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昼寝ネコの雑記帳

人権擁護法案ってご存知ですか?

Clémentine - Sukiyaki in French (Ue wo muite arukou)


先日は、河村たかし名古屋市長が
南京大虐殺は、なかったと思うと発言し、
南京市が反発しました。
中国大使館に至っては、市長の発言を理由に
撤回しなければ会わない、また南京大虐殺の
強固な証拠はたくさんある、と述べたようです。
河村市長は、公に議論しましょうと提案しているのですから
その「強固な証拠」を河村市長に突きつけて
「どうだ、参ったか!」と迫ってはいかがでしょうか。

今朝、早い時間にドゥーヴィルの姪ネコの
クレモンティーヌから電話がかかってきました。
いきなりまくしたてるもんですから、参りました。
「おじさん、日本で人権擁護法案が通るかもしれないの。
知ってたの?」
「平成22年に、鳩山内閣で亀井さんが署名せず、
廃案になったんじゃなかったのか?」
「へっ?おじさんもずいぶんノーテンキなのね。
フランスじゃ、みんな心配してるっていうのに。
賛成とか反対とか声高に言う必要はないけど
せめて、少しでも多くの人たちが関心を持つよう
ちょっとは働いたらどうなの?」

やれやれ。延々とクレモンティーヌのレクチャーが
始まったんですよ。
この法案の危険性を指摘する人が多いにもかかわらず、
マスメディアの報道が少なく
国民に十分に周知されない状態で、決まろうとしている、
せめて、多くの人が関心を持って見守っているという事実を
拡げたらどうなの?ときたものなんです。

確かに、かなり以前から以下の問題が指摘されています。
1)裁判所の令状もなしに家宅捜索や押収を行う事ができる(警察を上回る権力を持つ)
2)人権侵害の定義が曖昧で恣意的な運用が可能である
    (特定の人物に因縁をつけて家宅捜査することが可能)
3)人権擁護委員に国籍条項がない(北朝鮮の工作員なども容易に就任できる)
4)人権擁護委員が特定の団体によって構成されようとしている
       *wikipoedia「人権擁護法案」参照

で、全部を詳細に調べると、膨大な量になりますので
3)の国籍条項がない、という指摘に対する反論を説明します。
国籍条項はないけれど、地方参政権を有する者、という
条件を付けるので、実質的な国籍条項だ、というのです。
なんとなれば、地方参政権は現状では
日本国籍を有する者でなければ与えられていないからです。
ですが同時に、在日外国人へ地方参政権を与えよう
という動きも、一方で推進されているわけです。
つまり、在日外国人に地方参政権を与えたら、
すなわち人権擁護委員に就任できることになり
実質的には、国籍条項がなくなるわけです。

なぜ十分に周知・議論せず、この法案を通そうとするのか
単純に疑問に思いますし、マスメディアの報道が
ほとんど取り上げないことも不可解なのです。

「こんなんでいいか?」
「まあ、とりあえず今日のところはね。
でも、しっかりと社会の動きにも関心を持ってね。
お願いだからさ。ドーナツや大福ばっかりに
注意を向けてちゃだめなのよ。わかった?」
「あいあい、分かったよ」

とまあ、こんなやりとりで、ようやくクレモンティーヌから解放されました。
これをお読みになった皆さんは、とりあえず
南京大虐殺問題、さらに人権擁護法案の動向に
関心をお持ちくださいますよう、宜しくお願いいたしますね。

クレモンティーヌは怖いし、頭が上がらないんですよ。
とほほ・・・。
ん?
クレモンティーヌも少し老けたかな?
おじさんのせいで、苦労が絶えないんだね、きっと。

今日もまた、昼寝ネコの日記「おはこんばんちは」から転載でした。
by hirune-neko | 2012-03-07 16:41 | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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