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昼寝ネコの雑記帳

すべての悪習の原因は脳内状況にある〜いいわけ


Rosa Passos-Sentado à Beira de Um Caminho

いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。


仕事に連続集中できているときは、何も問題がない。
しかし、腱鞘炎という病名があるように、
身体の特定の部位だけを酷使し続けると、
その部分だけに疲労が蓄積し、病変する。
ピアニストやタイピストに特徴的だそうだ。

私の場合、考え、判断し、調べ、また考える。
その繰り返しなので、
絶えず脳内に負担がかかっている時間が長い。
なので、ときどき頭の中に疲労感や閉塞感など
違和感を覚え、不安になるときがある。
集中力が持続しているときは、
脳内を意識することはない。
しかし、ひとたび集中が途切れると、大体決まって
脳がエネルギー源となる糖分を要求しているのがわかる。
早い話が、甘いものを食べたくなってしまう。

医療関係の人は、血糖値が高いということは、
脳が砂糖漬けなので、甘いものは必要ないと、
当たり前のように、非情な断定をする。

こちらの身にもなってほしい。
同じく医療関係の専門家は、脳内にエネルギー源を
供給できるのは、糖分しかないといっている。

糖分は別名、脳内麻薬と呼ばれるらしい。
確かに、頭の中が飽和状態で行き詰まったときでも、
何かしら甘いものを食べると、嘘のように楽になる。

セブンイレブンで売られているスィーツは、
なかなか出来がいいといつも思っている。
さすがに素材の原産国については気になるけれど。

でも、対症療法のように、お菓子で解決するのは
本当は健全ではないし不健康だと分かってはいる。
では、どうすればいいのか。

最近になって、ようやく気づいた方法がある。
あくまでも体感印象なのだが、効果があるようだ。

仕事で頭がクタクタになったとき、頭休めに
詰め将棋に挑戦するようにしている。
一見すると、疲れた頭をさらに酷使するのかと、
アホ扱いされるかもしれない。
北海道言葉では、ハンカクサイという。

気がつけば、脳内はいつの間にか晴れ渡っている。

数ヶ月前から、ギターの個人レッスンに通っている。
生まれて初めてクラシックギターの基礎から
教えていただいている。

ギターの楽譜がこんなに複雑なものだとは知らなかった。
右手のどの指で弾き、弦は何弦を弾き、奏法は
アポヤンドかアルアイレなのか、記号が付いている。
強弱記号もあれば、カポのように人差し指で
全部の弦を押さえたり、ヴァイオリンでいえば
グリサンドのように、指を滑らせて移動する奏法もある。

まるで外国語のように、まず脳内で読解し、さらには
両手の指でそれらの記号を、音として再現する。
とてもとても脳内に混乱状態を来してしまう。

でもあら不思議。約1時間のレッスンの後は
実に頭がすっきりしている。

つまり、仕事で使う脳、将棋の脳、ギター演奏で
使う脳の場所が、すべて異なっているので、
腱鞘炎のような症状が発生せず、バランスが保たれる。
・・・のだろうと思っている。

昨秋からは、語学学習や国家安全保障制度を中心とする
インテリジェンス、さらには宗教発生史や
国際政治などを頭に無理矢理詰め込む作業を
継続しているため、とにかく頭脳が明晰であるよう
いつも願っている。

私がセブンイレブンに行く頻度が激減したとしても、
売上に対する影響は、無に等しいだろうから
なるべく健全な方法で、脳内コンディションを
良好に保つよう心がけたいと思うようになっている。

少しは大人の分別ができるようになってきたように思う。
今頃になってようやくだけれど。


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by hirune-neko | 2015-02-21 19:23 | 現実的なお話し | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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