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昼寝ネコの雑記帳

62歳のミーハーな男性

Charles Aznavour chante
Mon emouvant amour 1995 - Carnegie Hall


「62歳のミーハーな男性」だなんて
・・・耳にしただけで気色が悪いと思う。

昨日、El bohemioさんが、ご自身のFacebookで
「いいね」をされていた動画を観たら、
なんと、シャルル・アズナヴールがシェアしているものだった。
冗談だろうと思ったのだが、本物だった。

彼の作品「ラ・ボエーム」の、フランス語の出だしは
「昔、二十歳だったころ」で始まり、昔懐かしい場所を
久しぶりに訪れ、懐古する歌だ。
初めてアズナヴールの歌を聴いたのは、
かれこれ40年前に遡る。
高校生の頃から、ジャズ一辺倒だった私には
とても新鮮な曲想だった。
そして、おそらくは、思い出深い街を訪れると、
この歌のように、ほろ苦く、甘酸っぱい思い出が
甦る年齢になったのだと思う。

そこまでで止めておけば良かった。
なのに何を思ったのか、アズナブールに
「友だち申請」をすることを思い立ってしまった。

製本所の帰路、車を運転しながら、どんな切り口で
友だち申請しようかと、英文の文章を
あれこれ考えていた。フランス語では無理なので。
そうだ! かつて自分自身のブログで
アズナヴールの歌を何回か紹介していたっけ。
その記事を探して併記し、熱意を伝え、
「友だちになってくれれば大変光栄に思います」
とかなんとか書いてみようと、そう考えた。

表題の曲は「Mon emouvant amour」。
国際聾唖者年に因んで作られ、来日して歌った作品だ。
邦題は「声のない恋」となっている。
つまり、耳の不自由な女性との、切ない恋を
歌にしたもののようだ。
昨年の8月にブログで紹介しているのを見つけた。

さあ、準備万端だ。
ここまで来たら、もう引き返すことはできない。
早速、Facebookの彼の名前「Charles Aznavour」を
クリックした。おお、出たぞ出たぞ。
さて、友だち申請ボタンを探さなくては。
・・・ん?・・・どこにあるんだろう?

結局、友だち申請ボタンは見つけられなかった。
冷静に考えてみたら、ある訳がないのだ。
世界中のファンから一斉にメッセージが届いたら、
朝から晩まで返事を書いても、時間が足りる訳がない。
ああ、なんて浅はかでミーハーな私だったのだろう。

62歳の男性であっても、時と場合によっては
ミーハーになれるのだという、大発見をした
記念すべき一日だった。
読者の皆さんには、大変気色の悪い話題で
とても申し訳なかったと反省している。
・・・そうでもないか。

最後にチラッとしか映らないが、
アズナヴールの陰で歌っている女性は、
確か彼のお嬢さんだったはずだ。
二人並ぶと、お嬢さんの方がずっと長身だ。
・・・まあ、そんなことはどうでもいいことだが。
by hirune-neko | 2013-05-09 21:04 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(12)
Commented by El bohemio at 2013-05-11 10:44 x
昼寝ネコさん
今日の午後に対合のフインバー回線
に変えました。
このシャルル・アズナブールを完全に
楽しめました。ほろ苦い歌。人生の
甘さも苦さも心得てまだ懲りない
恋に落ちる、、、
私はそんな冒険はもう当の昔に
おいてきた。ミーハーは今でも
変わりません。
Commented by hirune-neko at 2013-05-11 13:06
El bohemioさん

回線を変えられたんですね。
快適なインターネット環境になられたようで
良かったですね。

南米で恋に落ちるって、想像がつきませんが、
きっと、熱くて熱くて体温計が上限を超えるような
そんな感じなのではないでしょうか。

高齢者ミーハー協会でも作りましょうか。
Commented by El bohemio at 2013-05-13 09:06 x
昼寝ネコさん

これは40数年前チリーでのでき事。
留学生パックパッカーO君が知リ合った
チリー人の令嬢に恋をした。彼曰く彼女
の心を射止める言葉を教えてくれという。
のでYo te extrano(エクストラニョ/寂しい)
muchoといえばよいと伝えた。彼は彼女に
何とか守備よく言い伝えたようで、その後
二人は結ばれたようです。
Commented by hirune-neko at 2013-05-13 22:49
El bohemioさん

はぁ=・・・あっけにとられています。
南米の女性は、情熱的に迫られると弱いのでしょうか?
私にはとてもできない芸当ですね。
逆に情熱的な女性から情熱的に迫られたら・・・
間違いなく逃げますね。(苦笑)
Commented by El bohemio at 2013-05-15 00:46 x
昼寝ネコさん

この話は私がそそのかした訳では
ありません。O氏は覚えているでしょうかね
彼の消息をFBで探しましたが見つかりません。
南米の女性でもそんなに情熱的でもないですが、
彼も私も彼女達にとつては珍しいのですよ。
外国人ですから、、、私は日本女性の方が
苦手です。
ところで高齢者ミーハー協会いいですね。
Commented by hirune-neko at 2013-05-15 01:18
El bohemioさん

はあ、やはり日本人は珍しいんでしょうかね?
私は反対で、欧米女性が苦手なんですよ。
この感じだと、El bohemioさんと私は、
恋敵にはなりそうもないですね。平和でいいですね。

高齢者と表現すると、ちょっと暗いイメージですが
高齢でも何かに情熱を持てるというのは
なかなかいいですね。
Commented by El bohemio at 2013-05-16 11:49 x
昼寝ネコさん

恋敵ですか、、、想像つきませんねー
暗いイメージははねつけてしまいましょう。
Commented by hirune-neko at 2013-05-16 12:20
El bohemioさん

ある程度人生を生きてみると、
多少は知恵が備わってきているように感じます。
この際、私利私欲を捨てて・・・趣味は捨てないで、
後世の世代のために、わずかでも役に立ちたいものですね。
Commented by El bohemio at 2013-05-16 23:24 x
昼寝ネコさん

ともかく、趣味は捨てられませんね。
生きがいですから、、、
そして、世の中に役に立てられる
事ができれば最上です。
Commented by hirune-neko at 2013-05-17 13:42
El bohemioさん

同感ですね。私の場合、時間の関係で趣味は、創作とピアソラと将棋に抑えています。

世の中の役に立つ・・・いいですね。昼寝ネコ一族は、古代イスラエル時代から王や統治者に仕え、民の平和のための提言をしていた、と勝手に設定しています。現在、昼寝ネコ一族は世界中に散らされていますが、その血を受け継いだ一族の子孫が、世界の終焉の前に再集合して世の悪と戦う・・・という伝説がありますので、世界中でネコ好きの正義感強き人がいたら、一族の子孫かもしれません。
Commented by Romarin at 2013-05-27 05:40 x
ミーハーというのは決して悪くないと思いますよ。
Aznavourいいですね~
こういう歌を聞くと心の底にかくれている火がくすぶり出てくるような感じがします。
Commented by hirune-neko at 2013-05-27 10:29
Romarinさん

ここ数年、ずっとピアソラに傾斜していますが
Aznavourにはまた別の良さがありますね。
自分自身の中のどこかとしっくりする感じです。
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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