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昼寝ネコの雑記帳

眼に見えない危機を予測するのは難しいが


*昼寝ネコのウエブ日記「おはこんばんちは」から一部転載

ここ数日のニュースで、
すでに把握していらっしゃると思いますが
中国で高速鉄道が追突事故を起こし、
たくさんの死傷者が出ました。

ある日本の鉄道会社は、中国の体質や対応を見て
技術の拠出を拒み、その意味では今回の事態を予測した
発言をしていました。
川崎重工は、将来の取引額増大を期待して
車両の引き渡しをしましたが、
ご存知のように、中国は日本やドイツの技術をベースに
自国が開発した新幹線技術だと主張し
諸外国に特許申請をしようとしています。
川崎重工は目先の多少の売上げを得たものの
技術を吸い取られ、下手をすると
今回の事故の原因を押しつけられる可能性もあります。

店先の七輪で炭をおこし、魚を焼いて売っていた時代、
リヤカーに野菜を積んで行商していた時代、であれば
多少のミスが重なっても、大事故になることは
ちょっと考えにくいのではないでしょうか。
でも、その頃と較べると、現代社会はまるでSF映画の世界のように
工業技術やIT技術が、飛躍的に発達しています。
そのような高度な技術をハンドリングするためには
そこで働く人、一人一人の高いモラリティを必要とします。
そうでないと、原発事故のように、瞬時に被害が拡大しかねない
大事故を招く可能性が高まっているのです。

中国の列車事故の処理をしている様子を、標題の
修正削除前に配信されたニュース画像で観ると
クレーン車で、車両を土中に埋める解体作業の途中で
その車両から、生存者か死者か分からないものの、
落下する人体の映像が映し出されたそうです。
その後、そのシーンはカットされたと伝えられています。
(掲出画像の50秒頃から、遺体とおぼしき人体を
 搬出するシーンが観られますし、2分56秒頃に
 車内から転げ落ちたのは遺体だと説明されています)

全世界の人たちが、日本人と同じ感覚やモラリティ、
衛生観念、信義を持って行動しているのではないということを
常に念頭に置かないと、思わぬ危機に巻き込まれてしまう
そんな時代になったようです。
いろいろな国には異なる人種が住み
異なる価値基準で動いているわけですから
安易に安心することができない、ということを
肝に銘じて、自分や自分の家族を守る意識を
持たなければいけないのではないでしょうか。
by hirune-neko | 2011-07-26 14:45 | 現実的なお話し | Comments(0)
<< 大きな変化の前兆を感じる最近だ... 迷いと葛藤のある生き方 >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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