人間は死刑相当のはずだ。
ところが日本では、特定秘密保護法案や
スパイ防止法などに対し、マスメディアや学者を
総動員し、猛烈な反対運動が展開される。
これほど明確なプロパガンダ活動はないだろう。

私も知らなかったが、戦車、潜水艦、ステルス、
ソナー敷設、どれをとっても、米軍ですら驚くほどの
世界トップレベルだそうだ。
資料によれば、中国の軍用GPSの精度は
数年後に10メートルの誤差を目指しているようだ。
日本は、もうすでに1センチの誤差だと説明されている。

以前、授業で習ったが、戦前までの
日本の情報部機能はそれなりに優れていたようだ。
それが敗戦によって解体・弱体化され、今日の
脆弱な国家安全保障体制への流れを作ってしまった。
しかし日本は本来、「さむらい」に代表されるように
有能な戦闘民族だったと評価する人がいる。

水面下で静かな意識改革が進行しており、
いざとなったとき、日本国民の結束力の強さが
発揮される日も、そんなに遠くはないと思っている。

適度の「TRUST NO ONE」という考えは、
自分自身や自分の家族を守るために、現代に生きる
一般市民の基本的な知恵として、ある程度は必要だ
と思っている。

改めて、ファミリー・インテリジェンス・サービスは
現代人に必要な考え方だと、日々確信を深めている。

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by hirune-neko | 2015-03-21 16:18 | インテリジェンス | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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