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昼寝ネコの雑記帳

人知れぬ涙、あふるる涙


Placido Domingo - Una furtiva lagrima from L'Elisir d'amore

仕事って、役割分担があって
絶えず手を動かして作業をしている人もいれば
まったくのゼロから、商品企画を考える人もいる。
新しいパートさんが入社して、
始業から終業まで、びっしりと手作業を割り当てられ
ふうふういいながら、ふと横目で私を見たとしよう。
「げっ、あの人、何時間もぼ〜っとしているだけで
何もしてないのに、あれで良く勤まっているものだ」
と、そう見られても仕方がないと思う。

昼食時には
「ちょっと、あのおじさん、何をやってる人なの?
午前中、ずっと何もしないでただ座ってるだけなんだよ。
あれでも給料払ってるんでしょ、会社は?」
そういう陰口を叩かれるに決まっている。

昨日、連絡があって。
被災地で親を亡くした子どもたちの、心のケアたちのための
絵本「大切なわが子へ」を提案していたのだが
基本的にゴーサインが出たらしいのだ。
細かい実務的な詰めはこれからだが、昨日は早速
岩手県と宮城県の地方新聞社について、再確認した。
新聞社の協力が不可欠だと思っているからだ。

具体的には、岩手日報と河北新報が対象なのだが
昨年、北海道の室蘭民報と青森の陸奥新報の取材を受け
記事にしてもらった経験から、記者の方との
いろいろな質疑応答を想定して、シナリオを考えていた。
有料広告ならいざ知らず、あくまでも記事にしてもらうのだから
それなりの内容を提示し、報道する価値があると
認識してもらう必要がある。

必然的に、頭の中では記者の方とのやりとりが妄想される。
想像でも予測でもなんでもいいが、私にとっては妄想だ。
なので、はたから見ると、一見ぼ〜っとしているように
見えるに違いないが、頭の中はフル回転なのだ。
別にいちいち釈明はしないし、そんなパートさんは
社内にいないので、その必要もない。

まあ、世の中は大体そんなもので
あらぬ誤解を受けて、人知れず涙があふれている人が
多いのではないかと想像している。

私はその点、非常に単細胞であり
何か、短編ストーリーのイメージが思い浮かび
情景を想像しながら書くうちに
自分自身がその展開に感動して、涙ぐむことしばしばだ。

涙は、内面の不純物や澱のようなものを
一緒に流し出してくれる、非常に有難い機能を持っているようだ。
by hirune-neko | 2011-08-11 13:13 | 現実的なお話し | Comments(4)
Commented by shi,shi at 2011-08-12 05:06 x
ゴーサインが出たと言うことはさい先良い吉報ですね、後はネコさんの
腕次第!!期待してます。

ドミンゴの声少し衰えましたね、でも偉大なる歌手です。
Commented by hirune-neko at 2011-08-12 10:55
shi,shiさん

そうですね。却下されなかったということで
嬉しく思っています。
今夏は、妄想力を働かせて
いい方向に持って行きたいと思っています。

何人か聴きましたが、やはりドミンゴが良かったです。
Commented by romarin at 2011-08-16 06:06 x
遅まきのコメントで申し訳ありません。
『大切なわが子』への道が開けた様子、おめでとうございます!

ところで、私はドミンゴが大好き!
彼が歌うのを聞くとわくわくします。
Commented by hirune-neko at 2011-08-16 13:12
romarinさん

有難うございます。
被災者向けの絵本は、スポンサー付きですので
わが社にとっても、重要案件であり
緻密な計画案を作成中です。夏休みはありません。

ドミンゴを聴くとわくわくされますか?
私もドミンゴが好きです。
言葉でうまく説明できませんが、
寛いで、安心して歌の世界に入れます。
私にとっては、パヴァロッティもカレーラスも
本人の「人間の地肌」が随所に出てしまって
ちょっと興ざめしています。
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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