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昼寝ネコの雑記帳

ささやかな企業メセナ活動の巻



歩いて2分のところに洋菓子屋さんがあることは
以前にも書いた記憶がある。
チェーン店ではなく独立店舗だ。
ああいう店は、貴重な存在だと思っている。
ある種の文化を維持しているわけで
その存続を多少なりともサポートするには
商品を買って協力するしかない。
で、ガトー・チョコラの小さなホールを買ってきた。
自分一人で全部食べてしまうと、さすがに顰蹙ものなので
同居の義母に、ジノリの白い皿に載せて1ピース進呈した。
義母を共犯者に引き込み、企業メセナ活動という
大義名分もあることだし、お咎めはないだろう。
・・・と思うが、甘い考えだろうか。

2月の下旬から、サイトのSEO対策を
外部の企業に委託している。
わが社のサイトへのアクセス数を増やすためだ。
「出産祝い」というキーワードで検索する人が
月間数万人存在するらしい。
だが、googleで検索しても、yahooで検索しても
上位300位どころか、もっともっと下位にも
見当たらない状況からスタートした。

2ヶ月ほど経って、30位台に顔を見せた。
おっ、いいぞ、その調子だ!と思ったものの
喜びも束の間。突然300位近くまでダウンしてしまった。
担当者に問い合わせるも、良くある一時的な現象だという。
一時的とはいうものの、もう一ヶ月以上続いているぞ。
でも、ジワジワ順位を上げて、今朝は235位だった
まるで株価を見ているように、一喜一憂している。

そうかと思うと、SEO対策など
まったく必要としないケースもあるものだ。
数日前に、意を決してログイン・パスワードを外した
「A Strophe Cat Club」(ア・ストロフィー・キャット・クラブ)
で検索してみたら、このブログ記事を含め
googleの第1位から6位まで独占。
yahooでは第1位から4位まで独占なのだ。
まあそりゃそうだろう。
つまり、世界中どこを探してもA Strophe Cat Clubという
名前のクラブは、他に存在しないので、逆にいうと
誰もこのクラブ名で検索をするわけがないのだから。
でもまあ、試しに「A Strophe Cat Club」で
検索してみていただきたい。

ところで、標題の曲は・・・しつこくて恐縮だが
ピアソラの「ブエノス・アイレスのマリア」で
歌われた「わたしはマリア」という曲だ。
以前、ギドン・クレメールが来日公演したことがあり
NHKで放送したという記録を目にしたが
日本語のテロップが流れているので
これはおそらく、その時の演奏なのだろうと思う。
ただ、目にした記録によると
この「わたしはマリア」という曲は
ギドン・クレメールが付け加えたそうなのだが
ピアソラの原曲には存在せず
クレメールが作曲したのかどうか
そのあたりの経緯までは判明していない。
いずれにしても、なかなか使える曲だなと思っている。

*追伸
 こんな記事を見つけました。
 来日公演が予定されていたんですね。
 中止になって残念でした。

[公演中止]
3/19[土]ピアソラ生誕90年記念「ブエノスアイレスのマリア」 2011/3/16 update
2011年3月19日[土]に、東京オペラシティコンサートホールで予定しておりました「ブエノスアイレスのマリア」公演(主催:東京オペラシティ文化財団)は、今回の地震における影響により、出演者のカティエ・ヴィケイラ(歌)ならびに、パブロ・シンヘル(語り)が急遽帰国したため、公演を中止することと致しました。
by hirune-neko | 2011-06-18 15:41 | 現実的なお話し | Comments(2)
Commented by romarin at 2011-06-23 20:35 x
以前、多分この演奏だと思いますが、図書館でCDを借りました。とても気に入って、コピーしたんですよ。歌もいいし、クレメールがいい。「私はマリア」はピアソラの曲ではないのですね?借りてきたときは例によって、何度も聞きました。^^
Commented by hirune-neko at 2011-06-23 23:13
romarinさん

ご無事にお帰りですか?
お疲れさまでした。
時差の影響は大丈夫でしょうか?

そうだったんですか、この演奏を?
たまたまイタリアで、全幕を舞台公演したのを
YouTubeで観たんですが、
やはりクレメールの手にかかると
音楽的な生命が吹き込まれるようですね。
それと女性歌手が何人も歌っていますが
この「フリア・センコ」って読むんでしょうか、
彼女の歌はとてもいいですね。
で、例の脚本の中に、主人公の女性が初めて恋をして
幸せな気持ちを舞いで表現するシーンがあるんですが
そこで使おうと決めています。
ストーリーは大体の流れが固まってきましたが
選曲を考えるのもまた、なかなか楽しいものです。
ピアソラが墓の中で顔をしかめているのが
想像されますが、知ったことか、です。
できあがりの作品を観たら、
涙とよだれを流して喜んでくれると思います。
あはは、とんだ思い上がりですが、お許しください。
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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