昼寝ネコの雑記帳

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Pensées diverses de 63 années

Astor Piazzolla - Moderato Mistico
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Pensées diverses de 63 années


「63歳の雑感」をフランス語にgoogle自動翻訳してみた。

母方の祖父は38だったか39歳で、私の父は45歳で、
家内の父は63歳で他界している。
で、私は今日63歳の誕生日を迎えた。
早世の家系だという強迫観念を、ずっと持っていたので
改めて感慨深く、新しい自分の年齢を味わっている。

肉体は相応にヘタってきているし、視力も落ちた。
でもまだ、老人と呼ばれることには抵抗を感じる。
文章を書いていて、ときどき適語がすぐに出ないこともある。

これまでの人生で、一番の収穫は
自分の生きる最適なカテゴリーを見出せたこと。
金銭や地位・名誉で自分の信念を売り渡さない頑迷さが、
どうやら身についたこと。
使命感を感じて、将来に目標を設定できていること。
あんドーナツの誘惑に負けなくなったこと。
人間を見分け、内面を洞察する力が身についたこと。
ネコは顔を見ただけでも、ちゃんと
性別が分かるようになったこと。(嘘です)
ピアソラという得がたい隣人と知り合ったこと。
あらら、こんなに収穫があっていいのだろうかと思う。

考えてみたら、ずいぶん欲張った将来構想がある。

先刻、コロンビアのピアソラオタクである
福岡貞夫さんと、Facebookで対話した。
誕生祝いに、ピアソラとフェレールの協演動画を
投稿してくれた。私は一度トライしたものの、録音ミスで
お見せできなかったが、ブログに書き溜めた記事から
何編か選び、ピアソラの作品を背景に、
フェレールを真似てモノローグを上演してみたい。

自殺に誘われるほど希望を失い落胆している人に
名前を入れた励ましの絵本を届けてあげたい。
「大切なあなたへ」というタイトルだ。
11年間で「大切なわが子へ」という名入り絵本を
約3万部製作している。大人にも、名前の入った、
しかも自分自身を励ますメッセージ絵本が必要だと、
今でも確信を持ってそう考えている。

極めつけは、冗談めかして言っているに過ぎないが、
20年以内にノーベル文学賞を受賞することだ。
理由は何もないのだが、2013年はカナダの
81歳の女流短編作家が受賞したので、へえ、
高齢者でもありなんだ、と思っただけだ。

この歳になって、改めて「言葉の持つ力」を
実感している。心を閉じてしまった人の
重く固い扉の向こうに言葉を届けるのは
容易ではないだろう。
しかし、大いなる産みの苦しみを味わうだろうが
可能なことだと思う。
そう思えるのは、私自身が苦境のどん底で
ピアソラの作品に救われた経験を持っているからだろう。
改めて、ピアソラの世界と出会ったことに感謝したい。


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by hirune-neko | 2014-03-19 01:11 | 創作への道 | Comments(4)

北海道から届いた焼きイモ


Astor Piazzolla - Moderato


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北海道から届いた焼きイモ


北海道で独り暮らしをしている老母の作る赤飯は
知人の話によると絶品で、虎屋の赤飯を凌ぐという。
えっ!?虎屋って、羊羹だけでなく赤飯も作るのか。
知らなかった。

母の得意レシピは他にもいくつかあるように思う。
冬の間は、石油ストーブで暖をとるが、
そのストーブの上でじっくり焼き上げる
「焼きイモ」がなかなかだ。それと独自製法の「干しイモ」も。
多分、産地や種類にこだわっているせいもあるのだろう。

夕方を過ぎた頃、宅急便で母からの段ボール箱が届いた。
薄切りにした干しイモと、小ぶりの焼きイモその他。
なんだ、イモの話しかと思われるだろうが、
私には、少々不自由になった身体の母が、
体調と相談しながら、親不孝息子のために焼いてくれる
情景が目に浮かぶ。
昼間、久しぶりに会った知人から、被災地では今
自殺者が増えている、と聞いていたせいかもしれない。
昨晩、3.11のあの日から3年を迎え、土砂に半身埋まった
津波直後の息絶えた遺体の写真を見たせいかもしれない。
人間の生と死とを、無意識のうちに見つめ直している。

いつかは近所の方から電話が入り、母の死を知らされるだろう。
そんな日でも、このブログにまるでムルソーのように
「今、札幌から母の死を知らせる連絡があった」
と、平然と書けるのだろうか。多分、書けるだろうと思う。
70年安保闘争の時代から、不思議と何事にも
距離を感じるようになり、醒めて見ているように感じる。
現実社会に生きながらも、現実に対し疎遠な自分を感じている。

一方で、とても不思議な現象がある。
過去を振り返らず、将来のことも突き詰めて
考える人間ではないのだが、最近は予兆することが
多くなっているように思う。
つまり、これから起きるであろう情景が
脳内で見えることがときどきある。
単なる希望的な観測からなのかもしれないのだが。

人間の一生なんて、かくも不可思議であり
変容の行く先など、誰にも予測がつかない。
しかし、生き方が一定してくると、その延長線上の
ほのかに思えた幻影が、徐々に色彩豊かな姿を
現すのかもしれない。


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by hirune-neko | 2014-03-16 23:43 | 心の中のできごと | Comments(0)

ブラックベリーからの贈り物〜ピアソラとともに


El gordo triste Astor Piazzolla y Amelita Baltar


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ブラックベリーからの贈り物〜ピアソラとともに



携帯をブラックベリーからiPhoneに機種変更し
ようやく使い勝手が良くなってきた。
なのに、未練がましくブラックベリーを
処分する気になれず、使い途を考えていた。

ああそうだ。iTunesに保存している音楽を
ブラックベリー内に保存しているので、
iPodのように、音楽鑑賞専用に使えるではないか。
・・・というわけで、40分のウォーキングには、
イヤフォンを両耳に入れて、ピアソラの曲を
聞きながら、歩くことにした。
「101 Essential Piazzolla」というアルバムには
101曲も収録されており、1曲ずつ新しい
発見を伴って聴くことができる。
玉にキズなのは、途中から演奏曲と曲名の表示が
1曲ずつずれているため、うっかりすると曲名を
間違えて記憶してしまうことだ。

ピアソラの曲は圧倒的に2拍子が多いので、
まるで行進曲のテンポで、歩くパワーをもらえる。
それと、ゴジェネチェやバルタールだけでなく
比較的ヴォーカル曲が多いので、スペイン語の
単語が少しずつ耳に馴染んでくる。
つまり、タンゴを聴いて単語を覚えるという
シャレた図式があるのが発見だった。
スペイン語の勉強にはまったく踏み込めずにいるので
耳馴らしには丁度いいかもしれない。

ピアソラの曲想には、イメージを想起させる力があるので
ちょっとしたシーンが思い浮かぶ。
どの曲だったか憶えていないのだが・・・
小さな食料品店に、小さな男の手を引いた女がやってくる。
その日と次の日の食糧を買うのがやっとの生活で、
毎日朝から夜まで働きづめの女。
男の子は、そんな家計におかまいなく、棚に陳列された
お菓子を欲しがるが、女はきつく叱るだけ。
老境の男性店主は、黙って様子を見ていたが、
会計の時にそっとささやいた。
「もう賞味期限が切れそうだけど、2,3日は
大丈夫だから・・・捨てるのももったいないし」
そういうと、彼は男の子にクッキーの箱を手渡す。
実際には、まだ期限切れまで数ヶ月もあるのに。
何かが始まる予兆を感じさせるシーンだ。

いつも決まって、歩きながら考えごとをする。
仕事上の閃きもあれば、唐突に「感動的な情景」が
思い浮かぶときもある。ある意味では、
貴重なアトリエともいえるひとときだ。

ある時期は、迫り来る危機を想像しただけで
鬱々とした気持ちになり、緊張がほぐれることは
一瞬たりもなかった。行き止まりで先が見えない、
そんなときは音楽など受け付けないし、
想像力でイメージを展開することなどありえない。
あの頃から較べると、干からびた感性が蘇生し、
感情が腹の底から湧き上がってくるのを感じる。
最悪の状態で初めて聴いたロベルト・ゴジェネチェの歌う
Vuelvo al sur(南へ)にどれだけ勇気づけられたことか。
ピアソラとの衝撃的な出会いだった。

ブラックベリーのおかげで、さらにピアソラと
過ごす時間が長くなった。そんな時間を
感じられること自体が、至福の人生だと感謝の気持ちだ。
退役したブラックベリーからの、優しい贈り物だ。


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by hirune-neko | 2014-03-14 22:47 | 創作への道 | Comments(0)

自作自演というか自画自賛風に思え、自嘲気味だ

)
ROBERTO GOYENECHE - "Los Mareados"


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自作自演というか自画自賛風に思え、自嘲気味だ


ある種の静かな決心が湧き上がってきたようだ。

ところで、標題のLos Mareados(酔いどれ?)は
ギドン・クレメール&ピアソラのEl Tangoという
アルバムに収録されており、てっきりピアソラの
作品だとばかり思っていたのだが、違うようだ。
ピアソラはアレンジをしているが、調べたら
作曲はJuan Carlos Cobianらしい。
著名なタンゴ作曲家のようだが、誰それ?
この領域の作曲家には全く知識がないので
高場先生にでも教えを請わないと無理なようだ。
さらにいうと、クレメールのヴァイオリン演奏に較べ、
このロベルト・ゴジェネチェの歌唱を聴くと
全く別の曲のように感じる。
ゴジェネチェは、なかなか味わいがあって
良さを再認識している。

で、その「ある種の静かな決心」とは、
なんのことはないのだが、要するに
SEO対策をしっかり行い、個人顧客を取り込もうと
そういう決心をした、というだけの話しに過ぎない。
いくつかのキーワードで検索し、わが社のサイトが
果たしてどれぐらいの順位か調べてみた。
そのついでに、推奨されていたSEO対策会社、
約15社をざっと閲覧したら、「本社・北上市」という
地名が目に留まった。大概は東京や大阪なのだが
ん!北上とはまた気仙に近いところに、
SEOの達人が存在するとは思わなかった。
すぐに電話をしたところ、会社のサイトのURLを
送れというので送信した。すると今日の午前中に
かなり長いコメントのメールが送られてきた。
うん、この人はプロだなと納得できた。

そんな経緯で、まずはサイトへの集客率を高め、
個人注文を確保しようという実利的な動機で、
助言に従い、SEO対策になるブログを開設した。
その名も「絵本工房の風景」だ。
コメント欄の下部には自動的にFacebook、Tweet、
google+が表示されるので、昨日の初稿に対し
自ら「いいね」をクリックした。
で、今日はTweetのアカウントを持っていることを
思い出し、調べたらちゃんと「昼寝ネコ」で
登録していた。全く使用していないのだが
試したら、どうやら大丈夫そうだ。
まだgoogle+は、面倒くさくて手を付けていないが、
目一杯「自己主張」しようと静かな決心をし、
とりあえず、少しは目立とうと考え始めた次第だ。
今日の記事のタイトルは「これからの時代の絵本とは」
であり、昼寝ネコとしてずっと考えている絵本出版構想の
ほんの一部を主張してみた。

現実的には、ようやくMacにParalelles for Macを
インストールし、windoes環境を作ったばかり。
これからwindowsでなければ動かない、PDFへの
セキュリティ設定ソフトを開けるかどうかという局面だ。
4Dというデータベースソフトは、最新のバージョンを
購入し、今日ようやくアクティベートができた。
今流の電子絵本や、こだわりの贈答用絵本を制作するには
まだまだこれからだけれど、そういう技術的なことは
マスターするのは時間の問題だとしても、
こんな絵本、という漠然としたイメージを形にし、
世にデビューさせたいと、静かに燃えている。
アルコールは飲まないけれど、自分なりの構想に
すっかり心酔している正真正銘の「酔いどれ」
なのかもしれない。

・社内サイトに設置した「ブログ/絵本工房の風景」


・・・三日坊主に終わらないよう努力しますので、
どうぞ励ましてください。


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by hirune-neko | 2014-03-13 19:09 | 心の中のできごと | Comments(0)

Appleのティム・クックCEO激怒 物腰柔らかな氏がなぜ?


Falsa Baiana - Paulinho Moska


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Appleのティム・クックCEO激怒 物腰柔らかな氏がなぜ?


この見出しを見た瞬間、うげっ!っと思ってしまいました。

「日本の昼寝ネコなる人物が、ブログでiPhoneのことを
スティーブ・ジョブズの偉業であると大絶賛したのに、
その数日後には、ドコモに返品を申し出たとか、
偉大なるジョブズに対し、夢に謝罪に出てこいとか、
いいたい放題である・・・実際には自分の
メールアカウント設定方法が間違っていたのに。」


てっきりそうなのかと思いました。
でも別の理由だったので安心しました。

済みません。
実はまことに激怒されても仕方のない状況なんです。
受信設定の直前にIMAPかPOPの選択ボタンがあるのを
うっかり見落として、すべてをIMAPで設定して
しまったのが原因でした。執念深く週明けの今日、
何度目かのサポートをお願いして、発見しました。
こんな基本的なことを見落としていたなんて、
本当にお恥ずかしい次第です。今ではもうしっかりと
受信メール数が表示され、未読メールにも青い
明示されています。これでようやく自分本来の仕事に
打ち込むことができます。

ドコモ、アップル、さくら、ソネット各社の、
サポート担当者、そして何よりも
偉大なるアップル創業者であらせられる
スティーブ・ジョブズの各氏に心より
お詫び申し上げます。
ここに謹んでお詫び記事を掲載する次第です。

でも、もし設定を間違えずにすんなり終えていたら、
当初の予定通り、仕事専用のアップルIDを取得し、
スタッフと共有する方向に突っ走ったと思います。
でも、このメール設定騒ぎのおかげで方針を変更し、
まずは共有メーリングリストを稼働させるようになり、
さらには会社のサイトに仕事専用のフォーラムを
設置することになりました。あとはドロップボックスに
専用の共有フォルダを作ってしまえば、比較的簡便な
情報共有機能ができあがりそうです。
この方が良かったなと思っています。

で、別れを惜しんだブラックベリーは、回線契約なしでも
WIFI環境でブラウザを作動させられることが分かりました。
つまり、インターネット閲覧と音楽再生ができるんです。
スマートフォン2台を収納してマジックテープで
ベルトにしっかり固定できるケースも見つけましたので
今では古女房と新女房とが、変則的に同居するという
まあある意味ではめでたしめでたしの、奇妙な結末となりました。

かくしてあとは、次の課題に向かって突き進むだけです。
マックOS内にウィンドウズ環境を作り、
PDF版の電子書籍に様々なセキュリティ設定を行う、
という厄介そうな作業です。とにかくその
セキュリティソフトはウィンドウズでしか動かないので
やれやれの生活が、まだしばらくは続きそうです。
早世を予感していたにもかかわらず、今月でとうとう63歳になります。
明らかに文化系頭脳の、63歳の私が取り組むような仕事ではない、
そう思いますが、でもうまくできた時の達成感も
なかなか捨てがたいものです。


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by hirune-neko | 2014-03-03 19:28 | 現実的なお話し | Comments(0)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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