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昼寝ネコの雑記帳

ピアソラという名のジグソーパズル



María de Buenos Aires is a tango opera (tango operita) with music by Ástor Piazzolla. and libretto by Horacio Ferrer which premiered at the Sala Plata in Buenos Aires in May 1968.

スペイン語をどう発音するのか分からないが
どうやらÁstor Piazzollaはアストル・ピアソーヤのようだし
Horacio Ferrerはオラシオ・フェレールのようだ。
便利なもので、googleの翻訳サイトでは
原語での発音が聞けるので、とても助かる。

昨夜に続き、今日もMaría de Buenos Aires
「ブエノス・アイレスのマリヤ」を選んでみた。
調べてみたら、「ブエノス・アイレスのマリヤ」は
タンゴ・オペラというカテゴリーの作品であり
曲がピアソラで、脚本はフェレールが作っている。
1968年の5月にブエノス・アイレスのSala Plataで
初演となっているが、Sala Plataというのは
ブエノス・アイレスにあるオペラハウスのようだ。
従って、「ブエノス・アイレスのマリヤ」の中に
表題を持つ曲が何曲かあることに納得できた。

これも、ギドン・クレメールが演奏している。
昨日の記事にコメントして下さったshi,shiさんは
ヴァイオリニストであり、自身の演奏にピアソラの影響を
受けたと書いていらっしゃるし、またクレメールとも
共演する機会がおありになったようで
そのような話しを聞くと、なんとなくピアソラとの距離が
少しは縮まったような気が・・・勝手にしている。

私自身の非常に単純化された感性からすると
ピアソラの音楽には、心深くに染みこんだ
苦悩、諦観、達観、そして人間に対する
優しい眼差しが存在する。
これは、藤沢周平の時代小説にも共通しており
似た匂いを漂わせているように思えてならない。

私は、自分の直感と感性によってもたらされる
判断を尊重する方なので
時間をかけて、ピアソラの音楽と
藤沢周平の世界からにじみ出るエッセンスを
少しずつ探っていきたいと思っている。
別にゴールなど存在しないのだが
いつか、この両者が自分の中で融合した時に
それを、何か形にしたいと考えている。

長い年数をかけても、人生で何か没頭できるものを
持てるということは、至福であると思っている。
今日は、将棋の師匠の堀川修五段の
指導対局を受けた。
「先生、私は三段まで、まだかなり遠いですか?」
と尋ねたら
「いや、かなり近いですよ」
とおっしゃってくださった。
単純な私は、すっかり嬉しくなってしまい
ああ、ここにもひとつ人生の張り合いがあるなと
感謝の気落ちである。
それと、今朝宅急便が届き、包みを開いてみたら
血圧計が入っていた。
子どもたち4人それぞれが夫婦で
贈ってくれたとのことだ。
いやあ、本当に有難く思っている。
このブログを見に来るのは次男夫婦と
娘ぐらいのようだが、お礼を申し上げます。
どうも有難う。これで当分は健康で生きなくてはね。
by hirune-neko | 2011-06-15 23:26 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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