ようやく分かってきたような気がするAstor Piazzolla - El infierno tan temido (12 - CD3) いつも有難うございます。クリックしていただくと励みになります。 何が分からないか、がなかなか分からなかったが ようやく分かってきたような気がする。 朝食のメニューはここ数年まったく一緒だ。 冷凍庫からイギリスパンを2枚取り出し、 オーブントースターで3分ほど焼く。 完全に解凍されて表面がパリッとする。 そこに「ナチュレオ」という、ココヤシオイル 100%(のはずだ)をたっぷり塗ったくり、 7分ほどかけてこんがりと焼き上げる。 今朝、台所でワンパターンの朝食を準備中に はたと閃いた。 ここ数年ずっと考え続けていたのだが、 未だに霧か霞か靄の中のように、何が分からないか それ自体が分からずに悶々としていた。 国家安全保障会議のような組織のインテリジェンスは 大統領や首相など、国の最終決定権者の判断に 資するために情報を収集し、分析して報告する。 その場合の安全とは、国家や国民を対象にしている。 しかし、これだけ世界中に対立構造が林立し、 インターネット発達の負の部分である 情報のオーバーフロー状況も発生しているので、 個人が社会事象に対し、的確な判断をしにくい環境が 作られてしまっている。 ここ何年もの間、個人や家族のために必要だと、 ずっと考えているのは ファミリー・インテリジェンスという発想だ。 情報収集及び分析の手法は、国家インテリジェンスも ファミリー・インテリジェンスも、ほぼ共通だろう。 しかし、相手が国家元首ではなく、家族の長である お父さんやお母さんの場合、どのような 報告・提言が最も有効なのだろうか。 その部分が明確でないことが分かって すっきりしたに過ぎない。 1年ほど前に、ファミリー・インテリジェンス あるいはfamily intelligenceという言葉で google検索しても、日本語・英語ともにひとつも ヒットしなかった。 今、改めて検索したが、英語では何も出てこない。 日本語の「ファミリー・インテリジェンス」では 1ページ目に、そのものずばりの項目が 6項目リスト化されて表示される。 しかし残念なことに、それらは全て私自身が いろいろな視点で試行錯誤している記事ばかりで 他のどなたも、個人や家族のためのインテリジェンス という発想をお持ちではないようだ。 子どものための名入り絵本の文章を引き受けて もうかれこれ12年は経過した。 子育て中の家庭が、緊急事態の直撃を受けて 右往左往する姿が目に浮かび、なんとか 最悪の事態を回避あるいは軽減して欲しい、 そんな気持ちがいつの間にか ファミリー・インテリジェンスという発想に行き着いた。 しかし、資料として存在するのは全てが 国家インテリジェンスに関するものばかりなので とりあえずは、オシントだとかヒューミントだとかの 基礎の基礎から学んでいる。 でも、絶えず考え続けていれば、時々何か閃いて 少しずつ核心に近づいていけるのではないかと そう考えて、おそらくは明日も冷凍した イギリスパンのトーストを食べることになるはずだ。 いつも有難うございます。クリックしていただくと励みになります。
by hirune-neko
| 2015-01-18 02:16
| 現実的なお話し
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・1951年
小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。 ・1969年 中央大学経済学部入学 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。 ・1974年 同大学卒業 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。 ・2006年 現在に至る プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。 ・2010年 宇宙の旅 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。 ・現在 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。 お気に入りブログ
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