昼寝ネコの雑記帳

初めての富山県


Mi maravilloso "Wonderful". Música Eliane Elias.


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別に、室井滋さんに会うのが目的なのではなく、
昼寝ネコ一族の、小さな命が誕生したため、
族長の務めでお祝いの言葉を伝えにやってきた。

約5時間、まったく仕事を離れてというのは
滅多にあることではないので、一通り
移動中でも支障がないよう、「道具」をカバンに詰めて
東京駅に向かった。
実は、車で往復するつもりだったのだが、
家族だけでなく、一部のお客様から猛反対があった。
なにやら、お孫さんが大きくなったら、わが社から
本を出版したいと考えているので、万が一
事故で他界されては困るというのが理由のようだ。
大変有難いお話である。

旅行会社の方は、新幹線は二階席の方が
景色がいいと勧めてくれたのだが、
上越新幹線はやたらとンネルが多く、景色など
味わえなかったし、それよりも脳内に蓄積した
疲労のため、ほとんどを寝て過ごしてしまった。

生まれてちょうど明日で一ヶ月の孫ネコと対面。
なにやら知的な面持ちで、まるで天上で永年待機し
満を持して地上に舞い降りた女性のように思えた。
どちらかというと感性派の姪ネコ・クレモンティーヌと違い、
ずいぶん理知的な感じがする。
生後一ヶ月の赤ん坊の寝顔を見て何が分かるかって?
それこそが昼寝ネコ一族の一族たる、特殊能力なのだと
そう説明するしかない。

かつてNHKラジオの番組に、室井滋さんが出演し、
富山は海のものと山のものが豊富な土地柄であり
食べ物はすこぶる豊富だ、とおっしゃるのを
運転中に聞いて、印象に残っていた。
聞くと、この孫娘の誕生祝いにといって、
有機農法の農家の方が、無農薬新米30キロを
届けてくれたとか、別の方はマグロの昆布じめを
持ってきてくれたとか、とにかく食べきれないほどの
差し入れがあるらしい。

三男のお嫁さんの両親が滞在して、世話をしてくれているが
お父さんの趣味は囲碁とダンスだと聞いていたので
あれこれ話が弾んだ。
驚いたのは、本場のタンゴダンスを観たくて
去年アルゼンチンに行ってきたという。
いやあ、いいなあ。
60歳以上のためのツアーがあるそうで、ため息が出るほど
うらやましいお話だった。
でも、ダンスで演奏されていた曲がピアソラだったかどうか、
そこまでは分からなかったらしい。
娘である嫁さんによれば、父君は音楽には興味がなく、
モーツァルトとベートーヴェンの区別がつかないという。

息子に送ってもらい、富山観光ホテルという名の旅館に
チェックインした。和室の畳の上で、足を投げ出して
一息ついている。
たまには旅館でごろごろしたいといつも思っていたが
思いがけず実現した次第だ。

それはそうと、ブログランキングに登録して数日だが
クリックして押し上げてくれている皆さんに
心からお礼を申し上げる。


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by hirune-neko | 2013-07-14 00:23 | 現実的なお話し | Comments(0)
<< 富山には、およそ24時間の滞在だった 人生の晩年の心象風景 >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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