昼寝ネコの雑記帳

セント・バレンタインズ・デイ

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バレンタインデーの起源は、あるチョコレート会社の販売企画だそうですね。サン・ジョルディの日は、本をプレゼントする日だとか。これは確か日書連という書店さんの団体が仕掛けたはずです。

バレンタインデーの夜、私には嬉しいプレゼントが届きました。カトリ〜ヌ・笠井さんが10枚も私の画を描いてくれたのです。目下製作中の本のカテゴリーに合わせ、映画や音楽、読書、甘い食べ物などなど。線画のイラストもいいですが、やはりこちらの方が生命体のような感じがします。せっかくのお休みだったのに、徹夜までして描いてくださって、恐縮と感謝が入り交じっています。ありがとうございました。皆さんの親身な愛情によって、本当に昼寝ネコがこの世で認知されるのではないかという予感がしてきました。

そうそう、昼寝ネコについては、あまり触れていませんでしたね。最初は、昼寝好きのものぐさネコだと思っていました。たぶんそうなのだと今も思っているのですが、段々存在感が増すにつれ、私自身が昼寝ネコの生い立ちに興味を持つようになりました。

勿論、昼寝ネコは私の意識の中に棲息する、架空の存在として生まれました。でも、容姿や嗜好が徐々に明らかにされ、生い立ちも非現実のものから、段々実態が浮かび上がってくるようになったんです。ああ、そうだったんだ、という具合に、古きよき友人のような、ぼんやりとした、しかし信頼できる話し相手として存在感を増しているのです。

荒唐無稽と思われるかもしれませんが、昼寝ネコは確かに私に語りかけるのです。記憶が薄れてしまったずっと昔の時代のこと。何千キロも離れた遠い街に住んでいた頃の、飼い主のこと。ポツリポツリと、記憶を辿るように話しかけてくるのです。
そのお話を、活字にして・・・ときどき意味不明の外国語で話しかけてくるのですが・・・「超訳」で日本語に翻訳して、友人たちに伝えるのが私の使命のようにも思えるのです。

ある日突然やってきた昼寝ネコは、やはりある日、忽然と姿を消すかも知れません。でも、一緒にいる限りは、話し相手になってやろうと思っています。

それと、ときどき私と昼寝ネコの境界線がふっと薄れ、表現が曖昧になることがあるようですが、それはお許しいただきたいと思います。私と昼寝ネコの錯綜は、とりもなおさず、分離と合体という葛藤の繰り返しの証拠のようなものなのですから。
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# by hirune-neko | 2007-02-15 01:50 | 創作への道 | Comments(4)

難産だった作品の処女出版に期待

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創作活動を志す人の内面について考えてみたことがある。つい今しがたなのだが。

作家として表現活動をライフワークにしようとしている若い女性がいる。麻生圭さんといい、外資系ファンド会社の第一線でストレスと闘いながら、作家を目指してきた。大変な難産の末、もうじき作品が生まれようとしている。 いよいよ文壇に、処女作を引っさげてのデビューだ。

やや1年前から本格的に本書の創作活動に入ったが、発刊予定の少し前から体調を崩し、心配していた。でも、元気に復帰してもうじき校了だ。 長い道程だったと思うが激務の中、ストレスと闘って、よくも最後まで仕上げることができたものだと感心している。

麻生圭さんの編集担当者(中年男性)は、 彼女にとって最初の作品だというのに、情け容赦なく赤字チェックを入れ 、態度は穏やかなものの、辛辣に酷評したそうだ。恐らく、麻生さんは編集者に似たワラ人形を作って柱に打ち付けながら 、この作品を書き続けたに違いない。アイツめ〜、コンコチクショ〜と叫びながら、五寸釘に怨念を込めたと想像している。

原稿を読む機会があったが、主要な登場人物は三人。ミステリアスな魅力をもつ女性に、これまたミステリアスな雰囲気の画廊経営者。そして主人公は 若手の宝飾実業家だが、婚約者がいるにもかかわらず、そのミステリアスな女性の深い魅力に翻弄されて、不思議な体験を重ね、自分の内面に独自の女性理想像を 、特殊な方法で形成していく・・・という、非常に現代的なテーマだ。セクシャリティのメンタルなや側面、ビジネスの第一線で激務とストレスにさらされる人間のジェンダーの脆弱さを、ビジュアルに文章化した作品となっている。結末は、フランス流で、後味はフランソワ・トリュフォー監督の映画、といってもいいかもしれない。作品としては完結したが、三人の登場人物は、生き方として葛藤を引きずっており、完結していない。そんな余韻がエピローグとなっている。その余韻が、次なる作品の前奏曲となることを期待している。その意味で、非常に文学的な側面を持っている作品だと評価したい。

第1稿から読ませていただいたが、とても学習能力がある方で 、よくこの水準まで仕上げたなと、感服した。 非常に現代的なテーマなので、マスコミも話題にし、彼女の作家人生がよきスタートを切れるといいなと、心から願っている。

タイトルは「黒蝶」で、登場人物である ミステリアスな女性を象徴しているようだ。
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# by hirune-neko | 2007-02-14 02:58 | 創作への道 | Comments(2)

う〜ん、なかなかシックだな

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ブログのデザインや色調を、昼寝ネコ好みのシックなものにしてみました。なかなか居心地がいいものです。パリジェンヌは、黒やシックな色調を好むと聞いたことがありますが、別に高級品ではなくても、黒やダークグレーを着こなせる女性は素敵だと思います。・・・私の女性の好みなどどうでもいいですよね。失礼しました。

昨晩、近日刊行予定の「昼寝ネコの雑記帳」第15稿を出力してみました。いろいろ考えた末、1年間書きなぐった日記を、読んでいただきやすいようにカテゴリー別に並べ替え、日付を削除しました。見出しにも、カテゴリー・タイトルをつけて、ひと目でどんな内容か見渡せるようにしました。カテゴリーは、以下のとおりです。
  ・短編小説・創作落語
  ・映画、好きなんです
  ・音楽はマイフレンド
  ・本の世界
  ・世の中っていろいろだ
  ・生きるために仕事してます
  ・食べ物、とくに甘いもの
  ・日常生活、家族
  ・心の中のできごと
  ・おいら、昼寝ネコだぞい

お読みくださった方が、少しでも心の中で共鳴を感じてくださったら嬉しく思います。心は目に見えませんので、せめて心の存在を実感していただきたいのです。
共鳴や感動、感激、感謝が、心に影響を与えると思うのです。
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# by hirune-neko | 2007-02-13 00:25 | 創作への道 | Comments(2)

読み方によってニュアンスが違うのでは?

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「罪人」をどう読むだろうか。「ざいにん」か?それとも「つみびと」か?

「ざいにん」は、刑事事件を犯した人間で、「つみびと」は宗教的規律に反した人間ではないかと思う。別に辞書にそう書いてあるわけではない。ずっと昔は、罪を犯した人を責める群衆に向かって、「あなた方の内で、罪を犯したことのないものが石で打つがよい」という人がいた。

現代社会では、テレビレポーターが押しかけ、新聞や週刊誌が記事で煽る。大変な時代になったものだ。「自分に相手を責める資格があるだろうか」などど考えている暇がないのだと思う。視聴率を上げなくてはいけないし、販売部数を伸ばさなくてはいけない。相手の支持率にダメージを与え、政権交代の可能性を高めなくてはいけない・・・それぞれに事情がある。そしてその事情とやらは、結局なんらかの利害が根底にある。

弁解するのではないが、私は生身の弱い人間であり、思いにも行いにも不完全さがつきまとう。どれだけの数、反省してはまた同じことを繰り返しただろうか。でも、自分を再起不能なだめな人間だとは思わないようにしている。やりなおせるという可能性を信じて、実際に何度もチャレンジしている。
心ない人からの非難や叱責も甘受し、なるべく後退しないように・・・といえば聞こえはいいが、要するに居直っているだけなのかもしれない。居直って時間をかせぎ、じっとしているだけでも事態は好転するかもしれないのだから。諦めて放り投げることだけは、決してしないのが基本ポリシーだ。
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# by hirune-neko | 2007-02-12 03:39 | 心の中のできごと | Comments(4)

慌ただしい1月が終わりました

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1月が終わってしまいました。ほとんど仕事一色に塗りつぶされた一ヶ月だったように思います。「昼寝ネコの雑記帳」の編集作業は、のんびりと進めています。停滞はしていません。ただ、あれこれと展開を考え、さまざまな構想が頭を駆けめぐるものですから、見た目には停滞しているように見えるかもしれませんね。

不思議なことに、私の内部で「昼寝ネコ」が人格を持って実在するようになりつつあります。つまり、良き理解者としてお互いに意思を疎通させ、同じ思いや感情を共有できるようになってきたのです。私はいつもここにいますが、「昼寝ネコ」は、時間や空間を超越して移動し、自由な視点を持つことができます。

手許に3枚のCDがあります。約50人の小さな子どもたちの演奏を集めた「Music Message Gillock 1」と「Music Message Gillock 2」。知人からいただいたものです。そしてamazon.comに注文したBill Evansの「New Conversations」。カテゴリー的にはかけ離れているのですが、どちらも心地よく聴くことができます。久しぶりに、生活の中に音楽が戻ってきました。

私の中では、「昼寝ネコ」が好奇の視線で周囲を見回しています。友人たちの力を借りて、「昼寝ネコ」に命を吹き込むのは、もうじきです。
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# by hirune-neko | 2007-02-09 00:22 | 創作への道 | Comments(0)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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